2018新型トレーサー900GTの新旧比較インプレッション
スポーティなアドベンチャーモデルとして定評あるMT-09トレーサーが、’18年型で「トレーサー900」にリニューアル。外装の刷新、ロングスイングアーム採用のほか、上級版の「GT」を追加した。早速’17モデルと比較試乗
【YAMAHA TRACER900GT ABS 2018年型国内仕様 価格:119万8800円 色:灰、黒、艶消し青】’18年型で名称を変更し、新形状のスクリーンとハンドルを採用。外装は全て新作で、デザインがより洗練された。さらに軸間距離を60mm延長している。新登場のGTは、フル調整式のFフォークのほか、オートクルーズやクイックシフターを与えた。写真のパニアケースはオプションだ。 【YAMAHA MT-09TRACER ABS 2017年型国内仕様 価格:106万9200円】MT-09をベースに、FIセッティングの変更やアップハンドル&スクリーンなどで快適性をアップ。国内には’15年2月に登場した。
【ワインディング】FJRより気楽&機敏な快適ツアラーの誕生だ!
新型はスポーツ性はそのままに、旅の快適性を高めることを狙った。外装は、前後ライトユニット以外は全て新作。合わせ目がキレイにつながるよう構成が見直され、よりモダンなイメージに。エンジンやフレームなどの基本構成は従来型を踏襲するが、スイングアームはトレーサー用の新作。車重は従来型からSTDが4㎏増、GTは5㎏増となる。 ライディングポジションは上体がほぼ直立し、相変わらずラク。ハンドル幅は従来型と比べ約100mm減となり、絞りが少ないので腕に余裕がある。シート高は2段階調整式。上げた状態での新型は、旧型よりかかとが浮くものの、シッカリ両足が接地するので安心。 新型は下部の幅が広がり、上端が若干湾曲した形状に。調整も実に簡単。旧型はメーター下にある左右のノブを両手で操作する必要があったが、新型はメーター上のノブを片手でつまんで上下させるだけで調整可能。走行中でも簡単に操作できる。調整幅も+5mmとなった。 GTは新たにフルカラーTFT液晶を投入。YZF-R1と同様だが、燃料計を追加するなど表示内容は異なる。さらにメニュー画面でメンテ時期、背景色(白/黒)、表示項目などを変更可能。新型STDは、従来と同じモノクロの角型2連メーターだ。
【インタビュー】「リヤアームは様々な長さをテストし、最適な走りを探りました」
今回は、従来型で好評だった機敏なハンドリングをキープしたまま、より安定感や高速走行時の安心感を目指しました。通常はホイールベースを伸ばすとハンドリングが鈍くなりますが、30、60、90㎜と様々なリヤアーム長をテストし、最適な特性を探っています。ちなみに、私は長年FJRを担当していたので、GTの快適装備に関しては、その経験も活きています。走りに関しては、サスセッティングを含め、GTとSTDで違いはありませんが、GTはサスの調整項目が多く、簡単だったりなどの差はあります。GTの価格は私も驚いたほどで、非常にお買い得だと思いますよ。 ※トレーサー900GT プロジェクトリーダー ヤマハ発動機 吉田貴幸氏
トレーサー900GT(新)■全長2160 全幅850 全高1375 シート高850/865 軸距1500(各mm) 車重215㎏(装備)■水冷4スト並列3気筒845㏄ 最高出力116㎰/10000rpm 最大トルク8.9㎏-m/8500rpm 燃料タンク容量18ℓ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17
MT-09トレーサー(旧)■全長2160 全幅950 全高1345 シート高845/860 軸距1440(各mm) 車重210㎏(装備)■水冷4スト並列3気筒845㏄ 最高出力116㎰/10000rpm 最大トルク8.9㎏-m/8500rpm 燃料タンク容量18L■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17
この記事を書いた人/メディアヤングマシン編集部
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