天壇大仏/寶蓮寺
天壇大仏/寶蓮寺。世界最大クラスの屋外大仏として有名なランタオ島の大仏と香港最大規模の禅寺への旅。ゴンピン360のケーブルカーに乗って行ってみよう!
世界最大クラスの屋外大仏として有名なランタオ島の大仏と香港最大規模の禅寺への旅。ゴンピン360のケーブルカーに乗って行ってみよう!
昂坪360に乗ってみよう 最初はまだターミナルの中なのでゆっくりと動いていますが、外に出た瞬間、下が見えなくなって思わず恐怖に声を上げてしまったナビ。■昂坪360豆知識 昂坪360は全長5.7キロ、終点の昂坪駅まで約25分の空の旅です。車両はヨーロッパアルプスのケーブルカーと同じタイプを使い、全部で112車両あります。1時間に最大3,500人を乗せることができるそうですよ。スタートから終点の昂坪駅の間に8つの鉄塔があり、そのうち5本は公園の中にあります。鉄塔と鉄塔の距離が比較的長いため、大型のケーブルカーを使用することができるそうです。ケーブルカーの内部に座席は10席あり、車椅子用のスペースも用意されています。案内によると一つのケーブルカーの定員は17人。エアコンはありませんが、窓の上部を開けることができるため、運行中は外から強風が入ってきて、夏でも寒いくらいです。 ケーブルカーの建設は2004年2月にスタートしました。現場は郊外の公園内にあるため、香港の法律でトラックなどの車両で乗り入れることが禁じられていたそうです。資材を現場まで運ぶためにカナダから6頭のロバを取り寄せ、資材運びに使用しました。完成した後、4頭はカナダに戻りましたが、残りの2頭は現在香港の嘉道理農場にいるそうです。
昂坪市集また、マルチプログラムとして「與佛同行(Walking with Buddha)」と「靈猴影院(Monkey’s Tale Theater)」を含む3つのアトラクションがあります。昂坪市集については、また別途記事にまとめますね。
天壇大佛スペースシャトルからでもよく見える地球上の建築物といえば、万里長城。飛行機で香港上空からよく見えるものといえば、ランタオ島中西部、標高520メートルにある昂坪高原、木魚峰の上に鎮座する天壇大仏!?奈良東大寺の慮遮那仏と鎌倉長谷高徳院の阿弥陀仏も有名ですが、天壇大仏は世界で2番目に大きい屋外にあるブロンズの大仏なのだそうです。旅行誌National Geographic Travelerでもおすすめの観光スポットとして紹介されたことがあります。
■大仏のデザイン天壇大仏は世界的に有名なハイテク企業、中国航天科技部によりデザイン、製作されました。1989年12月2日に完成しましたが、その後周辺の整備等に時間がかかり、開眼供養をしたのは1993年12月29日です。大仏は202枚の銅片で組み立てられ(体160枚、蓮華座36枚、雲頭6枚)、高さは台座を含めると約34メートル、重さは約202トンです。
■大仏の中に入ってみよう 入り口では精進料理の食券やスナック券を買うことができます。食事やスナックは寶蓮寺の食堂で取ることになります。またこの食券で大仏の中の展示室2,3階に無料で入ることができます。さて行ってみましょう!と言っても、下から台座まで268段もあるので、ゆっくり登りましょう。
■大仏の顔とその姿大仏の顔は龍門石窟の盧遮那仏、衣紋は敦煌石窟の釈迦牟尼像を参考にして作られました。顔は満月のように優しく、肩にまで届きそうな長い耳たぶが特徴的です。おでこは広く、眉が三日月のような滑らかな曲線を描いています。また胸には卍マークがついています。重さ5トンの顔に2000グラムの黄金を使用しているため、顔は太陽の光を受けて輝いてみえます。穏やかな大仏の顔を見ていると、嫌なこともストレスも飛んでいくような不思議な気持ちになりますね。
■大仏の座り方天壇大仏の座り方は、「全跏」または「正跏」と呼ばれます。伝説によると、釈迦様が菩提樹の下で修行し、悟った時の座り方だそうです。
■大仏の印相大仏の右手の手印「施無畏印」と呼ばれ、恐れなくてもよいという相手を励ます意味があると言われています。左手は足の上に載せ、手の平を仰向けに、指がやや曲がっている「予願印」と呼ばれます。皆を迎え入れるという意味だそうです。
■大仏の向きこの天壇大仏では、晴天の日のそれも朝でないと顔がきれいに見えないと言われています。実はちゃんと理由があるんですよ。ほとんどのお寺や仏像の向きは北を背に南向きになっているのが普通なのですが、天壇大仏はその逆で、北方向つまり北京に向いて座っているのです。なぜなのか?有名な風水師からアドバイスを受けて北を向いているという説もありますが、本当は「面向祖国、面向母親(祖国へ、母親へ)」を意味しているのです。
寶蓮寺■昂平八景寶蓮寺が完成した頃は、規模も小さな無名の寺でしたが、この数十年の間に経営難など様々な問題を乗り越え、今では香港で一番壮麗な禅寺になりました。宮殿風の大雄寶殿と気迫が伝わってくる天王大殿などがその特徴です。また精進料理も有名で、短期間の修業体験コースもあり、宿泊施設を提供するなど、寶蓮寺の規模はどんどん拡大していき、中国はもちろん、東南アジア、アメリカそしてヨーロッパまでその名は知られるようになりました。昂平高原は天然の山勢や自然に恵まれ、昔からこの周辺の景観には、「鳳凰觀日」、「雲霧茶場」、「蓮花石景」、「環山塔景」、「鼓響大石」、「魚山夕照」などの美しい名前がつけられています。そして今、「寶蓮寺」と「天壇大佛」をこれら六景と合わせて、「昂平八景」と呼ばれています。
■寺院建築群の中にある「森林」景色 前庭に入るとまずは紫荊園(香港特別行政区の花)が見えます。「寺は香港にあり」という意味だそうです。この前庭は小さいながらも寺のちょうど真ん中に位置し、各殿につながる大切なナビゲーター的存在です。次は雄寶殿の前庭にある樹齢100年の榕樹(ガジュマル)が10本植えられ、その横には高さの異なる盆栽で前庭を分けています。萬佛殿の前庭にも数10本、樹齢30~100年のキンモクセイを植え、様々な種類の蘭も咲き乱れ、芳しい花の香りがいつも漂っています。最後に広大な後庭には、寶蓮寺初代と二代目の主管のお墓があるほか、銀杏も沢山植えられ、秋になると黄金色に染まります。そのほか桔、柚、パパイヤ、桃、ライチ、マンゴ、龍眼などの果樹がたくさん植えられ、寶蓮寺の園林は「花果滿寺,蘭桂飄香」と呼ばれています。
■寶蓮池景觀現在の寶蓮池は聿馱殿の左側にあり、直径約6.1メートル、真中に蓮の花弁の形をした噴水があり、飛んだ水が水面に落ちた時に波紋が起きたり、消えたりを繰り返すことで、人生の諸行無常を表現しています。寶蓮寺の規模からするとこの池はちょっと狭くて窮屈な感じがするということで、舍利子入りの蓮の形をした「七寶蓮池」を作ろうという企画があるそうです。この「七寶蓮池」ができれば「昂平八景」が「昂平九景」となり昂平に訪れる観光客はもっと増えるでしょう。以上、香港ナビがお伝えいたしました。
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