奥の細道 朗読
奥の細道 朗読

奥の細道 朗読

松尾芭蕉『奥の細道』より「越後路」です。「奥の細道」の旅もいよいよ後半。北陸道に入ります。「荒海や佐渡によこたふ天河」…雄大な句です。

■酒田の余波 なごり。芭蕉は象潟からいったん酒田に引き返し、6月18日から25日まで滞在した。 ■北陸道 ほくろくどう。若狭・越前・加賀・能登、越中、越後、佐渡の七カ国を通る街道。 ■遙々のおもひ はるかな道のりがこれから待ち構えているという大変な思い。 ■加賀の府 加賀城下町金沢。 ■鼠の関 出羽と越中の国境にあった。奥羽三関の一つ。古くは念珠の関。ほかは白河関・勿来関。現在は山形県西田川郡温海町内。 ■越中の国一ぶりの関 越後・越中の国境で実は越後側にある。越中とあるのは芭蕉の誤りか意図的な改変か。現新潟県西頸城郡青海町市振。 ■此間九日 「此間」をどことどこの間とするかで諸説あり。鼠の関~一振の関は実際は十四日。 ■暑湿の労 暑さや雨の心労。 ■病おこりて 『曾良旅日記』には病の記述は無い。 ■「文月や…」 直江津での句。 ■「荒海や…」 出雲崎で着想を得て直江津でまとめた句。

解説

「おおすごいなあ」 「白秋先生、新潟の海を、詩につくってくれますか」 「うん。やってみよう。考えてみよう」

海は荒海、 向うは佐渡よ、 すずめ啼け啼け、もう日はくれた。 みんな呼べ呼べ、お星さま出たぞ。

暮れりや、砂山、 汐鳴りばかり、 すずめちりぢり、また風荒れる。 みんなちりぢり、もう誰も見えぬ。

かへろかへろよ、 茱萸(ぐみ)原わけて、 すずめさよなら、さよなら、あした。 海よさよなら、さよなら、あした。

朗読・訳・解説:左大臣光永

百人一首 全首・全歌人 徹底解説 百人一首のすべての歌を、歌の解説はもちろん、歌人の人物・歌人同士の人間関係・歴史的背景など、さまざまな角度から解説しました。単に「覚える」ということを越えて、深く立体的な知識が身に付きます。

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