渓流釣りの仕掛けの作り方は?竿やエサまで、仕掛けの極意をご紹介!
雄大な自然や景色を楽しみ、四季折々の山の匂いを感じ日常を忘れる。そんな渓流釣りを始めてみませんか?ここでは渓流釣りのターゲット、シーズン、竿の選定、仕掛けの作り方や各結束の仕方、エサの付け方まで仕掛けを図を交えて丁寧に説明させていただきます。
『3月上旬頃~』 ・各地で禁漁が解禁となります。雪解け水で河川の水はまだ冷たく、暖かい日は急な増水に注意が必要です。 『4月上旬頃~』 ・少しずつ水生昆虫などのベイト(魚のエサ)も増えてきます。また河川の水温も 上がってきておりこの頃より釣行する人が多いです。 『5月上旬頃~』 ・渓流釣りにおいてベストシーズンです。水生昆虫の数もピークを迎え、 魚の活性もよく一番釣れる時期です。 気候も安定しており初めて渓流釣りを始められるのであればこの頃が一番オススメです。 『6月上旬頃~7月上旬頃』 ・梅雨入りすると雨が増え釣行にはあまり向きませんが、実は雨上がり後は良く釣れます。 河川の上流部では、降雨後水位の上昇が早いので周囲の状況を注意深く見て釣りをして下さい。
【2】.渓流釣りのシーズン 『初夏から秋』
『7月中旬~9月上旬まで』 ・この時期より暑い日などはあまり釣れません。朝マヅメや夕マヅメや降雨後、又は日が照らない 日陰などポイントを絞る事が釣果に結びつきます。 また熱中症などに十分注意し、こまめに水分補給を取りましょう。
3.渓流釣りの仕掛け(道具)
様々な種類があり、迷う事が多々あると思います。また地域によって違いがあるのでここでは 基本的な種類と知識、仕掛けをご紹介します。 最寄の釣具屋さんで、現地に適した道具を見立ててもらうのがベターです。
【1】.渓流釣りの仕掛け 竿
大きく分けて支流(渓流)タイプと本流タイプの2種類あります。 両者は長さが違います。 ここでは支流(渓流)タイプのみの説明をさせていただきます。 竿には、どんな釣竿でも(ルアーやエサ、渓流や海などジャンルを問わず)調子があります。 釣竿は竿が全体的に柔いと感度が下がり、魚が掛かった時の柔軟さ(操作性)は上がります。逆に硬いと感度は上がりますが操作性が下がります。(魚を弾くので取り込み中ばれたりする) このバランスは竿を選定する基準でもあり、好みは人によって分かれます。 初めは柔い物の方がオススメです。慣れてくると魚が触ったのも分かるぐらい硬い物で積極的に掛けて行くと面白いです。(攻めの釣り) この柔さの始点が先端にあるものが先調子(竿先だけ柔い)、竿の下の方にあるものを胴調子といいます。(竿が全体的に柔い)。真ん中より柔いものを中調子といいます。
ダイワ|へら竿 鯉竿 葉隠 硬調 18 釣り竿
ここで『硬調』や、『超硬調』などの用語の説明をします。 『硬中硬』 細いハリス(針に結ぶ糸)や軽い仕掛けに向いています。魚の喰いが渋いときなどに使用すると効果があります。 『硬調』 最初の一本としては硬調をオススメします。パワーがあるので大きな魚でも不安感はあまりありません。 強引なやり取りや、振込みでも大丈夫です。先調子な為、魚に優先権は取らせません。 『超硬』 竿全体に張りがあり、大きなオモリの振り出し等に向いています。大型の魚でも強引なやり取りをしても びくともしませんが、魚の食い込み自体はあまり良くないと思います。
【2】.渓流釣りの仕掛け 糸
天井糸と、道糸の2種類があります。 天井糸は、道糸より1~2サイズ大きくするのが一般的です。 先端の絡み防止としてして使用しますが、付けなくても釣果に差はないです。 通常、糸の総長は竿の長さに合わせるのが一般的ですが、始めたばかりの頃はそれより 0.5~1m程短くすると的確に振込みが出来ます。 結び方の作り方については後で説明します。
天井糸は、ヨリがつかず、竿切れがいいものを選ぶとよいです。 また、長さを自在に変えられるものもありますのでそちらを使うと大変便利です。 サイズは0.6号~0.8号で1~2mのものが一般的です。 天井糸を使用するのは主に竿が長尺の時(本流域に行く時の仕掛け)です。これは竿の全長が長くなるので、仕掛けの全長も長くなるため絡みやすくなるためです。 竿との結び方は8の字チチワなどで結びます。 結び方については、後述します。
ユニチカ|ライン スタークU2渓流 30m 0.6号
ラインが細くなる程エサが自然に漂うため喰いがいいです。ただ細すぎると糸切れが多発し強引なやり取りをすると切れてしまいます。初めの内は0.4~0.7号辺りが無難です。 天井糸を使用しない場合竿先に8の字チチワ結びで結びます。 結び方は後述の天井糸の結び方と同様です。
【3】.渓流釣りの仕掛け 釣り針
実は重要な針。ここでは針を選ぶ要点を説明します。 魚種や使うエサ毎に種類があり、何を使うのか迷うと思いますが 一つに絞らず、色々な種類を購入する事をオススメします。 針とハリスのセットを購入する場合は(針と糸の結び方が苦手だという方は)は0.3~0.7号辺りを購入してください。針のサイズやシャンク(針の曲がり角度)の形状が違うので今使っているものはどんなものなのか?を良く整理してください。
最初にこれをもっておくと便利です。針の結び方については後述しますが穴がついているものに関しては 喰いが多少変わりますが結束が簡単な為、慣れない最初の内は重宝します。 慣れて来たら穴なしのタイプを使うと違いが実感出来ると思います。
がまかつ| 糸付 イクラスペシャル フック 45cm 7-0.4 釣り針
イクラ用です。これは糸と針が最初から結束されています。(針と糸の結び方を知らなくてもすぐに使える) 7-0.4の意味は針のサイズが7番でライン(釣り針に結ばれている糸『ハリス』)が0.4号です。 通常は道糸よりハリスの方を小さくします。 ハリスは号数が上がれば太くなります。 針は番数が増えれば太くなります。
【4】.渓流釣りの仕掛け オモリ
オモリの種類も豊富ですが渓流釣りで使うのは‘ガン玉‘や’ワリビシ’です。ガン玉も重さの違うセットがあります。 又、ガン玉やワリビシ(オモリ)の性質上ラインが傷ついてしまいますが、それを防止するゴムを内部に張ったガン玉などもありますので そちらを持っているとライン切れも防止できます。 オモリは糸の太さとのバランスもあるので必ずBとか、かならず2Bとかの固定概念は持たないで下さい。 底が取れないから(底の石にオモリがコツコツ当たる感覚)といってオモリを重くしていくのも一つの手ですが、初めは底が取れない原因の多くは糸の張り方にあります。 また狙う魚によってもオモリの重さを変えます。 例えば、アマゴを狙うようであればアマゴは底の方に生息している事が多いので重めのオモリで狙うなど。 この時にも重くしすぎると、エサが自然に流れて行かず、魚に違和感を与え釣果が下がります。 このあたりの選定も渓流釣りにおいては、難しく感じる所でもあり楽しく感じる所でもあります。 その日の状況によってオモリの選定が決まりますので、色々な重さがセットされたオモリを購入する事を勧めます。
ヤマワ産業 ゴム張ガン玉 スタートセット ノーマル
通常はBから4Bまで使います。慣れるまで3Bを使う事を推奨します。最初の内は軽くなりすぎると振込みがしっくりこないと思います。風の強い日などは、オモリを複数個使用します。 例えば3Bを使用していて、風が強かったり、川の流れが速すぎたり、深場を狙うときなどはG3などを付けて調整していきます。 それでも足りない場合はG2などを付けたり、感覚で調整します。 釣りが上手い人はこの辺りの調整がシビアです。
【5】.渓流釣りの仕掛け 目印
がまかつ|仕掛け ワ スリムダブルMIX 渓流 4組 AW108 0.8 43985
強いて言えば見えやすい物を選ぶと良いです。 ただの毛糸でやる人もいますが、水切れがいいものがいいです。 筆者は仕掛けを作る際に、毛糸(100均)の物を使用しています。その糸に撥水性のあるスプレーを吹いて 使用しています。匂いで釣果が下がると言われた事がありますが、違いは感じません。 下に専用の撥水スプレーを紹介します。
【6】.渓流釣りの仕掛け 撥水スプレー
4.渓流釣りの仕掛け 仕掛けの作り方
渓流釣りと言えばこの仕掛けと言われる程代表的な仕掛けです。 ミャク釣りという仕掛けです。 ガン玉を打つ位置は針から30cm程上が代表的です。仕掛けの全長はロッドの長さよりも 30~50cm程短くすると振り出しがしやすいです。
POINT①について(竿と天井糸の作り方) 結び方は八の字のチチワ結びで結束します。 POINT②について(目印とラインの作り方) 目印はトンボ結びで結びます。位置は目測で水深に合わせて行きます。 POINT③について(針とラインの作り方) 針は外掛け結びで結びます。 分からない場合は以下YOUTUBEを参考にして下さい。
【1】.渓流釣りの仕掛け 動画で学ぶ結び方
5.渓流釣りの仕掛け エサについて
購入して持っていける代表的なエサです。 針先を隠すように2~3個針に刺します。 付けれるだけ付けても釣果にはつながりません。
こちらから現地で調達する代表的なエサです。 お尻から刺してわき腹辺りを貫通させます。 採取方法としては、川の底の石にへばりついていますので そっと近づいて採取して下さい。逃げたときは大抵は石の裏にいます。
こちらも現地調達出来ます。 背中(一番太い所)にチョン掛けして使用します。 川底にこちらもいますが素手では採取が少し難しいので川下の方に網を置いて 石を持ち上げたり、足で踏み鳴らしたりしていると網に入ります。
一番釣れるし状況を問わないので必ず手に入れたいエサです。 頭から刺して針先を、ほんの少しだけだすといいでしょう。 基本的にどこにでも石の下などを探ると見つけられます。 採取の容易さと釣果を見ると一番いいと思います。 ミミズの使用の有無が極意でもあり、雨上がり時に使用すると 効果を感じられます。
6.渓流釣りの仕掛け その他にあると便利な道具
川の中に入ったり、移動の時もあると便利です。 なくても出来ない事はありませんが、渓流釣りをする上で必ず欲しくなると思います。 安全に釣行する為には、購入する事を推奨します。
7.渓流釣りで取った魚の調理の仕方
アマゴの内臓処理方法 ヤマメの内臓処理方法 開いて捌く場合 アマゴ、ヤマメの塩焼きの作り方アマゴ、ヤマメの塩焼きの作り方。 アマゴもヤマメも作り方は共通です。 さっと塩を振ってグリルで焼くだけです。 写真のように、箸にさして塩焼きにすると一層風情があっておいしく感じると思います。 この調理の手軽さ故筆者はほとんど塩焼きにして食べます。
アマゴ、ヤマメのから揚げの作り方おいしいヤマメ、アマゴのから揚げの作り方 開いた形で捌きます。この時に頭を付けないほうがおいしいです。(好きずきありますが・・・) 少量の塩をまぶして、こしょうを微量ふります。 片栗粉をまぶして、余計な片栗粉は叩いて落とします。 やや低めの温度で揚げ始めたほうがおいしくできます。 中までちゃんと揚がったらお皿に移して完成です。
最後に
以上で基本的な道具や知識が揃いました。後は実際に現地に行って試行錯誤して下さい。 釣れる時も、釣れない時も楽しむのが釣り人です。 ゆったりと構えて釣れない時も景色を楽しみ、静かな非日常を堪能して下さい。 YOUTUBEも参考になります。色々と悩んだら見て勉強して、また釣りに行ってと 楽しい渓流釣りライフを満喫して下さいね。