【コモンモードチョーク】役割・等価回路・損失・飽和計算などを解説!
コモンモードチョークとは、コモンモード電流(同位相の電流。上図の青色の電流)をカットし、ノーマルモード電流(逆位相の電流。上図の赤色の電流)はカットせずにそのまま通す素子です。その結果、放射ノイズの発生源であるコモンモードノイズを除去することができます。
例えば、1つの巻線分の漏れインダクタンスL E [uH]が60uH、その巻線に流れる電流のピーク値I PEAKMAX [A]が6[A]、コアの断面積S[mm 2 ]が25mm^2、片側の巻数N[Turns]が60[Turns]の場合、磁束密度B[mT]は \begin B[T]=\frac=240[mT] \end となります。この磁束密度B[mT]に対して、余裕のあるコアを選定する必要があります。
先ほど求めた式よりコアの断面積Sを大きくすることで磁束密度Bを下げることができます。また、巻数Nを下げることでも磁束密度Bを小さくすることができます(先ほど求めた式の分母に巻数Nがあるので、巻数Nを下げることで磁束密度Bが上がるように見えますが、漏れインダクタンスL E は巻数Nの二乗で低下するので、総合的にみて、磁束密度Bを小さくなります)。
コモンモードチョークのキャンセル巻きとバイファイラ巻きについて
コモンモードチョークには キャンセル巻き と バイファイラ巻き があります。キャンセル巻きは2本の導線を別々に巻く巻き方であり、バイファイラ巻きは2本の導線を平行に巻く方法です。キャンセル巻きは分割巻きとも呼ばれています。
まとめ
- そもそもコモンモードチョークとは?
- コモンモードチョークの働きと等価回路
- コモンモードチョークの使用箇所
- コモンモードチョークの損失の計算方法
- コモンモードチョークの漏れインダクタンスと相互インダクタンス
- コモンモードチョークの飽和計算
- コモンモードチョークのキャンセル巻きとバイファイラ巻き
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