クラシック作編曲家 田丸和弥の実践・実体験・実験・音楽日記
チャイコフスキーの傑作ピアノ曲集《四季》より、11月『舟歌』を徹底アナリーゼ! 「スラブの哀愁」を表現するためのフレージングや和声配置の分析から、多くの学習者が混乱する「中間部の拍子のズレ」の正体まで、作編曲家の視点で詳しく解説します。 なぜ拍子通りに聞こえないのか? 左手のシンコペーションに隠されたチャイコフスキーの意図とは? 仕組みを理解することで、迷いのない、確信を持った演奏へと導きます。筆者の実体験に基づいた、ピアノ試験での「自由曲の選び方」といった意外なアドバイスも必見です。
千葉県鴨川市出身の作編曲家が自身の吹奏楽やオーケストラでの経験と考察、検証をもとにかゆいところに手が届く記事を提供いたします。作編曲家、演奏家、音楽愛好家さん向けですがコラム記事も!サイトでは一部記事でアフィリエイトプログラム、およびAmazonアソシエイトを利用して商品を紹介しています。また、Google Adsenseを用いた広告収入を得ています。
トップ > ピアノ曲解析 > チャイコフスキー「四季」より「6月舟歌」 楽曲解析チャイコフスキー「四季」より「6月舟歌」 楽曲解析
チャイコフスキーの傑作ピアノ曲集《四季》より、11月『舟歌』を徹底アナリーゼ! 「スラブの哀愁」を表現するためのフレージングや和声配置の分析から、多くの学習者が混乱する「中間部の拍子のズレ」の正体まで、作編曲家の視点で詳しく解説します。 なぜ拍子通りに聞こえないのか? 左手のシンコペーションに隠されたチャイコフスキーの意図とは? 仕組みを理解することで、迷いのない、確信を持った演奏へと導きます。筆者の実体験に基づいた、ピアノ試験での「自由曲の選び方」といった意外なアドバイスも必見です。
- 「四季」より「舟歌」 を解説・解析(アナリーゼ)してみる ピアノ 弾き方
- 基本情報(拍子、調性、構成など)
- 各部解析
- 主部 演歌にも通じる スラブの悲しみは日本人の心にも響く…かも。。。
- 拍子通りに聞えないよ!? 曲者な中間部
- 再現のAについてはちらっと
- トリッキーな拍再び、でも情感にあふれるコーダ
- 片手で旋律+和声を担当するポイントに注意
- スタッカートは短く切るではない話
- 技術的…というよりも、フレージングなど解釈が大事
- 動画 知らない人は是非聞いてみて!
「四季」より「舟歌」 を解説・解析(アナリーゼ)してみる ピアノ 弾き方
基本情報(拍子、調性、構成など)- 序奏 (2小節)
- A a(10小節) - b(10小節) - a(9小節)
- B c(8小節) - d(15小節)
- A' a(10小節) - b(10小節) - a(9小節)
- コーダ e(8小節) - f(8小節)
まず、Aのaの部分です。 A自体 a-b-aの三部形式で構成されています。
- 赤字:倚音と思われる部分
- 黄色:掛留音
- 緑色:なぜ交差しているのか?後述
- 青字:コード解析
倚音および掛留音について、特に大事だと思われるのは11小節12小節でしょうか。 11小節2拍目も大事な音とも考えられます。 単純に音強のみに着目した場合、わざわざpが書いてありますし、aの部分が収まるところでもありますので、この部分を特に大きくするのは違うかなと思います。
1小節アウフタクトに書いてあるpoco piu fは「その前と比べて少し強く」です。これは、「比較の表現」でppやfといった「絶対値的な表現」ではありませんので、fではないことに注意です。
拍子通りに聞えないよ!? 曲者な中間部poco = littleなので、「ほとんど~ない」が正しい解釈です。 un poco = a littleでこちらは「すこし~する」 ただ、厳密ではないと考えられる作曲家も多くいます。
riten.はritenutoの略で、「 ただちに 遅くする」の意味です。
再現のAについてはちらっと トリッキーな拍再び、でも情感にあふれるコーダ 技術的なポイント 片手で旋律+和声を担当するポイントに注意 スタッカートは短く切るではない話 技術的…というよりも、フレージングなど解釈が大事 動画 知らない人は是非聞いてみて! 楽譜入手- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
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