キャラボク(伽羅木)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等の紹介
キャラボク(伽羅木)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等の紹介 キャラボク(伽羅木)は高さが約1000(~1800)cmにもなるイチイと比較して、 高さが50(~200)cmと非常に背が低い です。キャラボク(伽羅木)は 根元からの枝分かれが良く横に大きく広がる傾向 があり、茎は直立もしくは斜上(斜め上に伸びる)か平伏茎(地面を這う)となります。また
キャラボク(伽羅木)は高さが約1000(~1800)cmにもなるイチイと比較して、高さが50(~200)cmと非常に背が低いです。キャラボク(伽羅木)は根元からの枝分かれが良く横に大きく広がる傾向があり、茎は直立もしくは斜上(斜め上に伸びる)か平伏茎(地面を這う)となります。またイチイと比べてキャラボク(伽羅木)の葉は小さく1(~2)cm程度の線形です。花はイチイと同様に、雌雄異株のため雄株と雌株があり、花は4月~5月に咲き、9月~10月になると赤色の実をつけます。
イチイの語源(由来)
- 属名のTaxusの由来は諸説ありますが、果実の果肉以外が有毒な性質から、インド・ヨーロッパ祖語で「走る」「逃げる」を意味する「*tekʷ-」や、ギリシャ後で「弓」を意味する「toxon」や、ギリシャ語で「毒矢」を意味する「toxicum」からきていると言われます。
- 種小名のcuspidataはラテン語で「尖った」を意味しており、葉の形に由来しています。
- キャラボクの由来は、材が香木のキャラ(伽羅)に似ている所から来ています。
イチイの特徴(魅力)
- イチイは庭木や生垣、またトピアリーや盆栽として利用される常緑高木です。
- イチイは春にクリーム色の花を咲かせますが目立たず装飾的でないため重要視されません。
- イチイの果実は秋頃に実ります。
- 果実は赤色をしていて種子の表面の仮種皮が発達して果肉になります。
- 果肉(仮種皮)は甘く食用となり生のまま食べられたり果実酒として利用されます。
- ただし果肉以外は全て(種子含め)が有毒なため食べられません。
- そのため果肉を食べる際は種子を噛まないように注意したり種子が傷付いていない果肉を果実酒に利用する必要があります。
- そのため果期には果実の周りを元気に飛び回るヤマガラやムクドリやツグミの姿が見られるかもしれません。
- そのため家の境界等に等間隔(約30~50cm)で植えて生垣として利用する事ができます。
- また幾何学模様・動物・文字等の形に剪定すればトピアリーとして楽しむ事もできます。
イチイの毒性(既知の危険性)
有毒成分:タキシンB(アルカロイド)・タキシンA(アルカロイド)
症状:痙攣・嘔吐・悪心・心不全・心停止・呼吸不全
特徴:イチイは果肉(仮種皮)を除く全ての部分が有毒です。特にイチイは果実が食用とされるため果肉の中にある有毒な種子には注意する必要があります。イチイを食べる際は種子を噛まずに果肉だけ食べる必要があります。何故なら有毒な成分が放出されるからです。また種子を噛まずに飲み込んだ場合も、人間の胃の中で分解され体内で毒素が放出される可能性があります。その場合数粒程度で致死量となるため非常に注意が必要になります。またこれは犬や猫、牛や馬等(鳥は除く)も同様なため動物を飼っている際は、これらの動物がイチイの実や葉を食べないように注意が必要でしょう。
イチイの栽培方法
イチイの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
キャラボク(伽羅木)の育て方
花壇の土づくり日当たりキャラボク(伽羅木)は直射日光が6時間以上あたる日向から間接光のみがあたる明るい日陰までで育てる事ができます。ただし日当りの悪い場所では葉付きが悪くなったり間延びしたりして、また強い日差しが長時間あたる環境では幹焼けをしたりするため、午後から日陰になるような半日影で育てることが理想です。
土壌の土質キャラボク(伽羅木)は通気性が良ければ、基本的に土壌の土質をあまり選びません。
鉢土づくり日当りキャラボク(伽羅木)は日向から半日影迄で育てる事が可能です。夏の暑さの厳しい地域では、必要に応じて株が弱らないように西日の当たらない半日影に移動します。
培養土キャラボク(伽羅木)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性と保水性のバランスが良く肥沃な培養土で育てましょう。
- 赤玉土(中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(中粒)+バーク堆肥+腐葉土=4:2:4
地植えキャラボク(伽羅木)を地植えしている場合は基本的には降水のみで育てられます。雨が降らず極端に乾燥が続く場合は必要に応じて散水しましょう。
鉢植えキャラボク(伽羅木)を鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
肥料の与え方元肥キャラボク(伽羅木)の元肥は植え付け時もしくは、植付け2週間前(有機肥料の場合)に与えましょう。元肥は緩効性肥料もしくは配合肥料を選びましょう。肥料の成分は水平型肥料(窒素・リン・カリがバランスよく入る)もしくは山型肥料(リン酸多め)を選びましょう。元肥の与え方は花壇の場合も鉢植えの場合も、基本的に土壌に均一に混ぜこむ全面施肥です。規定された量を入れましょう。
元肥(寒肥)寒肥とは休眠中の冬から早春に与える元肥の1種です。寒肥は元肥と同様に肥効が長い物を選びましょう。具体的には配合肥料や緩効性肥料を選びます。また肥料の成分も元肥と同様に水平型肥料(窒素・リン・カリがバランスよく入る)もしくは山型肥料(リン酸多め)を選びます。寒肥の施し方は株元から少し離した場所に何ヶ所か穴を掘り、その中に肥料を施しましょう。また、土質は風雨等でどうしても年々劣化するため、土質を改善する牛ふん堆肥や腐葉土等も穴の中に入れたり、株の近くにマルチングする等して入れてあげるといいでしょう。
剪定のやり方生垣(トピアリー)として育てる場合キャラボク(伽羅木)を生垣やトピアリーとして形状を維持しながら育てたい場合は「刈り込み剪定」を行いましょう。刈り込み剪定を行う時期は葉が濃い緑色になる初夏(6月)と秋(8月~9月)の2回行います。刈り込み剪定のやり方は1本1本の茎を選別しながら剪定するのではなく、株全体を見ながら剪定します。枝葉の表面全体を均一に撫でる様に剪定して切りそろえましょう。
オススメの刈り込み鋏とヘッジトリマー
夏越しする方法 冬越しする方法Hardiness:4b~7a
挿し木や株分けで増やすキャラボク(伽羅木)の挿し木の方法
- キャラボク(伽羅木)の挿し木時期は初冬から晩冬が適します。
- 挿し穂は今年成長した部分を利用しましょう。
- 長さ約20cmでカットします。
- 節の部分からも発根する。
- キャラボク(伽羅木)を種から増やす場合は完熟した果実を採取します。
- 採取したら赤色の仮種皮を剥き中の種子を取り出します。
- 種子を水で洗い発芽を抑制する果肉を綺麗に取り除きます。
- 果肉を取り除いた種子は直ぐに土に撒きましょう。
- 春に種を撒く場合はポリ袋の中にやや湿らせたバーミキュライトと種を入れ、冷蔵庫(約4度)の中で約3ヶ月保管して寒さを経験させます。
- 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
- そのあと種の上に薄く土を被せます。
- 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。
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