いじめをなくすために私たちにできることとは?
いじめをなくすために私たちにできることは何か紹介します。
いじめに発展させないためにも、子どもをすぐに否定せず、じっくりと話し合いながら、何が問題なのか、何がいけないのかを 一緒に考える ことが大切です。 子どもと話す際は、注意を向け、しゃがむ、腰掛けるなど子どもと目線を合わせ、子どもが話したことをそのままオウム返しをしてから、詳しく話を聞くようにしましょう。 その上で、子どもの主体性を大切にして、温かく見守り、ものごとの良し悪しを教える必要がある場面では、子どもを否定しないようにしながら話し合ってください。
良いことや正しい行為をすれば感謝されること、逆にされたときは感謝をすること、悪いことや間違ったこと、相手の気持ちを考えない行為は、きちんと謝ることを伝えることが大切です。 またいじめは、 人の尊厳を傷付け、絶対にしてはいけない行為 であることも伝え、なぜそれがいけないのか、共に考えると良いでしょう。
- 加害者がいじめを起こす心理の中には、家庭のストレスの発散、認められたい、褒めてもらいたいという自尊心からくるものもある
- 子どもが加害者、被害者にならないようにするためには、子どもを認め、必要な心の栄養を十分に与えてあげることが大切
- いじめは、人の尊厳を傷つけ、絶対にしてはいけない行為であることも伝える
いじめを早期発見するためにできること
いじめを早期発見する上で妨げとなるのは、被害者が心配をかけたくないという理由から、親に話さないことです。 特に思春期には多い傾向にあるため、 日頃の生活で子どもが発信するいじめのサイン に気付き、気になることがあれば、学校に様子を尋ねてみるようにしましょう。 いじめのサインに気付くことは難しいかもしれませんが、いくつかチェックできる項目があります。いち早く気付くためにも日常生活で、 子どもの様子をできる限り見守ることが大切 です。
- 口数が少なくなる
- 食欲や元気がなくなる
- 情緒不安定になり、家族や物に八つ当たりする
- 急に甘えだす
- 朝起きにくくなる
- 腹痛・頭痛・微熱・吐き気・倦怠感などを訴え、学校に行き渋る
- 友達と遊ばなくなる
- 誰も遊びに来なくなる
- 急な外出が多くなる
- 寝言でうなされる
- 歯軋りがひどくなる
- 安眠できない
- 持ち物の紛失や破損、衣服の汚れ
- お金をねだったり、こっそり持ち出す、お小遣いの減りが早くなる
このようなサインは自身の子どもだけでなく、近所の子どもにも現れることがあります。 いじめられているサインはできれば親が気付ければ良いのですが、周囲や地域の人であってもいじめかもしれないと思ったら、 学校やいじめ防止のための関係機関などに情報の提供を行うことで、早期発見につながるでしょう。
- 日頃の生活で子どもが発信するいじめのサインに気付くためにも子どもの様子をできる限り見守ることが大切
- 学校やいじめ防止のための関係機関などに情報の提供を行うことで、早期発見につながる
いじめに対処するためにできること
いじめの被害者の親にできること自分の子どもがいじめにあっていたとき、まず親は落ち着かなければいけません。その上で冷静になって子どもの話を聞きましょう。 聞き方も先述したように、目線を合わせて、子どもの話に注目する必要があり、否定をしないよう心がけます。 子どものプライドと意思を尊重し、気持ちに寄り添って一緒に考えることが大切 です。
また子どもに先生に相談してもいいか確認するようにします。「言わないで欲しい」という場合は、その気持ちを尊重してあげることも大切です。 ただし、 いじめを解決するためには先生に相談することも必要 であることは伝えて、話し合うようにしてください。
話してくれた際には、子どもの味方であることを伝え、最終的にはいじめ行為は絶対してはいけないことだと毅然とした態度をとることも重要です。 またいじめが解決するまでは、学校に行かないことも一つの選択肢として考え、 子ども危険から守り、絶対に守るという姿勢 で対応してあげましょう。
周りの子どもがいじめにあっているときはどうしたら良いのか、何かできることがないのか、子どもと考えることが、今後のいじめ防止にもつながります。 その際に、いじめに加わらないことを話し合うことも大切です。 また先生ではなく、まずはいじめられている子どもの親に話してみることも一つの手ですが、これも状況に応じて考え、行動していくようにしましょう。
いじめの加害者の親にできることいじめをしている子どもの心理の中には、いじめを後悔する心や親や先生に叱られたらどうしようという不安を抱いている子どももいます。 それを見極めるためにも、子どもと向き合って話を聞く時間を設けてください。 その上でどうしてこのような行為をしてしまったのか、まずは 心情や背景をつかむ ようにしましょう。 そして子どもが傷付けた被害者の気持ちなどに気付けるように、 根気強く話し合いをすることが重要 です。 いじめる行為そのものの意味に気付いたら、これからどうしていけばいいのか、話合いをするようにしましょう。
- 子どものプライドと意思を尊重し、気持ちに寄り添って一緒に考えてあげることが大切
- 加害者の心情や背景をつかみ、傷付けた被害者の気持ちなどに気付けるように、根気強く話し合いをすることが重要
- いじめの解決に向けた指示を学校やいじめ防止の関連機関などに相談する、親子の生活の構築、子どもを認めて褒める、親子で被害者に謝罪するなどの対応を行う
いじめは家族や社会全体の問題
いじめはどのようなコミュニティでも起こる可能性があります。 しかしそれは家族や周囲、地域などの環境や条件を整え、いじめを起こさせない、いじめを起こすような環境や状況を作らないことを日々心がけていれば、いじめが起きる可能性はかなり低くなります。 それはいじめをなくすために行うだけでなく、子どもを健やかに成長させるために必要なものばかりです。
自己肯定感を高め、相手を思いやり、ありがとうやごめんなさいを当たり前に言える人物形成は成長にとって何よりも大切になります。 子どもがいる場合は、しっかり見守り、認め、愛情を注いであげてください。また子どもがいなくても周辺や地域の子どもにも優しく接して、良い人間関係を構築するようにしましょう。 一人ひとりの行いが、いじめを起こさせない、いじめをなくすことにつながります。
いじめを受けるとPTSD(心理的外傷後ストレス障害)やうつ病、パニック障害といった症状を発症する可能性があります。具体的にどのような症状なのか、克服するにはどうしたら良いのかは下記記事で解説しているのでぜひチェックしてみてください。