失敗しない!ハイビスカスの屋外・室内での冬越しの方法を解説
ハイビスカスの冬越しについて知りたいですか?本記事ではハイビスカスをきちんと冬越しさせるために必要な準備、コツ、方法、気を付けるべき病害虫について詳しく解説しています。ハイビスカスの冬越しに失敗したくないという方は必見です!
ハイビスカスの花が終わる頃、ちょうど10月から11月頃に、株の剪定を行います 。蕾が付いていても構わず、 株の半分を切る勢いでバッサリ剪定 します。目安としては、全体の丈の半分から1/3程度を残す感じです。この時、葉っぱは少し残すようにして下さい。冬場、休眠状態に入るとはいえ、生きているハイビスカスは光合成を行いながら生き続けます。 光合成が行えなくなれば植物生命は絶たれてしまうので、必ず葉っぱは残して剪定するようにし て下さい。
目的:管理しやすくなる、株全体が弱らず冬越しできる冬越し前に強剪定するのは、管理しやすくするためです 。冬場、休眠状態に入るハイビスカスの株を小さくすることで、 株を維持する余計なエネルギーや栄養を使わせないようにします 。こうすることで、休眠中のハイビスカスは栄養を蓄えることができるので、休眠後の生育期に蓄えた栄養分をふんだんに用いて一気に生長していくことができるのです。
例外:室内温度が12度かつ日光が当たる場合は必要ないハイビスカスは品種にもよりますが、10度から15度ぐらいの温度で成長し、花も開花させます。そのため、 1年を通して常時12度を保つことができ、かつ光合成に必要な日光を与えることができる環境にあるのであれば、休眠期が訪れないので剪定も必要ありません 。しかし、10度を下回る環境下で栽培するのであれば、冬越し前に剪定する必要があります。
ハイビスカスの冬越し方法:室内への取り込み
剪定が終わったハイビスカスは、暖かい室内に取り込み冬越しをさせて下さい。 10月末から11月上旬を目安に、成長が緩慢で葉が淡くなる時期に行う葉を残して剪定したハイビスカスは、屋外から室内へ移動させます 。成長が緩やかになり、葉の色が淡くなって落葉する前に室内に移動させましょう。取り込むのが遅くなり寒さに当たってしまうとハイビスカスの苗が ダメージ を受け、来シーズンに開花しなくなる恐れがあるので注意して下さい。
屋外から室内の日当たりの良い窓辺に鉢を取り込む 屋外から室内に移動する際、注意しなくてはいけないことがあります。 寒さが厳しい時は移動する栽培する地域によっては、冬でも日中は15度ぐらいになるというところもあるでしょう。そういう場合は、無理に室内に取り込む必要はありません。しかし、 10度を下回る時や夜はぐんと冷え込みそうだという時には、迷わず室内にハイビスカスを移動させてあげましょう。 この時、 室温は10度以上 に保ってください。
暖房の直風に注意室内の暖かい場所といっても、 エアコンやヒーターなどからでる温風が直接当たる場所は避けましょう 。温風が直に当たるとハイビスカスそのものが乾燥してしまい、 枯れる原因 になってしまいます。エアコンやヒーターの風は直接ハイビスカスに当てないよう気を付けましょう。
冬場の水やりは控えめにし、用土の表面が乾いたら与える水や肥料が大好きなハイビスカスですが、 冬場のハイビスカスは休眠状態に入るので、水やりはあまり必要ありません 。特に冬の寒い時期は水を頻繁に与えることで 根腐れ してしまう恐れがあるので、控え目にすることが大事です。目安としては、 用土の表面が完全に乾いてから水を与えて下さい 。この時、鉢底から水があふれ出るほど沢山あげるのではなく、鉢底からにじみ出るぐらいにあげて下さい。
ハイビスカスの冬越し方法:地植えの場合
ハイビスカスを地植えにしてしまっているという方もいらっしゃるでしょう。地植えの場合のハイビスカスの冬越し方法について解説します。 庭植えの株は10月に鉢上げを行おう庭に植えてしまったハイビスカスの株は、鉢上げをして冬越しする必要があります 。場所によっては地植えのままでも冬越しが可能なことはありますが、失敗してしまう可能性が高いです。失敗せず、きちんと冬越しさせたいという方は、少々面倒ではありますが、鉢上げを行って下さい。 鉢上げは、花が終わる頃の10月に行います 。
地上部を1/2~1/3残して切り、鉢の大きさに根を切って鉢に植え付ける鉢上げの際には、先に説明した強剪定も合わせて行います。剪定も一緒に行うことで、鉢上げも楽になりますよ。直植えハイビスカスの鉢上げは、 地上部を半分ほど残して剪定し、根は鉢の大きさに合わせてカットして植え付けます 。この時、不用意に根を傷めないよう気を付けましょう。
鉢上げしたハイビスカスは室内に取り込んで管理する 挿し木でコンパクトに冬越しするのもおすすめハイビスカスは挿し木で増やすことができる植物です。そのため、よりコンパクトにして冬越しを成功させるために挿し木にされる方や強い剪定でかなり短い状態にしてしまう方もいらっしゃいます。 株をコンパクトにすればするほど、管理は楽になる ので、ハイビスカスの冬越しを失敗したくないという方は挿し木も検討してみて下さい。
冬越しするハイビスカスを室内に取り込む際には害虫に気を付けよう
ここまでハイビスカスの大まかな冬越し方法について説明してきました。ここからは、より注意すべきことをまとめています。 ハイビスカスには「ハダニ」や「アブラムシ」がつきやすいハイビスカスは、病気に強い植物なので病気の心配はあまりしなくて大丈夫です。しかし、 ハダニ や アブラムシ が発生しやすいので気を付けましょう。両者共、花や葉につき、汁液を吸って植物そのものの栄養を吸いつくすので、見つけ次第駆除しなくてはいけません。
あらかじめ葉の裏にや鉢の底や裏をチェックする 防虫剤をあらかじめまいておくのも効果的室内に鉢を移す前によくチェックはしていても見落としが怖いということもあるでしょう。そんな時は、防虫剤で害虫を予防するのも手です。ハイビスカスは果実ではないので、防虫剤を選ぶ必要もありません。 良く晴れた日に防虫剤をまんべんなく散布し、ハイビスカスをアブラムシやハダニから守ってあげましょう 。
ハイビスカスの冬越し後はどうする?
無事に冬越しできたハイビスカスはそのまま部屋で管理すれば良いのか、それとも屋外に出すのか、よく分からないという方もいるでしょう。ここでは、ハイビスカスの冬越し後の管理方法について説明しています。 春に冬越しした室内等からベランダや屋外へ戻す無事冬越しできたハイビスカスは、 暖かくなるまで室内で管理 し、生長を見守ってあげましょう。春も最低温度が10度を下回らなくなってきたタイミングで屋外やベランダなど 日光の光がよく届く場所 に移動させてあげてましょう。しかし、年によっては4月でもまだ雪がちらつくこともあります。 春だからベランダに移すというのではなく、あくまでも最低温度と相談しながら鉢の移動を行うようにして下さい 。夜が寒くなる間は、日中はベランダ栽培、夜は室内栽培というのも良いでしょう。
同時に大きな鉢への植え替えや肥料を株本にまくのもおすすめハイビスカスの根はどんどん育ちます。そのため、鉢がすぐに窮屈になってしまうこともあります。 冬越しが無事にできた株は、春暖かくなってきたタイミングでぐんと成長していくので、その前に一つ大きな鉢に植え替えをし、余裕を持った成長をさせてあげるようにすると良いでしょう 。また、生長にはエネルギーや栄養が必要不可欠なので、成長期前に肥料を株本にまいておくと良いでしょう。 いまいちハイビスカスの植え替えタイミングが分からないという方は、冬越しが終わって屋外やベランダに鉢を移す前に植え替えを行ってみて下さい。
ハイビスカスをベランダや屋外で冬越しする方法はある?
関東以西の霜が降りない地域では外で冬越しできる場合があるハイビスカスを屋外で越冬させることができるのかというと、「 できなくはない 」というのが答えになります。完全にできるとも言えませんが、できなくもないといったところです。 関東以西で霜が降りない地域、雪が降りにくい地域では屋外やベランダで冬越しできる場合があります 。特に温暖化の影響で関東及び関東以西は冬でも温暖な気候に恵まれているので、ハイビスカスの屋外での越冬対策をきちんととれば、外で冬越しさせることも不可能ではないのです。
ポイント①耐寒性の強い品種を選ぶことまず、寒さに強い品種でなくてはなりません。ハイビスカスは基本的に耐寒性に弱い植物ですが、品種系統によって耐寒温度が異なります。例えば、 在来系やオールド系と呼ばれる小ぶりな花が印象的な品種は暑さはもちろん寒さにも強い と言われ、耐寒温度は3度とされています。これに対し、ハワイアン系と呼ばれる大輪で色彩豊かなハイビスカスは寒さに弱く、耐寒温度10度となっています。なので、屋外で冬越しさせるのであれば、耐寒温度が3度の在来系品種を選ぶ必要があります。
ポイント②寒風が当たらない日向で冬越しするどんなに耐寒温度が低くても、寒風にさらされ、かつ半日陰な場所に長時間晒されていては株にダメージが及びます。もし、屋外やベランダでハイビスカスを越冬させたいのであれば、 寒風が当たらず、日光がきちんと届く日向で冬越し させてあげましょう。ただし、 直射日光 を当てるのは避けましょう。 冬場の太陽が直射すると葉っぱから余計な水分が蒸発してしまい、枯れやすくなってしまいます 。日光がほどよく届く暖かい場所を探し、ハイビスカスを越冬させてあげるようにしましょう。
ポイント③防寒対策を施す 日光が当たる日向に置くだけでは、いくら耐寒温度が低くても、越冬できない可能性があります。外でハイビスカスを冬越しさせるには、しっかり防寒対策を施す必要があるのです。 ビニールを使った簡易温室外で冬越しする際によく用いられる防寒対策には、簡易ビニール温室を作るというものがあります。もし、普段の園芸でビニール温室を使っているのであれば、そこにハイビスカスを移動させてあげましょう。園芸やガーデニング用のビニール温室が無いという方は、自分で作ってみましょう。 ハイビスカスの鉢の周りに支柱を立て、その周りをビニール貼りすれば簡易温室になります 。これだけでも暖かい空気がハイビスカスを包み込むので、十分防寒対策になりますよ。
発泡スチロールにいれ、不織布で包む関東以西でも寒くなりやすい地域でハイビスカスを栽培しているという場合や、今年は冬の寒さが厳しいという時には、 発泡スチロールと不織布を使って防寒対策 をしてあげましょう。鉢を発泡スチロールの箱に入れてハイビスカスの根を寒さから守り、更に株本や用土に不織布を巻いて暖かくしてあげましょう。ただし、 支柱を立てて不織布を巻くと、日光がハイビスカスに届かず、きちんと光合成が行われなくなってしまう可能性がある ので、ハイビスカス全体に不織布を掛けるのはやめましょう。
マルチング材で表面保護株本や用土表面はマルチング材を用いて防寒対策する方法もあります。特に園芸やガーデニングで普段マルチング材を使用しているという方は、ハイビスカスの防寒対策にも活用してみましょう。 マルチング材が無いという方は、余っている梱包資材をまず使ってみて下さい 。手近なものでハイビスカスの防寒対策を工夫してみましょう。
ハイビスカスの冬越し中に葉が落ちるのは大丈夫?
最後にハイビスカスの冬越し中の様子について解説します。 ハイビスカスは常緑樹であるが温度が低いことが原因で葉が落ちる ハイビスカスは常緑低木に分類される植物なので、葉は基本的に落ちません。しかし、 温度によって落葉することがある ことは覚えておきましょう。 ハイビスカスは5℃以下で落葉するハイビスカスは10度から15度ぐらいがもっとも適温で、よく生長し、花も付けます。しかし、 5度を下回る気温では葉が落ちます 。もし、 越冬中のハイビスカスで葉が落ちることがあれば、ハイビスカスの周りの空気が5度以下になっていると思いましょう 。特に最低耐寒温度が3度の品種を屋外で越冬させている時には落葉現象を目にすることがあります。最低耐寒温度が3度の品種で落葉する分には問題ありませんが、 他の品種で落葉が起こるようでは防寒対策に穴があるという証拠でもあります 。すぐに防寒対策をする、もしくは室内に移動させ、しっかり暖を取らせてあげるようにしましょう。
0度以下になると枯れるハイビスカスは、5度を下回ると葉が落ち始めますが、 0度 を下回ると枯れてしまい、生命が途切れてしまいます。 最低耐寒温度が3度だからと安心せず、しっかり防寒対策をとって、くれぐれもハイビスカスが0度の環境に置いておかれることがないようにして下さい 。一度枯れてしまったハイビスカスを元に戻すことはまずできないので、とにかく枯らさないよう、冬場は暖かい場所でしっかり管理してあげるようにして下さい。
来年の春にはまた葉をつけることが多い落葉してしまったハイビスカスは、 しっかり越冬できれば、問題なく春からまた沢山新芽を付け、フレッシュな葉を生い茂らせてくれます 。強剪定をして心配もあるかもしれませんが、春からはハイビスカスがぐんぐん生長するシーズンなので、それに合わせて葉も沢山付きます。ゆっくり見守ってあげましょう。
根詰まりなど別の原因も考えられるため植え替えも検討するもし、春の成長期に葉が全然付かないというのであれば、冬越しに問題があったのではなく、他に原因があると考えた方が良いでしょう。 根の成長スピードが速いハイビスカス は、すぐに鉢いっぱいの根になってしまいます。 根詰まり が起こるとハイビスカスの成長にも影響が出て、葉も生えてこなくなってしまいます。そんな時には、植え替えをして根の状態を確認しましょう。 根腐れが起きていないか、根が窮屈になっていないかなどを確認し、必要に応じて一つ大きいサイズの鉢植えに植え替えをしてあげましょう。
まとめ
- ハイビスカスの花が終わる時期に強剪定し、株をコンパクトにする
- 強剪定したハイビスカスは暖かい部屋に移動し、日光が当たる場所で管理する
- 冬場の水やりは控えめにし、根腐れを防ぐ
- 冬場のハイビスカスにはハダニやアブラムシが発生しやすいので気を付ける
- 屋外でハイビスカスを越冬させるには防寒対策をしっかり施す必要がある
- 常時10度以上15度以下の気温環境で栽培するハイビスカスは越冬の必要がない
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