空中庭園と幻の飛行船
『となりのトトロ』の雑学&豆知識。宮崎駿の描いた『となりのトトロ』の初期イメージボードには、まだサツキはいなかった&トトロは本当に1302才?本名はミミンズクではない!
※ただし、『となりのトトロ・絵コンテ集』の宮崎駿インタビューによると(『THE ART OF TOTORO』より)、宮崎監督は映画化の話がある前から、雨の日にバス停で父を待っている時にトトロと出会う女の子の絵と、日中に陽なたの草むらで中・小トトロと出会う女の子の絵を描いており、「二人の女の子が存在してしまった」と思っていたそうなので、『火垂るの墓』の件の前から、頭の片隅には「二人の女の子」がいたのかもしれません。
日中に中・小トトロと出会う女の子の絵 トトロは何才?本名はミミンズクじゃない! 次は三匹(?)のトトロたち。気になるのは、中トトロが「トトロ」となっていて、一番小さい小トトロは「ミン」になっている所。大トトロの年齢は、映画化の際に宮崎監督はインタビュー内において「3000年生きている」と設定しましたが、この段階では「おおトト」(1300才)となっています。
※大トトロが3000年生きているという設定は、書籍『ロマンアルバム となりのトトロ』に収録されています。 こちらは大トトロが「おおとうさん ミミンズク」と 名付けられているバージョン。 ここでの年齢は1302歳と、2歳違っています。中トトロは「とうさん ズク」679才。見づらいですが、小トトロは「ミン」109才とあります。お父さんとメイ(?)、ススワタリ、カンタの原型もいます。ここでは女の子のお父さんの年齢は30才と書かれていますが、ではこれが公式設定なのか言えばそうではなく、実は別の箇所では32才となっています。よって本当の所は定かではないのです。また劇場パンフレットの宮崎監督の言葉によると、トトロも「本当の名前は誰も知りません」ということですので、ミミンズクが本当の名前というわけでもありません。
このように、トトロは年齢も名前もイメージボードの段階ではハッキリと決まっていたわけではありませんので、当時の設定が固まっていない段階での資料から判断して年齢を「1302才」と捉えることや「本名はミミンズク」と考えることは大きな誤りです。
(実は徳間書店から出版されたアニメ絵本『となりのトトロ』でも大トトロの年齢を1302才と書いてしまっているのですが、作者である宮崎監督が「3000年生きている」と設定している以上、大トトロの年齢は大体3000才、本名は誰も知らない、が正解であるはずです)