古代の人類がどのような交配を行っていたかがシミュレーションから明らかになる
古代に存在したネアンデルタール人やデニソワ人などが、過去にどのような交配を行い、遺伝子が変異してきたかのシミュレーションが、ユタ大学の集団遺伝学研究者であるアラン・ロジャース氏の研究チームによって発表されています。また、シミュレーションの結果から過去に未知の人類が存在していたことも示唆されました。
ロジャース氏の研究チームは、ヨーロッパ人、アジア人、ネアンデルタール人、デニソワ人を含むヒト集団の遺伝子において、さまざまな交配による遺伝子変異の可能性を発見しました。研究チームは、他のヒト集団との交配の前後で遺伝子がどのように変化するかについて8つのシナリオを解析ツールでシミュレーションしたところ、古代の人類が約200万年前に他の人類から分離した未発見のヒト集団と交配した可能性が示唆されたとのこと。解析ツールが示唆した「未知の人類」は、ホモ・エレクトスなどと同世代の種である可能性が高いと推測されているそうです。
以下のグラフは縦軸が年表、横軸は各人類、矢印は交配によってどの人類からどの人類の遺伝子に影響を与えたかを表しています。ロジャース氏のシミュレーションでは、少なくとも2種類の古代に存在した未知の人類(Archaic Homo)とネアンデルタール人(Neanderthals)、デニソワ人(Denisovans)、現生人類(Modern humans)の祖先が交配したとされており、その関係が以下の図では赤線で示されています。また、現生人類の祖先がネアンデルタール人やデニソワ人と交配した時期も示唆されており、この関係は青い線で示されています。
一方、ロジャース氏の研究には詳細な調査が必要だと指摘する研究者も存在しています。問題の1つは、現生人類の祖先が、ロジャース氏の主張する時期と異なる時期にアフリカの古代人と交配してることを示す研究結果が複数存在している点。また、世界中のゲノムカタログである「1000 Genomes Project」に登録されている西アフリカの4つの集団から405人分のゲノムを分析した結果、ネアンデルタール人やデニソワ人には見られない多数の遺伝子変異体が発見されており、その変異体はロジャース氏の主張とは異なる結果となっているとのこと。
この記事のタイトルとURLをコピーする2020年10月12日 09時00分00秒 in サイエンス, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Simulation reveals what kind of mating w….
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