カーペンターズ厳選名曲11選!素敵なジャズカバーも!|ゴニョ研
カーペンターズの曲はいつ聴いても新鮮で感動的。その中から特に素晴らしい11曲を厳選。原曲の良さを生かした素敵なジャズカバーとともにご紹介。そして、彼らの音楽活動の始まりが実はリチャード・カーペンター・...
ドラムはカレン、ピアノはリチャード、ベース/チューバはジェイコブズという編成のジャズ・トリオで、「リチャード・カーペンター・トリオ」と名乗った。1966年、トリオはハリウッド・ボウルで毎年行われていた “Battle of the Bands" (いわゆる対バン形式のコンテスト)に出場し、「イパネマの娘」のインストゥルメンタル・ヴァージョンや自作曲「アイス・ティー」を演奏した。1966年6月24日、トリオはこの大会で優勝し、RCAレコードとの契約を勝ち取った。
まあ、その後リチャードとカレンは、ジャズからポップスに転向して大成功するわけですが、なんと、この初期のリチャード・カーペンター・トリオの「イパネマの娘」の演奏は、ニコニコ動画にありました。
聴いてみたら、「イパネマの娘」はボサノバではなく、テーマの最初はジャズワルツ、サビは4ビート、という凝ったアレンジで、ピアノソロもベースソロもあり、ドラムもタイトで、本当にモロジャズでした。 リチャードのピアノやアレンジ、カレンのドラム、全てジャズでやっていける実力だったと思います。
「16歳の時には年齢を誤魔化してクラブで演奏したこともあったという逸話もある」 (上記と同様のウィキペディア「リチャード・カーペンター」より) というのだから、リチャードは10代の頃から、音楽好きも音楽の才能の豊かさも筋金入りです。
では、そんな彼らのヒット曲と、そのジャズカバーをお聴きください。 カーペンターズの曲をジャズミュージシャンが料理するとこんな風です! それぞれ、とっても個性的。
カーペンターズの名曲で、オリジナルとジャズカバーを聴き比べ!
イエスタデイ・ワンス・モア1曲目は、1973年に発表された曲。作曲はリチャード。作詞は、先ほどリチャードとコーラス隊で出会ったとご紹介したジョン・ベティスです。この2人は、「互いの曲と詩を尊重し合うので、どちらかが気に入らないと何回でも書き直すそうです。」 (カーペンターズのアルバム、"HORIZON" のライナーノーツより、小倉ゆう子著、1988年8月13日記)
くどいんだけど。五木ひろしを始め、日本人のカバーがたくさんありますが、ジャズカバーとしては、今、注目株のピアニスト森田真奈美をお聴きください。
彼女が作曲した “I am" はテレビ番組、報道ステーションのテーマ曲でした。
雨の日と月曜日は試聴では1回しかないですが、カレンの歌声の切れ目に聴こえる素晴らしいハーモニカはトミー・モーガン。イントロもエンディングもハーモニカが大活躍です。 間奏で、短いけれど目が飛び出すくらい印象的でメロディアスなサックスソロを聴かせるのは、ボブ・メッセンジャーです。
そして、ジャズ界からは、ギター人間パット・メセニー大先生にアコースティック・ギターで迫ってもらいましょう。信じられないですが、これはソロです。多重録音じゃないんですよ。 なんで、ひとりでこんな風に弾けるか、さっぱりわけが分かりませんが、特別に調整されたバリトンギターというギターで演奏しているということです。 ほー。
プリーズ・ミスター・ポストマン次は、「プリーズ・ミスター・ポストマン」。 オリジナルは1961年にマーヴェレッツが歌い、モータウンレコードからリリースされました。 その後、ビートルズもカバーしていますね。
あまりにも非音楽的な「ブチッ」という試聴の切れ方に、怒りがこみ上げますが、いろんな意味でぶっちぎれたソロを聴かせてくれているのが、またもや、サックスのボブ・メッセンジャーです。 本当にリチャードはジャズを愛していたんだと思います。 この曲ばかりでなく、たくさんの曲に、このような ジャズ・スピリットがあふれる間奏 が散りばめられています。
I Won’t Last a Day Without You(愛は夢の中に)ジャズ界からは、Roman Andrénを。 スウェーデンの作曲家でキーボーディストで歌手でもある音楽家です。 崩しすぎず原曲を大切にしていて、なおかつジャズらしい。 Romanさんだけに、ロマンがある演奏です。
意味がわかんないんだけど。この曲は Roman Andrén の “Lovin’ You" というアルバムに入っています。 この “Lovin’ You" というアルバムは、主にポップスヒットのカバーで構成されていて、非常に親しみやすいです。 でも、単に「ポップスをジャズっぽく演奏してみた」という薄っぺらい作品ではなく、アンドレンの魅力満載の、味わい深いアルバムになっています。
青春の輝き (アイ・ニード・トゥ・ビー・イン・ラヴ)お次は、ジャズというか、ボサノヴァでごめんなすって。 Marcela Mangabeira(マルセラ・マンガベイラ)さん。 なんでも父ちゃんがボサノヴァ界の重鎮ロベルト・メネスカルさんという方だとか。
ジャンバラヤお次は底抜けに明るいカントリー・ミュージック。 「ジャンバラヤ」。 オリジナルは1952年に発表されたハンク・ウィリアムスの曲です。 こちら。
で、ジャズ界からは日本代表、雪村いづみさんで。
There’s A Kind Of Hush(見つめ合う恋)この曲もカーペンターズがオリジナルではなく、ハーマンズ・ハーミッツ(Herman’s Hermits)が1966年に歌ったものがオリジナルです。
お次はオーストラリアのベーシストでヴォーカリスト、ニッキ・パロットによるカヴァーを。
ニッキ・パロットは「イエスタディ・ワンス・モア~カーペンターズ・ソング・ブック」という全曲カーペンターズカヴァーのアルバムを出しているんです。 その中の1曲。
A Song for You作曲者レオン・ラッセルが自演し1970年にリリースしたのがオリジナルです。 ダニー・ハサウェイ、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズなど、カヴァーの名曲もたくさんあります。 では、カーペンターズのバージョンを。
ではジャズ界からは、キーボードの魔術師、ハービー・ハンコックが、歌手クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)をフィーチャーしてお送りしましょう。
この短い試聴でもハンコック節が、ガシガシ飛び出すところが、さすが御大。 聴きほれます。 “Possibilities" というアルバムに収録されています。 このアルバムでハンコックは、カルロス・サンタナ、スティングなど、1曲ごとに違うゲストミュージシャンとコラボレーションしています。
It’s Going to Take Some Timeカーペンターズバージョンも有名ですが、キャロル・キングとトニ・スターンが1971年に書き、キャロル・キングが歌ったものがオリジナルです。 では、カーペンターズのバージョンをどうぞ。
では、ジャズカバーは、Richard Arnold " Groove " Holmes(リチャード・ホームズ)に、コテコテのオルガンを弾いてもらいましょう。
同じ曲とは思えません。 収録アルバムは “Night Glider"。
マスカレードこれも作曲者はレオン・ラッセルで、1972年に彼自身が歌った “This Masquerade" がオリジナル。 1973年リリースのアルバムでカーペンターズがカバーしました。
そして、私は「マスカレード」といえば真っ先に思い浮かぶのはこの人。 ギタリストで歌手のジョージ・ベンソンです。
これは1976年にリリースされた “Breezin'" というアルバムに入っています。 それまでギター1本だったジョージ・ベンソンは、この「マスカレード」でヴォーカルを取り入れ、自分のギターのフレーズをスキャットでユニゾンし、爆発的なヒットとなりました。
愛のプレリュード(We’ve Only Just Begun)元々は、カリフォルニア州のクロッカー・ナショナル銀行のCMソングとして制作され、題の通り「2人はまだ始まったばかり(We’ve Only Just Begun)」と結婚によって新しい人生を踏み出す事について歌われている。リチャード・カーペンターがそのCMを見て、ウィリアムズとニコルズに「シングルにしたいんだけどフル・バージョンはあるか」と尋ねたが、作られていなかった。しかし、2人は「フル・バージョンはある」と答えたと言う。その後、CMに使われた以外の部分を作り、それをリチャードがアレンジした。
なるほど、リチャードはヒットする曲を見つける力にも長けていたんですね。
さて、ジャズバージョンです。 たまにはビブラフォン。 THE WOODEN GLASS(ウドゥン・グラス)はオルガン、ギター、ドラムからなるトリオに、ビブラフォンが加わったバンドです。ビブラフォンを演奏しているのがビリー・ウーテン。
アルバムタイトルは “Live"。
ジャズからもうひとつ、モンティ・アレキサンダー・トリオのバージョンをご紹介しましょう。 モンティはビートルズのカバーもしています。 ポップスをジャズにするのが得意です。
このアルバムは、“We’ve Only Just Begun" がタイトル。 4曲目に入っています。
この曲、素敵なジャズバージョンがたくさんあるので、みんなご紹介します。 次は、ザ・シンガーズ・アンリミテッドというジャズのコーラスグループ。 美しいハーモニーをお聴きください。 アルバム“Four of Us" の1曲目に収録されています。
カーペンターズはジャズ!
ポップスの中でもカーペンターズの曲は、メロディーがキャッチーで覚えやすく、かつハーモニーも実に美しい。 群を抜いていると思います。 だから、ジャズの音楽家も演奏したくなるのでしょうね。
もうひとつ、私が言いたいことは、リチャードのアレンジが素晴らしいということなんです。 リチャードのアレンジはジャンルを越えて支持者が多く、非常に高く評価されています。 中でも私は、フルート、オーボエ、ハーモニカ、サックス、ギターなど、様々な楽器を駆使した効果的な間奏を、とっても楽しみにしていました。
カーペンターズってジャズなんじゃね?まあ、音楽にジャンルなんて必要ないよなあとも、思うんですがね。
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