ピロリ菌除菌後にできる胃癌の特徴と対策
ピロリ菌を除菌すれば、胃癌は出来ないからもう安心と考えていませんか?実は、ピロリ菌を除菌した後でも、胃癌が出来ることは決して珍しくはありません。そのため、定期的な胃カメラで胃の中をチェックしていく必要
ピロリ菌除菌後の胃の中を胃カメラで観察しています。この視野の中に非常に分かりにくい小さな胃癌が隠れています。 黄色の枠内で、やや粘膜が凹んでいるように見えます。しかし、ピロリ菌除菌の影響で周りもデコボコしており、胃癌かどうかはっきりしません。 NBIという特殊なモードで黄色の枠内を顕微鏡レベルで拡大しています。色味が変わっているのはNBIで観察している影響です。黄色の矢印の内側の模様は、外側と比べて構造が異なり、乱れていることが分かります。この構造の乱れで胃癌の疑いが強いと診断できます。生検(組織の採取)をして顕微鏡で分析したところ、胃癌と診断されました。
胃癌を早期発見するために
早期胃癌の段階で発見するためには、定期的に胃カメラを受けていただくことが重要です。
胃カメラ(上部消化管内視鏡)胃カメラ(上部消化管内視鏡)とは先端にカメラの付いた内視鏡を口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。 胃カメラで分かること 胃カメラを受けることで、食道、胃、十二指腸に病気があるか.
ピロリ菌除菌後に胃カメラを受ける間隔
ピロリ菌除菌後に、どれくらいの間隔で胃カメラを受ければ良いかは、難しい問題です。
現状では、ピロリ菌感染のある患者様、ピロリ菌除菌後の患者様には、年1回の胃カメラを勧める医師が多い印象です。
まとめ
当科(湘南藤沢徳洲会病院・内視鏡内科)では、毎年多くの胃癌患者様を、”内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)”で治療しています。
私は胃癌のESDを安全・確実・効率的に行う方法を研究しており、その研究の結果はGastrointestinal Endoscopy (GIE)、Surgical Endoscopyなどの内視鏡専門誌に掲載されています。
当科で胃癌のESDをご希望される患者様は、以下のお問い合わせからお気軽にお問い合わせください。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術) 共有:- X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X
- Facebook で共有 (新しいウィンドウで開きます) Facebook
- 高齢者の胃癌の治療方針:何歳まで治療出来るのか?
- ピロリ菌に感染したことがないのに胃癌?ピロリ菌未感染胃癌とは
・医師 (2006年~) ・湘南藤沢徳洲会病院 内視鏡内科 部長
【専門】 食道・胃・十二指腸・大腸のがん、ポリープなどの内視鏡治療 ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
【研究分野】 ・Underwater ESD ・Underwater ESD用フード(特許登録済み、関連出願:分割出願中) ・Dual-approach ESD ・トラクション法
【資格】 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・関東支部評議員・本部学術評議員 日本消化器病学会専門医・指導医・関東支部評議員 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医 日本肝臓学会専門医
【受賞】 ・Best of the Best Video Presentation 賞, APDW (アジア太平洋消化器病週間) 2023 ・Best Abstract 賞, ENDO 2024 (第4回世界内視鏡学会) ・Travel Grant 賞, KSGE(韓国消化器内視鏡学会) Days 2024 ・Video Challenge 1st Runner Up 賞, APDW (アジア太平洋消化器病週間) 2024
【特許】 ・浸水下内視鏡装置用フード (特許第7817724号、関連出願:分割出願中)
内視鏡検査・治療に関する記事・World Journal of Gastroenterology
・Digestive Diseases and Sciences
・World Journal of Gastrointestinal Endoscopy
・Progress of Digestive Endoscopy
講演会(筆頭演者)
・神奈川県消化器内視鏡懇談会 ・Shonan Endoscopic Seminar ・湘南薬剤師連携カンファレンス ・GI Expert Web Seminar ほか
学会発表(筆頭演者)
・APDW 2023 ・日本消化器内視鏡学会総会・主題 ・日本消化器病学会・主題 ・日本消化管学会・主題 ・日本消化器内視鏡学会関東支部例会・主題 ・EMR/ESD研究会 ・拡大内視鏡研究会 ほか
ご紹介いただきました!永田充 公式サイト|食道・胃・十二指腸・大腸がん内視鏡治療専門医 All Rights Reserved.