発酵の力を土作りに役立てる!「米ぬか」徹底活用術【DIY的半農生活Vol.32】
茨城県筑波山のふもとでセルフビルドした住まいに暮らし、約3.5反(35アール)の田畑でコメや野菜を栽培するフリーライターの和田義弥(わだ・よしひろ)が、実践と経験をもとに教える自給自足的暮らしのノウハウ。野菜作りではいろいろな有機資材が使わ
微生物のエサとして優秀な米ぬかは、堆肥の発酵を促すにも欠かせない。例えば、落ち葉堆肥の場合、堆肥箱に落ち葉を入れてよく踏み込み、10センチ程度の厚さになったら表面が薄く隠れるくらいの量の米ぬかを振りかける。 さらに、落ち葉の重量50%を目安に水をやる。といっても、落ち葉の重さを量るのは難しいので、まぁ、全体が湿るくらいだ。 発酵をスムーズに進めるにはC/N比(炭素と窒素の重量比)20~30が理想とされるが、落ち葉のC/N比は30~50程度で、やや炭素が多い。そこで、C/N比が15~20の米ぬかを適量加えることで、C/N比のバランスを調整し、かつ微生物のエサとして増殖を促すのだ。
オンサイト・コンポスト米ぬかを使えば、作物を栽培しながら、刈った雑草をその場で堆肥化させることもできる。オンサイト・コンポスト(現地堆肥化)といい、手間がかからず速やかに作物に養分を供給できる優れた方法だ。 雑草を刈ったら、それで作物の株元や畝をマルチングし、その上から米ぬかを薄くふりかけてやればいい。すると、その米ぬかをエサにして土壌の微生物が増殖し、素早く雑草を分解してくれる。分解された雑草は、含まれる成分が作物の養分となり、米ぬか自体も肥料になる。この方法は雑草だけでなく、緑肥にも効果的だ。 ポイントは米ぬかや雑草を土にすき込まないことだ。地表で分解を進めることで、作物の根に熱やガスによる悪影響を与えずに済む。
ボカシ肥 作り方手でギュッと握った団子がホロっと簡単に崩れるくらいがちょうどいい水加減だ。 全体がよく混ざったら日陰に置いて発酵を進める。1~2日で発酵が始まり、その熱で50~60℃になる。さらに、香ばしい匂いもしてくる。 1週間ほどたったら切り返し、2~3週間で発酵熱が落ち着き、全体が白っぽくなったら完成だ。
太陽熱土壌処理ぬか漬けやニワトリのエサにも
雑草は捨てないで! 刈った草を積んで米ぬかをかけるだけの簡単土づくり【畑は小さな大自然vol.105】 もみ殻と米ぬかを畑に使うときのポイントと注意点【畑は小さな大自然vol.82】 読者の声を投稿する和田 義弥
フリーライター。2011年から茨城県筑波山麓の農村で暮らし、昭和初期建築の古民家をDIYでセルフリノベーションした後、丸太や古材を使って新たな住まいをセルフビルド。約5反の田畑で自給用の米や野菜を栽培し、ヤギやニワトリを飼い、冬の暖房を100%薪ストーブでまかなう自給自足的アウトドアライフを実践する。著書に『やさしく学ぶ 菜園DIY入門』(地球丸)、『増補改訂版 ニワトリと暮らす』(グラフィック社)、『一坪ミニ菜園入門』(山と渓谷社)など。https://www.wadayoshi.com/
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