日本100名城・続日本100名城のお城 【続日本100名城・高田城】新潟が誇る桜の名所!珍しい土造りの近世城郭
平成5年に復元された三重櫓がシンボルである高田城(新潟県)。満開の桜と城のコラボレーションが堪能できる「日本三大夜城」としても有名なお城の見どころポイントをご紹介します。
太陽が昇るように輝いていたことから、別名「高陽(こうよう)城」とも呼ばれた華やかな城! 高田城(新潟県)は、平城の近世城郭としては珍しい土造りである点が特徴です。平成5年(1993)に復元された三重櫓がシンボル。春には、満開の桜と城のコラボレーションが堪能できる“映える”人気スポットになります。幕府に重要視されていた越後の拠点とは、一体どのような城だったのでしょうか? (※2020年6月25日初回公開)
60万石の拠点「高田城」の誕生
本丸隅に建つ高田城のシンボル、三重櫓
忠輝は、堀氏が築いたばかりの福島城を廃して、高田城の築城を開始。世の中は豊臣政権から徳川政権へと移り行く転換期にあたり、高田城は、反徳川勢力となる加賀・前田家や出羽・上杉家の抑えとなる役を担いました。
築城期間わずか4カ月の巨大城郭
※忠輝が入城した後も外郭の工事は行われていたようです。築城開始から50年ほど経った松平光長の代にも城と城下町の整備が実施されています。
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藩主には親藩・譜代の信頼できる大名を置いていることから、幕府にとって重要な拠点であったことがわかります!
藩政の中心となった本丸
城内の看板を撮影したもの。1600年代後半の高田城をイメージ再現している
本丸を囲む土塁。看板と比べるとその高さがわかる
高田城の見どころ「極楽橋」と「三重櫓」
本丸と二ノ丸を繋ぐ、内堀に掛けられた極楽橋。橋を渡ると本城御門(南門)に到着する
本城御門付近には、極楽橋の橋台に使用されていたといわれる石が公開展示されている
三重櫓の柱間は初重が6間、二重が4間、三重が3間ほどの規模だったことが記録から確認できている
存在しない天守の代わりとなった三重櫓(御三階櫓)は、寛永元年(1624)〜延宝9年(1681)に藩主を務めた松平光長によって建てられました。高さは14.5m、望楼型の建物です。
圧巻の規模!外郭の水堀
蓮が植えられた外濠。幕末頃、藩の財政を救うために蓮根を植えたのがはじまり。7月中旬~8月中旬には花が見頃を迎える(写真提供:上越市 産業観光交流部 観光交流推進課)
二ノ丸の一部、八幡丸、三ノ丸は高田城址公園となっており、市立歴史博物館や陸上競技場など上越市の施設が建っています。
高田城といえば、周囲約4kmに及ぶ外郭(西堀)の水堀も見逃せません。古地図によると、その堀幅は最も広い部分で130m! とにかく大きいです。
「日本三大夜城」で観桜を楽しもう
(写真提供:上越市 産業観光交流部 観光交流推進課)
(写真提供:上越市 産業観光交流部 観光交流推進課)
2021年に96回目
となる長い歴史をもつ「高田城百万人観桜会(現在の名称は「高田城址公園観桜会」)」では、約3,000個にもなるぼんぼりの光に照らされた夜桜とともに、特別なひとときを味わうことができますよ。
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秋の紅葉や冬の雪景色もまた美しい! 季節と歴史を一緒に満喫できる高田城に、足をお運びください。
住所:新潟県上越市本城町 6-1
電話番号:025-545-9269(上越市教育委員会 文化行政課)
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、12/29~1/3。1月~2月の期間中は月曜日~木曜日。その他臨時休館あり。
アクセス:トキ鉄・妙高はねうまライン「高田駅」から徒歩30分、または車で10分
執筆・写真/ いなもと かおり
お城マニア&観光ライター
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