世界で起こる砂漠化の現状は?私たちにできることとは
世界で起こっている砂漠化の現状や私たちができることについて解説します。
さらに人為的要因が絡み合うことで、砂漠化と土地の劣化は進行することになります。 人為的な要因とは 過剰な農耕や開墾、放牧などの農業生産、そして過度の森林伐採など です。 人間の生産活動を行う上では必要なことですが、過度になると許容限度を超えてしまい、乾燥化することで脆弱となった生態系に追い打ちをかけ、肥沃だった土地も見る影を失うほど劣化してしまいます。 こういった要因によって砂漠化は起こっています。
砂漠化問題はなぜ深刻化したのか砂漠化は乾燥帯などの地域を中心に、 アフリカ諸国など途上国で多く起こっています。 この地域の人々にとっては生活圏を脅かされ、食料や水の確保も満足に行えないようになるなど、深刻な問題であることは確かでしょう。
砂漠化はその土地の自然や生物多様性に多大な影響を与え、その土地の人々の暮らしと密接につながっていることも事実です。 先に紹介した気候的あるいは人為的要因によって砂漠化が進行すれば、 土地の生物多様性は喪失し、生産能力は深刻なレベルで失われます。
しかし砂漠化によって農業や自然資源に頼れないのであれば、多くの人が移住を余儀なくされ、 砂漠化した地域から北アフリカやヨーロッパへ移動する可能性 があります。
つまり、砂漠化に伴い生産的な土地が失われるということは、自然災害や食料問題、貧困問題だけでなく、 世界全体の社会が成り立つために必要なものすら奪われる可能性 があることから、事態は深刻化しています。
- 砂漠化が起こる要因はこれまでの調査や研究で、気候的要因と人為的要因の2種類に分けられる
- 気候的要因は地球温暖化や気候変動による気温の上昇や干ばつ、乾燥化など
- 人為的な要因とは過剰な農耕や開墾、放牧などの農業生産、そして過度の森林伐採など
砂漠化の現状、今後起こりえる事態
特にサハラ以南のアフリカの砂漠化は深刻なものとなっています。過去にはモロッコやブルキナファソ、エチオピアでは 降雨などによって土壌が流され劣化につながる水食 も起こり、砂漠化が大きく進行してしまう環境にあります。
また日本の近隣国である中国でも砂漠化が深刻化している地域があります。2014年のデータでは 中国の国土面積の27%に相当する面積が砂漠化 しています。 とくに中国北西部の乾燥地の大部分が砂漠化の影響を受けており、首都北京もその中に含まれています。
砂漠化が進行することで起こる危険性また日本に飛来する黄砂は中国のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠から強風によって吹き上げられ、運ばれて来ます。 現在も多くの黄砂が日本に降り注ぎますが、 中国の砂漠化が進行すればより多くの黄砂が飛来することも考えられる のです。
(出典:環境省「気候変動と土地:気候変動、砂漠化、土地の劣化、持続可能な土地管理、食料安全保障及び陸域生態系における温室効果ガスフラックスに関する IPCC特別報告書」,2015) (出典:環境省「人々の暮らしと砂漠化対処」) (出典:環境省「深刻なアフリカの砂漠化」) (出典:J-STAGE「中国における乾燥地緑化の現状と課題」,2015) (出典:気象庁「黄砂に関する基礎知識」) (出典:環境省「黄砂の健康影響の解明に向けた環境省関連の研究成果」)
- 過去にはモロッコやブルキナファソ、エチオピアでは降雨などによって土壌が流され劣化につながる水食が起こっている
- 2014年のデータでは中国の国土面積の27%に相当する面積が砂漠化している
- 現在も多くの黄砂が日本に降り注ぎますが、中国の砂漠化が進行すればより多くの黄砂が飛来することも考えられている
砂漠化防止に向けて私たちにもできること
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