海洋プラスチックごみの問題がもたらす自然への影響や行われている取り組み
海洋プラスチックごみの問題がもたらす自然への影響や行われている取り組みを解説します。
そして問題になるのがプラスチックの処理ですが、適切にごみとして処理する分には問題ありません。 しかし、ポイ捨てや不適切な処分の仕方により、こうしたごみは風に飛ばされたり川などに流され、やがて海に行き着きます。このように海に流れ込んだり捨てられたプラスチックごみを 海洋プラスチックごみ と言います。 海洋プラスチックは地球規模で広がっており、その量は年間800万トンとも言われています。また、2050年にはプラスチックごみの量が魚の量を超すという推計もあり、各国が積極的に取り組まなけばいけない問題となっています。
(出典:政府広報オンライン「海のプラスチックごみを減らしきれいな海と生き物を守る!」,2019) (出典:海上保安庁「未来に残そう青い海」) (出典:環境省「第3章 プラスチックを取り巻く状況と資源循環体制の構築に向けて」)
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- 1 プラスチックごみが海に与えている影響は?
- 1.1 海の生命体に与える影響
- 1.2 海の産業に与える影響
- 1.3 私たち人体への影響
- 2.1 国連環境総会(UNEA3)
- 2.2 G7(ジーセブン)
- 2.3 G20(ジートゥエンティ)
- 2.4 日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM20)
プラスチックごみが海に与えている影響は?
海の生命体に与える影響また、プラスチックごみが劣化などにより砕けて 5ミリ以下に小さくなったものをマイクロプラスチック と言います。これも海洋生物が餌と間違えて誤飲することがあり、かなり小さいため取り出すことは難しく、海洋生物の体内に取り込まれることによって炎症反応や摂食障害にもなる場合があります。
環境省によると、 2019年度に全国で回収した漂着ごみはおよそ3.2万トン でした。種類別では、プラスチックごみが最も多く、その製造国も多くは日本国内のものです。 私たちは自分たちの海を自分たちで汚しているのです。海洋汚染が広がり最も影響を受けるのは海洋生物であり、それらの生態系が崩れると海洋生物の恩恵を受けている私たち人間にも影響を及ぼします。
(出典:政府広報オンライン「海のプラスチックごみを減らしきれいな海と生き物を守る!」,2019) (出典:環境省「第3章 プラスチックを取り巻く状況と資源循環体制の構築に向けて」) (出典:環境省「令和元年度海洋ごみ調査の結果について」
海の産業に与える影響先述したように、海洋生物への影響が広がることで本来取れるはずの海洋生物の 漁獲量が減る という問題があります。 プラスチックごみが海洋環境を破壊し生態系が崩れ、プラスチックごみによって生物が傷を負ったり死んでしまったりして数が減るなどが原因です。
そして産業は漁業だけではなく、 観光業にも影響を与えます。 観光業の場合は、本来きれいな海を求めてやってくる人も多く、海水浴やダイビングなどを楽しむ人たちにとってはプラスチックにより汚染された海での観光を避けることでしょう。そうなると観光業での収入は減ってしまい経済的損失は大きくなってしまいます。
私たち人体への影響また、マイクロプラスチック(マイクロビーズ)は私たちが普段使っている歯磨き粉や洗顔、化粧品にも含まれており、洗面所などから海へと流れていきます。 海洋生物にとっても私たち人間にとってもマイクロプラスチックは有害なもの となります。
海洋プラスチックごみを減らすために世界で行われている取り組み
国連環境総会(UNEA3) G7(ジーセブン)この取り組みには プラスチックの製品設計から管理、廃棄物の防止、市場や教育、普及啓発 などの内容が盛り込まれています。
G20(ジートゥエンティ)2017年7月に開かれたG20では 首脳宣言において海洋ごみが初めて取り上げられました 。その上でこれまでG7で取り組まれてきた内容を基礎とした「海洋ごみに対するG20行動計画」の立ち上げに合意しています。
これは 海洋ごみの発生抑制から持続可能な廃棄物管理の構築 、また海洋ごみの調査などを盛り込んだイニシアチブとなっています。
日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM20)海洋プラスチックごみが深刻なアジアでは 日本、中国、韓国の参加国の環境大臣による会合 が2018年6月に行われました。
post upper私たちにもできることを考えよう!
プラスチックごみは主に放置されたごみなどが問題となっています。 そのためこれを減らす1番の方法は 私たち消費する側が気をつける ことです。
普段から大量に使用するプラスチックを適切にごみとして処理することです。 ごみをゴミ箱へ捨てるだけでなく、 プラスチックごみそのものを減らす行動 も重要です。
再利用と言う観点では商品によってはプラスチックで作られているものをすぐ捨てず、何度も利用するのも手でしょう。 例えばペットボトルは使ってすぐ捨てることもできますが、洗浄して容器として再利用することも可能です。 このように私たちがプラスチックごみを減らすためにできることはあります。
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