【技能検定】機械保全技能検定の学科試験対策【要点まとめ】
2級機械保全技能士 機械系保全作業 を受験してみることにしました。 2級機械保全技能士は試験範囲が広いため、勉強方法に悩む方も多いと思います。ひとまず暗記が重要だと思いましたので、主に自分向けに重要事項をまとめてみたいと思います。試験直前に...
粘度(Viscosity)とは、潤滑油のねばりっけを表します。潤滑油の 粘度 は、温度が高いと低くなる(さらさら)。温度が低いと高くなる(ねばねば)。そこで、粘度グレード(VG:Viscosity Grade。ビスコシティーグレード)は、温度40℃を基準にして動粘度の中心粘度で呼ぶ。動粘度の単位はm㎡/S [cSt]センチストークス。ISO VG32はVG460よりも粘度グレードが低い=サラサラしている。
粘度指数VI…温度による潤滑油の変化のしにくさ。粘度指数が80を超えると良質な潤滑油。 (VI:Viscosity Index。ビスコシティーインデックス)
潤滑油の種類と用途 タービン油・マシン油・ギア油 種類用途 タービン油(ISO VG32 タービンオイル) 油圧作動油 (油圧装置)給油型エアシリンダのルブリケータ無添加(1種)・添加(2種)の2種類がある。色は透明に近い。 マシン油ISO VG46 マシンオイル潤滑油の中でも使用の用途が幅広い ギア油ISO VG150 ギア減速機粘度グレードが高いためかなりドロドロしている。 動作油の汚染度National Aerospace Standard 100ml中のサンプルにどのくらいの汚染物質が含まれるか。
潤滑油の酸価値測定JIS K2501:2003 て測定法が規定されている。“試料 1g 中に含まれる酸性成分を中和するのに必要な水酸化カリウムのミリグラム(mg)数”
潤滑方式 集中潤滑・はねかけ潤滑・液下潤滑・油浴潤滑 潤滑方式 集中潤滑分配弁を通して複数個所へ潤滑油を送り込む。潤滑油だけではなく、グリスも可。 はねかけ潤滑(飛沫給油)油ための油をはねかける。回転体にはねかけ装置をつける 液下潤滑給油器を用いて油を滴下 油浴潤滑軸受の一部を油に浸して運転させる転動体すべてを油に浸すわけではない。油面計を取付けて油量確認 強制潤滑ポンプで強制的に潤滑 グリスのちょう度ちょう度とは、グリスの硬さです。「 ちょう度が大きいグリスは柔らかいです 」動粘度と異なりちょう度は高いほど柔らかく低いほど硬くなります。
一方で、ちょうど番号(グレード)が高いグリスは硬いです。ちょう度0号のグリスは柔らかい。ちょうど2号のグリスは硬い。0号→集中給油 きわめて柔らかいです。2号一般機械 中間くらいの柔らかさです。3号のグリスはかなり硬いグリスです。
グリスの種類と特徴 シリコン・グラファイトグリス・モリブデン グリス種特徴 シリコングリス耐圧性に劣る。 グラファイトグリス極圧グリス水に溶けにくいため、寿命が長い・ 二硫化モリブデン耐圧性が高い。かじり防止に使用される。機械要素
歯車 歯末のたけha1.00m歯元のたけ hf1.25m全歯のたけ h2.25m 全歯たけh =ha +hf歯末のたけ haはm (歯まつのたけはモジュールに等しい)
歯元のたけ はhf≧1.25mで表されます。 歯元のたけ=モジュールm+頂げきkm である。 頂げき km≧0.25mであるから hf≧1.25m
歯車の種類 ヘリカルギア(はすば歯車)平歯車よりも強度、振動、騒音で有利。 油圧ポンプの種類 ピストンポンプ・歯車ポンプ・ 定容量形ポンプ ・ベーンポンプ ポンプ ピストンポンプ ピストンの往復運動で給油・排油する。高圧が出せる。歯車ポンプ(ギアポンプ) 歯車によって作動油を吸込側から吐出側に押し出す。外接形と内接形がある部品点数が少ない。定容量形ポンプ 1回転当たりの理論的な吐出量を変えることができない。当然回転数が上がれば吐出量増える。ベーンポンプ 脈動が少ない機械要素の異常
ベアリング(転がり軸受)の異常フレーキングの原因は、材料の 疲れ 。過大荷重。ベアリングの転動面は繰り返し応力荷重を受ける。芯出しの不良によって生じることもある。
Attention Required! | Cloudflare www.ntn.co.jp Attention Required! | Cloudflare www.ntn.co.jpフレッチング:はめあい面に振動などの往復荷重がかかるときに、接触面にキズができること。fretting wear:フレッチング摩耗。フレッチングによるキズにより摩耗粉が生じる。Fretting Corrosion:摩擦腐食。腐食摩耗。フレッチングにより金属表面が削れる。このため新しい皮膜が露出する。これがまたフレッチングにより削られる。を繰り返すことによる腐食。
歯車の異常歯面から厚みのある金属片が剥離する。キーワードは「かなり大きな」「金属片の剥離(はくり)」歯面の過大負荷が繰り返し加わることによる疲労が原因。材料・熱処理の不良。
歯面どうしが接触することによる溶着(微小な焼き付き)とその引き剥がしによって生じる。油膜切れにより、ギアの歯面どうしが直接接触する。摩擦による温度上昇が起き、溶着が発生してしまう。油膜が破断し微小な焼き付き。「かき傷」
ギアの歯面が繰り返し荷重を受けることによる表面疲れによって生じる。まず線状の細かな亀裂が生じ、その亀裂が進行すると ピンホール となる。
異物や不純物の噛み込みによって、歯面すべり方向にスリキズ(磨き傷)が発生する現象。滑り方向にスジ(擦り傷)ができる。歯面がすり減る。ギア表面と異物が擦れ合い、画面が削り取られることにより、擦り傷が生じる。
abrasive erosion:アブレシブ摩耗 。 abrasive:研磨・研磨剤
アブレシブ摩耗の一種。深くてハッキリ見えるキズ。「深いかき傷」「すり傷」大きな異物の噛み込みにより、歯面の油膜が破れてひっかき状のキズができる。
エロージョンとコロージョン エロージョンとコロージョンエロージョン (erosion)とは、機械的な浸食・ 摩耗 ・風食。配管部品の曲がりの部分で液体の衝突起き、管内が摩耗する機械的な浸食。微小な機械的欠損。
コロージョン (corrosion)とは、生物的や化学的な作用によって生じるな腐食のことです。 金属が酸化して錆びつくこと。
corrosion-resistant:耐食性 corrosion-resistant alloy :耐食性合金
electrolytic corrosion, 電食
コリジョン(Collision)は「衝突」。 コロージョン(corrosion) は腐食。スペルが違う。機械的作用として液体の衝突によって起きる摩耗がエロージョン。逆だと覚える。
材質
鋳造 ダイカスト・砂型・低圧鋳造・重力鋳造 種類 ダイカスト高速・高圧で溶融した金属を金型に注入する 砂型砂を材料とした型(砂型)で行う鋳造当然金型よりも鋳肌が荒い。 低圧鋳造 低速・低圧で溶融した金属を金型に注入する 下から上へ押し上げて流し込む。 重力鋳造グラヴィティ鋳造圧力をかけずに重力のみを利用して、ゆっくりと溶解した金属を金型に流し込む 塑性加工 転造強い力を加えて素材を変形させるおねじ加工など硬度の高い素材は、転造に向かない鍛造ハンマーなどで金属の加工物をたたいて目的の形に成形刃物など圧延Rolling回転するロールの間に材料を通して、薄く延ばす 被覆アーク溶接棒の被覆材 被覆アーク溶接棒の被覆材 金属の表面処理 黒染め金属表面に酸化被膜を生成膜厚は1-2μm程度。環境が悪いと普通に錆びる。酸洗い酸性溶液につける→酸化物除去。クロムメッキメッキ層に存在する水素の影響で強度が低下する。(水素脆性)被塗装物体側が陰極となる。静電塗装アースした塗装物が陽極。 非金属材料- 天然ゴムはオゾンにより劣化する。
- 熱可塑性樹脂は、加熱すると軟化する。リサイクルが比較的容易。当然成型不良が発生して場合でも、溶かせば再利用できる。塩ビやポリエチレン・フッ素樹脂など
- 熱硬化性樹脂は、再加熱しても軟化しない。シリコン・エポキシ・ポリウレタン等。
試験
非破壊試験の種類超音波 探傷試験 のみ内部欠損検出できる点を覚えておく
試験検出欠陥原理浸透 探傷試験表面検査物の表面に浸透性の高い液体を塗る毛管現象を利用する。金属でも非金属でも適用できる。渦電流 探傷試験 表面 渦電流超音波 探傷試験 内部 音波を侵入。エコー。超音波を入射させ、その反射波を観察する磁気 探傷試験 表面 漏洩時速強磁性体にだけ適用できる。 硬さ試験 ブリュネル硬さ試験・ショア硬さ・ロックウェル硬さ・ビッカース硬さ くぼみ測定 ブリュネル硬さ試験球形圧子を試験片に押し付ける。 圧痕の 「表面積」で硬さを求めます。 するショア硬さショア硬さ試験は反発係数を利用した硬さ試験 おもりが跳ね返った「高さ」で硬さを求める しないロックウェル硬さ円錐形圧子を試験片に押し付ける。圧痕の「深さ」で硬さを求めます。するビッカース硬さ角錐形圧子を試験片に押し付ける。 圧痕の「対角線長さ」で硬さを求めます。 する 温度測定 熱温度計・放射温度計・抵抗温度計 特徴 放射温度計高温の物体の温度を測ることができる例えば、 300℃以上の温度測定に適する 熱電対温度計小さな測定対象の温度測定が可能 抵抗温度計測温抵抗体。白金(Pt100)が用いられます。金属が温度変化によって電気抵抗値が変化する特性を利用する