カブトムシよりかっこいい虫はうんこの中にいる
カブトムシよりかっこいい虫はうんこの中にいる

カブトムシよりかっこいい虫はうんこの中にいる

カブトムシを遥かに凌ぐほどかっこいいシルエットを誇る虫が、実は日本にいるのだ。

ちなみに余談であるが本記事を執筆している現在、固形の排泄物をどのように表記するかについて非常に悩んだ。 糞(フン)と書くのが無難だろうが、少し堅苦しいというか親しみに欠ける気がする。もっとジャンクでポップな呼び名がいい。 でもウンチはかわいこぶりっこな印象だし、ウンコでは少々下品な気もする。よってここでは平仮名で「うんこ」と表記したい。 「うんこ」という響きには子どもらしい無邪気さと愛らしさ、そして素直さが感じられる。とても良い排泄物の呼称であると思う。

牛が!そして彼らのフレッシュなモノが! ほぼ土に還っているうんこも。 乾いた牛糞を地面からはがすように掘る。 小さく可愛いカドマルエンマコガネ これがファーブル昆虫記のスカラベ。似てるでしょ?

うんこにいるのに綺麗な虫とうんこにいるのにかっこいい虫

他のうんこをほじくっていると、こんなに綺麗な虫がコロッとキラッと転がり出てきた。 まだ比較的新しい牛糞の中に潜っていたセンチコガネ。名前の「センチ」とは雪隠が訛ったものだという。 異様な存在感を放つ黒い虫。これこそが目当てのカブトムシよりかっこいい虫。その名はゴホンダイコクコガネ! 漆黒のボディー。無骨なかっこよさ。 トリケラトプスを彷彿とさせる 昔のダイヤル式黒電話を連想させるような、重厚感のある黒光りしたボディー。そして何よりインパクトがあるのがこの角だ。 ゴホンダイコクコガネはその名のとおり5本の角を持つ。頭には大きく反ったサーベルのように長い角が1本、肩のあたりから4本の太短い角が生えており、虫というより恐竜のようだ。 背面から。5本の角は見る角度によって大きく表情を変える。

しかし疑問が生まれる。その角は何のために生えているのだ。 聞いた話では、オス同士はたまに喧嘩をしたりもするそうだが、特に角を活用するわけでもないらしい。 さらに今回、ゴホンダイコクコガネは牛糞の中はもちろん、その下の地中に潜っているものも見つかった。絶対に角がつっかえて潜りにくかっただろう。どう考えても邪魔にしかなっていない。 もしかすると機能らしい機能は無いただの飾り、人間の男性で言うところのヒゲみたいなものなのだろうか。

迫力あるなあ。虫のくせに。かっこいいなあ。うんこ食ってるくせに。

出会えた感動とあまりのかっこよさに夢中でシャッターを切った。ゴホンダイコクコガネ、かっこよすぎる。 「キミはスターになれる逸材だ!うんこの中で終わってしまうような器じゃない!」とスカウトの一つでもしたいところだったが、 「それでも自分は…、うんこが好きっすから…。」という強い意志のこもった声が聞こえた気がしたので、彼の気持ちを尊重して諦めた。

角の長さには個体差が。 ただカブトムシの場合、立派な角を持つのはオスだけだ。しかしゴホンダイコクコガネはメスにも頭のてっぺんに申し訳程度だが角が備わっている。オスほどではないが、やはりサイのようで迫力がある。

実は小さいんです

実際は指先ほどのサイズ

もっとかっこいい虫もうんこの中に

牧場で可憐な花と可愛いトラマルハナバチを撮影。一見綺麗な光景だが、トリミング前の画像には大量の牛糞が写りこんでいた。

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