「へそ出しトップスで登校禁止」に多くの人々が反発。その理由を探ってみた
「へそ出しトップスで登校禁止」に多くの人々が反発。その理由を探ってみた

「へそ出しトップスで登校禁止」に多くの人々が反発。その理由を探ってみた

デンマークの多くの人々が根強くこの問題に意見したり反発し続けることには正直少し驚いた。だがしばらく観察していると、これは単にクロップトップスの是非を問うているのではないこともわかってきたのだ。

この問題について意見する人々の多くが口にしたのは、学校が一方的に生徒の服装を規制するのはおかしいということだった。この決定がされる前に生徒たちの意見は問われたのか、決定時に生徒の代表は含まれていたのか、学校の運営委員会(教員、管理職、保護者と生徒代表が含まれる)の判断はどうだったのか。そんな問いかけがいくつも見られた。つまり、反発する人たちは、クロップトップスの是非が焦点だったのではなく、子どもの服装に関する決定を、当事者である子ども自身や民主的プロセスである学校委員会と意見を交わすことなく決定したという、意思決定のプロセスに反発していたようだ。むしろ、これが学校内で民主的に決定されたのであれば、これほど人々は騒がなかったのかもしれない。

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さらに別の理由もある。これは学校側が一部の生徒(例えば女子)が肌を5cmほど露出していることで、他の生徒(仮に男子とする)が学習に集中できないということを、これまた一方的に断言していることへの反発だ。ここでも、集中できないとされる側の意見は反映されていない。また、デンマークでは近年復活したMeTooの影響もあり、女性の服装を男性の性欲と絡めてその是非を問うことにも疑問の声が上がるようになっている。大人がむやみに子どもを性的な存在として、女子生徒の服装の是非を独断で決定したことについても、危惧する声が多かった。