アミティーザ、リンゼス、グーフィスの違いは?食後・食前服用の理由も徹底解説!
アミティーザ、リンゼス、グーフィスの違いは?食後・食前服用の理由も徹底解説!

アミティーザ、リンゼス、グーフィスの違いは?食後・食前服用の理由も徹底解説!

今回のテーマは、アミティーザとリンゼス、グーフィスの違いについて。 3剤とも比較的新しい便秘薬ですが、処方制限が解除されたこともあり、処方頻度が少しずつ多くなってきている薬です。 そこで今回は、アミティーザとリンゼス、グーフィス3剤の違いについて徹底解説していきます。 作用機序の違い アミティーザとリンゼスの作用機序は大きく異なる アミティーザの作用機序 リンゼスの作用機序 グーフィスの作用機序は? 用法・用量の違い アミティーザは必ず食後? リンゼスとグーフィスはなぜ食前? リンゼスが食前の理由 グーフィスが食前の理由 規格・薬価の違い 副作用の違い 共通していること 耐性や依存性はない 継…

本剤は回腸末端部で胆汁酸再吸収に関わるトランスポーター(IBAT:ileal bile acid transporter)を直接阻害し 1) (血中に移行して効果を発現する薬剤ではありません)、胆汁酸の再吸収を抑制することにより 2) 、大腸内に流入する胆汁酸の量を増加させる作用を持つ薬剤です。

したがって、効率の良い効果発現のためには、食事の刺激により胆汁酸が十二指腸に放出される以前に本剤が投与されていることが望ましいと考えられます。 引用元:グーフィス錠 Q&A

規格・薬価の違い

また、 通常用量 で1日あたりの金額を比較すると、アミティーザが3剤の中で一番高く、リンゼスが一番安い薬となります。

<各薬剤の通常用量>

副作用の違い

単純に添付文書の副作用データを比較すると、3剤の中でアミティーザの副作用率が一番高く、リンゼスの副作用率が一番低いというデータがでています。 ※あくまでも添付文書上の違いであり、直接比較したデータではないため参考にならないかもしれません!

また、アミティーザの副作用の特徴として悪心(吐き気)の副作用率も多いことがわかります。

共通していること 耐性や依存性はない

刺激性下剤とは異なり、アミティーザ・リンゼス・グーフィスの3種類は耐性や依存性がないため、比較的長期使用に向いている薬と言えます。

継続して使用するタイプ

浸透圧性下剤や刺激性下剤と異なり、アミティーザ・リンゼス・グーフィスの3剤は継続して服用して治療するタイプの薬です。(※もちろん漫然と長期服用していいわけではありません)

妊婦、授乳婦へは使用できない

アミティーザ・リンゼス・グーフィスの3剤とも妊婦・授乳婦への使用は推奨されていません。

特にアミティーザとグーフィスは動物実験ではありますが、毒性・放射能の胎児移行が確認されているため、添付文書上でも注意喚起されています。

また、3剤の中でも唯一アミティーザは「妊婦への使用」が禁忌事項に含まれています。

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

1.腫瘍,ヘルニア等による腸閉塞が確認されている又は疑われる患者[腸閉塞を悪化させるおそれがある.]

2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照]

引用元:アミティーザカプセル 添付文書

ちなみに妊婦へ使用できる便秘薬については、こちらの記事で解説しています。

  • 妊娠中によく処方される便秘薬5種類の違いや安全性を解説!
まとめ

値段と副作用を考慮すればリンゼス→グーフィス→アミティーザの順で使用(効果がなければ処方変更)していくのが良いのでは?と個人的には考えます。

ちなみに他の便秘薬の違いや使い分けはこちらの記事で解説しています。

  • 酸化マグネシウムとモビコールの違いは?浸透圧性下剤の分類も徹底解説!
  • 刺激性下剤の使い分けを解説!耐性・妊婦への使用・効果発現時間の違いは?
  • レシカルボンとテレミンソフトの違いは?妊婦への使用や強さの違いも解説!