【初心者用】溶接で『穴が開く原因』を現役溶接工が解説
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【溶接素人が穴を開ける原因】
1.電流が高い 2.アーク長が離れすぎ 3.棒orトーチ角が悪い 4.溶接スピードが遅い 5.溶接法が適正ではない 6.熱を逃していない 7.材料が腐食している 8.溶接棒径が適正じゃない 9.隙間が広すぎる 10.溶接を理解していない
大抵は『1』が原因ですが,本質は『10』。
— Mac好きな溶接工@職人の概念をぶっ壊す! (@kaisyabaibai) August 11, 2021
1.電流が高い溶接初心者で溶接時に穴を開けてしまう原因で一番多いのが,『溶接電流が高すぎる』ってこと。
溶接電流=板を溶かす力
- 2mmの板をアーク溶接100Aで溶接して穴が開いたから,思い切って溶接電流を50Aにしてみて溶接してみる。
- 1mmをTig溶接120Aで溶接して穴が開いたから,溶接電流を60Aにしてみる。
コツは,穴が開いた溶接電流の1/2にすること。
溶接道を極めたいなら,下記の記事で溶接電流について深掘りしているので参考にどうぞ↓
- 【Tig溶接】溶接電流の決め方。溶接電流はどうやって決めるのか?4つの目安。
- 【被覆アーク溶接】アーク溶接の電流値の決め方。迷ったら高めでいい。
アーク長とは,溶接棒,ワイヤ,タングステン電極などと溶接物との距離のこと。
アーク長の適正な目安は1mm〜2mm程度。
溶接時に出る音もアーク長を知る上で重要で『ボボボボ』より『パチパチ』と乾いた感じの音がベスト。
溶接のプロの世界では『アーク長を制すものが溶接を制す』と言われているほど大事な要素。
アーク長について詳しく知りたい方は,下記記事をどうぞ↓
- アーク長とは?【溶接で1番大事】短く保つ理由,コツを溶接工が解説
熱が貫通方向に働くからだ。
4.溶接スピードが遅いコツは,溶融池が楕円形になっている状態をキープすること。
溶融池のイメージがわかないならぜひ下記動画でイメージをつかんでほしい↓プロの溶融池が鮮明に見える。
- 【溶接動画】はコレを見ろ!おすすめ現役バリバリ溶接ch5選【技盗】
被覆アーク溶接で覚えておいて欲しいのが,『板厚2mm程度までが限界』ってこと。
6.熱を逃していない材料によっては,溶接して冷やして再度溶接するなどの工夫が必要。
そもそも溶接中の溶融池の温度は何度あるのか?知りたい人は,ぜひ下記記事をどうぞ↓
7.材料が腐食している腐食していたら「ケレン(磨き)」をして材料の地肌を出し,溶接すること。
興味ある方は下記記事で詳しく解説しているのでぜひ↓
- 【当て板(パッチ当て)溶接】の注意点を現役溶接工が解説【軽視するな】
溶接棒=抵抗値
9.隙間が広すぎる板と板の隙間は溶接初心者の場合は,最低でも1mm程度までにしよう。
ちなみに板と板の隙間のことをルートギャップ(ルート間隔)といい,溶接前の仮付けで決まる。溶接の中でも大事な要素なので下記記事を参考にしてほしい↓
- 【仮付け溶接は命!】7つの注意点を『現役配管溶接工』が解説【基本】
溶接は『溶かしてひっつける』という単純なことが目的。
しかし,『単純』が一番難しいのも事実。
その薄板,溶接じゃなきゃダメ??【発想の転換】
その薄板は溶接じゃなきゃダメ??
溶接で『穴が開く原因』:まとめ
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