マジェランアイナメとは? わかりやすく解説
「マジェランアイナメ」の意味は《マゼランアイナメとも》南極周辺の深海に生息する大型の魚のこと。Weblio国語辞典では「マジェランアイナメ」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。
標準和名の第一要素「マジェラン」は南極海域に属する「マゼラン海峡」に由来しつつ、その英語読みに準じたものである。よって、日本での慣習読みである「マゼラン(-アイナメ)」の名で呼ばれることも多い。第二要素「アイナメ」は、カサゴ目の魚「アイナメ」のことである。ただし、姿は似ていても分類は全く異なる。また本種は、同様の利用のされ方をするムツ、ギンダラ、メルルーサなどとも混同されることがある。日本国内では、流通名(市場名)としてメロが用いられている(後述)。
主要な漁獲国であるアルゼンチンなどリオプラテンセ・スペイン語圏では、「メルルーサ・ネグラ("Merluza negra": 黒メルルーサの意)」や、「バカラオ・デ・プロフンディダ("Bacalao de profundidad": 深海タラの意)」等と呼ばれる。
アメリカやカナダでの流通名(市場名)は、チリアンシーバス(Chilean sea bass)が用いられている(後述)。
生物的特徴
形態・生態・分布利用
流通名等の問題日本では「メロ」という流通名(市場名)で、食用白身魚として広く利用されている。2003年以前には「銀ムツ」という名前で流通することが多かった。しかし、ムツやアカムツなどとは分類が異なる魚で、「消費者に混乱をもたらしている」との判断から、2003年にJAS法が改訂され、「銀ムツ」という名前での販売が禁止された(ただし「銀ムツ(メロ)」などの表記は可)。しかし、マジェランアイナメを「ムツ」と称して出す料理店などは多いといわれる。また、1990年頃には、みりん漬などに加工した切り身を「クエ」と詐称し、市場や量販店へ卸していた水産加工業者もあった。
「メロ」という名称で流通している魚の多くはマジェランアイナメであるが、一部マジェランアイナメの近縁種であるライギョダマシ(en、学名:Dissostichus mawsoni、英語名:Antarctic Toothfish)も含まれている。
「メロ」という言葉はスペイン語で、ハタ類の総称を指す。 昔、チリ沿岸の漁業において、当該種はハタ類の一種としてみなされていたようで、チリの北部では当該種のことをメロと呼んでいた(ちなみに、南部ではSeabassと呼ぶ)。 20-25年ほど前に当該種が日本に流通した際に、日本ではその呼称をメロとしたようだ。 一方、アメリカではSeabassという呼称が採用されたようで、現在でもChilean Seabassと呼ばれている。
脚注
- ^ “Eschmeyer's Catalog of Fishes Classification”. 2026年1月4日閲覧。
- ^ “日本から消えつつある旨い魚”. Umito.. マルハニチロ (2019年1月23日). 2023年10月25日閲覧。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、 マジェランアイナメ に関連するメディアがあります。外部リンク
- 南半球の魚図鑑 - 水産総合研究センター開発調査部による。「オオクチ」の名で掲載されている
- Dissostichus eleginoides - Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2008.FishBase. World Wide Web electronic publication. www.fishbase.org, version(09/2008).
- ウィキデータ: Q1052665
- ウィキスピーシーズ: Dissostichus eleginoides
- AFD: Dissostichus_eleginoides
- BOLD: 18152
- CoL: 6DB7Y
- EoL: 46573002
- FishBase: 467
- GBIF: 2385957
- iNaturalist: 194676
- IRMNG: 10579857
- ITIS: 642807
- NCBI: 100907
- NZOR: f88a9bbd-adbd-4c30-9384-7838121f40c8
- OBIS: 234700
- Open Tree of Life: 1040385
- Plazi: C4C37016-FDE6-54F3-D1DA-0473A691CBE3
- WoRMS: 234700
- ZooBank: E083808D-EA04-4326-8C0C-A909A7931CB4
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