クレマチスの剪定をしないとどうなる?時期からどこを切るかまで解説
つるの女王とも呼ばれるクレマチス。この記事ではクレマチスの剪定について、方法やコツ、時期などを紹介しています。クレマチスを咲かせるためには、剪定は欠かせない作業です。クレマチスの種類も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
新枝咲きクレマチスは、春に新しい枝に花を咲かせる特徴です。そのため、古い枝は花を付けないため、必要ありません。花がついている時期を避けた開花前の2から3月、開花後の5から8月の年に2回の剪定を行います。 2から3月の剪定では、新しい枝を残し、地面の生え際から2〜3節を残して剪定 します。そうすることで、開花前に新芽がたくさん出てきて、その新芽が伸びた枝に花が咲きます。 5から8月の剪定では、伸びたツルをほどいて全体の半分ほどの高さまで剪定しましょう。秋にも開花するタイプであれば、伸びた新芽からさらに花が咲き、再び花を楽しむことができます。剪定しないと秋に花が咲かない可能性があります。開花に失敗しないように剪定してあげてください。
新旧枝咲きの剪定方法新旧枝咲きのクレマチスは、新しい枝と古い枝の両方に花を咲かせる特徴を持っています。つまり、新枝咲きの剪定方法と旧枝咲きの剪定方法を組み合わせた形と考えると良いかもしれません。 ただし、そんなに難しく考える必要はなく、 花を咲かせたいだけであれば、新枝咲きと同じように剪定 すれば問題ありません。 開花前の2から4月には、つるの先端から3〜5cm程度まで切り戻します。夏が終わった開花後の5から8月ごろは、ふたたび咲き終わった花のつるの先端を3〜5cm程度剪定しましょう。 剪定の際に、細すぎる枝は剪定しておくと、見栄えが良くなります。
クレマチスの剪定のポイント
- 旧枝咲きは冬に剪定しないこと
- 新枝咲きは強剪定すること
- 新旧枝先は花後にフェンスや支柱からツルを外すこと
旧枝咲きのクレマチスは、前年の古い枝に花を咲かせます。つまり、開花時期に前年の枝がなければ、花が咲きません。クレマチスの多くは、落葉するので冬は寂しくなりがちです。そのため、枝を冬にばっさり切ってしまう方も多いでしょう。新枝咲きや新旧枝咲きであれば問題ありませんが、 旧枝咲きだと翌年に花が咲かなくなる ので、注意してください。
新枝咲きは強剪定すること新枝咲きは 強剪定 することが重要 です。強剪定とは、伸びた枝を地際2~3節残した程度で、バッサリと切り戻す剪定方法のこと。新枝咲きは、新しい枝が伸びないと花が咲かないため、いかに新しいツルを伸ばして枝にするかが重要です。新しい枝を出すために、強剪定を忘れずにしましょう。
新旧枝咲きは花後にフェンスや支柱からツルを外すこと新旧枝咲きは 花後にフェンスや支柱からツルを外すこと が重要です。新旧枝咲きのクレマチスは、開花時期が終わってもツルを這わせたままだと、上の方にしか花が咲かなくなってしまいます。株元がさみしくなるので、注意してください。
剪定後に花を咲かせるための育て方
- 鉢植えは乾いたらたっぷりと水を与える
- 日当たりのいい場所で育てる
- 春から秋にかけて肥料を与える
クレマチスを鉢植えで育てている方は、 土が乾いたらたっぷりと水を与えてください 。鉢植えは花壇やお庭の土に比べて、乾きやすいです。水切れ状態が長く続くと蕾が枯れてしまったり花が綺麗に咲かなかったりします。土の乾燥具合を確認してしっかり花を咲かせましょう。
日当たりのいい場所で育てるクレマチスは日当たりの良い場所を好む植物です。日当たりの悪い環境では、花付きが悪くなったり蕾が咲かなかったりします。 しっかりと直射日光が当たる日当たりのよい屋外で育ててください 。鉢植えで花が咲いたら室内に移動させるのも良いですが、次々咲かなくなるので、基本的には屋外で楽しみましょう。
春から秋にかけて肥料を与えるクレマチスはツルがぐんぐん伸びて花を咲かせる植物であるため、肥料を好みます。 春から秋にかけて肥料をしっかりと与えてください 。土には元肥をしっかりと混ぜ込んで、開花前には水に薄めた液肥を与えましょう。ただし、肥料を与えすぎたり薄め方を濃く作ったりするとれる恐れがあるので注意してください。
種類が分からない?クレマチスには種類がたくさん!
クレマチスにはさまざまな種類があります。そのため、「どのクレマチスを育てようか」「種類が分からない」など悩む方も多いでしょう。ここではクレマチスの種類について紹介します。 咲く時期で二つに分けられる- 一季咲き
- 四季咲き
- モンタナ系
- フォステリー系
- アーマンディー系
モンタナ系は、中国~ヒマラヤの高山が原産のクレマチスです。 桜のような印象を与える4弁の白または淡いピンクの早咲きクレマチス として人気があります。たくさんの花を咲かせる点も人気の秘密でしょう。春にのみ咲く一季咲きです。
フォステリー系フォステリー系は、ニュージーランド原産のクレマチスです。 清楚な真っ白~薄黄色の花を咲かせるクレマチス として人気があります。他のクレマチスと異なり、ツルを伸ばさず、低木状に育ち枝垂れるように成長します。ハンギングや高い場所において楽しむと良いでしょう。春のみに咲く一季咲きで、香りも楽しめるクレマチスです。
アーマンディー系アーマンディ系は、中国が原産のクレマチスです。 常緑性で一年中葉が茂っているので、アーチやフェンスで活躍するクレマチス として人気があります。早春の寒い時期に甘い香りがする花を咲かせる点が特徴です。比較的花が少ない時期に花をさあkせてくれます。
春から秋にかけて何度か開花する四季咲き- ダイアナ系
- ミゼットブルー系
- パテンス系
- フロリダ系(水面の妖精)
- ビチセラ系
ダイアナ系とは、 プリンセスダイアナと呼ばれるクレマチスのこと を指します。本来は、ダイアナ系とは呼ばずに、テキネンシス系のクレマチスのことなので、間違えないようにしてください。プリンセスダイアナは鮮やかなスカーレットのチューリップ咲きをする特徴があります。
ミゼットブルー系 ミゼットブルー系とは、 パテンス系のクレマチス「ミゼットブルー」のこと を指します。ミゼットブルー系といった系統はありません。赤みを帯びたラベンダー色の大輪の花が特徴的です。 パテンス系パテンス系は、 日本から中国に自生する「カザグルマ」と呼ばれるクレマチスを親として交配してつくったクレマチスの系統 です。早咲き品種が多く、早春に大きな花を咲かせます。一季咲きとして扱われることもありますが、剪定すると秋にも咲くため、四季咲きとしても扱われます。
フロリダ系(水面の妖精)フロリダ系の水面の妖精は、赤紫色の筋と薄紫色の斑点、緑がかる万重咲きが特徴のクレマチス です。花色は開花するタイミングで異なり、さまざまなグラデーションを一株で楽しめます。半八重咲き~八重咲きで花びらが多いので、豪華なクレマチスとして楽しんでください。
ビチセラ系ビチセラ系は寒さに強く初心者でも育てやすいクレマチス です。新枝咲きなので、剪定にも悩まず、毎年花を咲かせてくれます。春の5月~6月から咲き始めるので、バラと合わせて楽しむことができるでしょう。何を育てようか悩んだ際は、ビチセラ系のクレマチスがおすすめです。
花がつく場所で3種類に分けられる- 旧枝咲き
- 新枝咲き
- 新旧枝咲き
- カートマニージョー
- ドクターラッペル
- 白万重
- ペトリエイ
カートマニージョーはニュージーランド原産の白い小花がびっしりと咲くフォステリー系クレマチス です。ホームセンターや園芸店では、晩秋から冬に出回りますが、本来は春に咲きます。常緑タイプで穴も可愛いため人気がありますが、一季咲きである点には注意してください。
ドクターラッペルドクターラッペルは、鮮やかなピンクの大輪クレマチス です。花径は15㎝~20㎝になり、いかにもクレマチスといった印象です。パテンス系で四季咲き性も強いので、一年を通してお庭を美しく彩ってくれるでしょう。
白万重白万重は、中国原産のフロリダ系クレマチスです。非情に多くの花を咲かせるテッセンと呼ばれるクレマチスの枝変わり品種として有名です。 八重咲きの品種で、咲き始めは淡い黄色をしており、徐々に白色に変化 します。バラとの相性も良いので、ガーデニングとしてもよく植えられています。
ペトリエイペトリエイは、別名ペトレイとも呼ばれるニュージーランド原産のフォステリー系クレマチスです。カートマニージョーに似ていますが、 淡い黄緑~黄色の花色 が特徴的です。ハンギングや高い位置に鉢を置いて枝垂れさせると、美しく楽しめます。
新しく生えた枝に花を咲かせる新枝咲き- エールフクシマ
- 流星
- ロウグチ
流星は、クレマチス生産で有名な及川フラグリーンさんオリジナルのインテグリフォア系クレマチス です。淡い藤色の花が特徴的で、濃い紫の斑点が花弁の先に入っています。半つる性ですが、オベリスクやフェンスでも使いやすいため、花壇や鉢植えで楽しむのに重宝するでしょう。
ロウグチロウグチは漢字で「龍口」と書くクレマチスです。 インテグリフォアとレティキュラータの交配種 として、人気があります。釣り鐘型の青紫の花が特徴的で、花弁の先端がカールしています。うつむいて咲くので、他のクレマチスにはない可愛らしさを持っています。
古いツルと新しいツルの両方から花を咲かせる新旧枝咲き- 白雪姫
- テッセン
テッセンは フロリダ系のクレマチス です。クレマチスの代表的な種類で、「テッセン=クレマチス」としても呼ばれますが、あくまでクレマチスのうちの1つの品種です。最初は緑色をしていますが、咲きっ進むにつれて、白い花になっていきます。和風洋風のお庭にどちらでも合うので、ぜひ植えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- クレマチスには旧枝咲きや新枝咲き、新旧枝咲きなどの種類があるが、いずれも剪定は必要
- クレマチスの剪定時期は、「旧枝咲きは、花後の10~11月」「新枝咲きや新旧枝咲きは、開花前の2~3月と花後の5~8月」
- クレマチスの剪定方法は、「旧枝咲きは、前年の枝から花が咲くので、強剪定はせずに苑年の枝は残す」「新枝咲きや新旧枝咲きは、新しい枝から花が咲くので古い枝はばっさりと剪定する」
- クレマチスの種類には、大きく分けて「一季咲き品種」「四季咲き品種」があり、さらには、花の付き方で「新枝咲き」「新旧枝咲き」「旧枝咲き」に分かれる
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