京都・三門(山門)に上がれる寺院とその魅力!公開時期・拝観料・歴史・障壁画・仏像配置・交通アクセスなど
京都・三門(山門)に上がれる寺院とその魅力!公開時期・拝観料・歴史・障壁画・仏像配置・交通アクセスなど

京都・三門(山門)に上がれる寺院とその魅力!公開時期・拝観料・歴史・障壁画・仏像配置・交通アクセスなど

京都には三門(山門)に登って拝観できる寺院が複数あり、楼上(2階)内部の極彩色の障壁画や回廊からの眺望が楽しめます。 本

■狩野 探幽 たんゆう (1602-1674) 江戸時代初期の狩野派(江戸狩野)の絵師。13歳で2代将軍・秀忠より祖父・永徳の再来と絶賛され16歳で江戸幕府御用絵師となる。二条城・江戸城・名古屋城・大徳寺・妙心寺などの障壁画を担当 ■土佐徳悦(?-?) 詳細不明 ■ 吉山明兆 きっさんみんちょう (1352-1431) 室町時代前・中期の臨済宗の画僧。周囲から禅僧として高位の位を望まれるが画を好みそれを拒否し、初の寺院専属の画家として大成。僧の位は仏殿の管理を務める 殿司 でんす だったため「兆殿司」と称された。 ■ 中殿暁園 なかどのぎょうえん (?-?) 詳細不明・幕末の絵師 ■金龍胤乃(?-?) 詳細不明 ■長谷川 等伯 とうはく (1539-1610) 安土桃山時代から江戸時代初期にかけての絵師。千利休や豊臣秀吉らに重用されたった一代で当時画壇のトップにいた狩野派を脅かすほどの絵師となる。 ■竹内 栖鳳 せいほう (1864-1942) 明治中期から大正時代にかけて活躍した日本画家。「東の大観(横山大観)、西の栖鳳」称された。新時代の日本画表現を模索した近代日本画の先駆者で 京都画壇を代表する大家。

【仏像配置】実は寺院で少し異なる ベーシックな配置

三門の楼上(2階部分)内部は上の図のように、須弥壇中央に「 宝冠釈迦如来 ほうかんしゃかにょらい 像」、左に「 月蓋長者 がっかいちょうじゃ 像」、右に「 善財童子 ぜんざいどうじ 像」が配され、その左右に「十六羅漢像」が配置されてるのが基本スタイルです。

須弥壇中央 月蓋長者 がっかいちょうじゃ 宝冠釈迦如来 ほうかんしゃかにょらい 善財童子 ぜんざいどうじ 天竺(インド)の富豪。国中に悪疫が流行した際、仏の教えに従い弥陀三尊像を造り祈念したことで病気をしずめた。 如来になる前の修行中の釈迦の姿。髪を高く結い宝冠をつけ、衣のドレープが多いのが特徴。 仏法を求めて53人の名僧や知識人を訪ね歩いた菩薩。 須弥壇の左右 十六羅漢 ①に第一尊者、②に第二尊者のように左右交互に並ぶのが基本(①と②が逆になることも) 第一尊者: 賓度羅跋囉惰闍 びんどらばらだじゃ 第二尊者: 迦諾迦伐蹉 かなかばっさ 第三尊者: 迦諾迦跋釐堕闍 かなかばりだじゃ 第四尊者: 蘇頻陀 そびんだ 第五尊者: 諾矩羅 なくら 第六尊者: 跋陀羅 ばだら 第七尊者: 迦哩迦 かりか 第八尊者: 伐闍羅弗多羅 ばじゃらほったら 第九尊者: 戎博迦 じゅはくか 第十尊者: 半諾迦 はんたか 第十一尊者: 羅怙羅 らごら ※釈迦(仏陀)の息子 第十二尊者: 那伽犀那 ながせな 第十三尊者: 因掲陀 いんがだ 第十四尊者: 伐那婆斯 ばなばし 第十五尊者: 阿氏多 あした 第十六尊者: 注荼半託迦 ちゅうだはんたか 各寺院の仏像配置 1.南禅寺三門 配置の詳細へ 2.東福寺三門 配置の詳細へ 3.金戒光明寺三門 配置の詳細へ 4.知恩院三門 配置の詳細へ 5.妙心寺三門 配置の詳細へ 6.東本願寺山門(御影堂門) 配置の詳細へ 7.大徳寺三門(金毛閣) 配置の詳細へ 【扁額】著名人の直筆あり! 1.南禅寺 2.東福寺 3.金戒光明寺 4.知恩院 再建・江戸時代(1628年) 再建・室町時代(1405年) 再建・江戸時代(1860年) 落成・江戸時代(1621年) - - 玅雲閣 みょうううんかく (妙雲閣) 浄土真宗最初門 華頂山足利義持・筆 (室町幕府4代将軍) 後小松天皇 ごこまつてんのう ・筆 (第100代天皇) 霊元 れいげん 上皇・筆 (第112代天皇) - ・玅は妙の 異体字 ・大きさは畳3枚分 ・浄土宗の真の教えを最初に広めた寺の意味 ・知恩院の山号 ・大きさは畳2枚以上 5.妙心寺 6.東本願寺(御影堂門) 7.大徳寺 再建・安土桃山時代 (1599年) 再建・明治時代 (1911年) 上部再建・安土桃山時代 (1589年) - - 真宗本廟 金毛閣伏見宮貞愛親王 ふしみのみやさだなるしんのう ・筆 ( 明治~大正の皇族) 松花堂昭乗 しょうかどう しょうじょう ・筆 (江戸時代初期の真言宗の僧侶・文化人) - ・東本願寺の正式名称 ・松花堂昭乗が 張即之 ちょうそくし の書を参考に揮毫 ・金毛は金毛の獅子のことで優れた禅僧を意味する

建物顔といってもいい「 扁額 へんがく 」。天皇や将軍、文化人がその文字を書いています。

1.南禅寺の三門(天下竜門)【重要文化財】

  • 三門の構造:五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺、高さ約22m
  • 両側の山廊:それぞれ桁行三間、梁間二間、一重、切妻造、本瓦葺
歴史・由緒・特徴 南禅寺三門 初期 ・鎌倉時代の永仁3年(1295年)に公卿・西園寺実兼の寄進によって創立 ・ 応安 おうあん 年間(1368-1375年)に新三門へと改築されるが文安4年(1447年)の火災で焼失 現在 ・江戸時代の寛永5年(1628年)藤堂高虎が大阪夏の陣に倒れた家来の菩提を弔うために再建 文化財指定 ・重文:1899年(明治32年)に国指定の重要文化財に

上層部は「 五鳳楼 ごほうろう 」と呼ばれています。

建築様式は宋から禅宗とともに伝わった「 禅宗様 ぜんしゅうよう 」。

南禅寺の三門とえいば、歌舞伎の演目「 楼門五三桐 さんもんごさんのきり 」内の石川五右衛門のセリフ「絶景かな、絶景かな~」が有名ですが、石川五右衛門がいたとされる時代は南禅寺に三門が存在していない時期になります。

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三門前の右側にある巨大な石灯籠は寛永5年(1628年)の三門落慶の際に佐久間 勝之 かつゆき (安土桃山から江戸時代前期にかけての武将)が供養の為に奉献したもので、日本三大灯籠(上野東照宮、熱田神宮)のひとつ。

この灯篭は「佐久間 玄藩 げんぱん の片灯寵」と呼ばれ、灯篭の銘文は南禅寺の第270世住職の本光国師(金地院崇伝)の元と伝わっている。

障壁画 南禅寺三門:再建・江戸時代(1628年) メイン絵師 ・狩野 探幽 たんゆう (1602-1674) ・土佐徳悦(?-?) モチーフ 鳳凰、飛天(天人や天女)など

■狩野 探幽 たんゆう (1602-1674) 江戸時代初期の狩野派(江戸狩野)の絵師。13歳で2代将軍・秀忠より祖父・永徳の再来と絶賛され16歳で江戸幕府御用絵師となる。二条城・江戸城・名古屋城・大徳寺・妙心寺などの障壁画を担当 ■土佐徳悦(?-?) 詳細不明

仏像配置 南禅寺三門 【須弥壇】 ・南禅寺三門の須弥壇上の配置はベーシックスタイル ・上の図に記載していないが藤堂高虎一門の重臣の位牌も安置されている ⇒南禅寺の三門は大阪夏の陣に倒れた家来の菩提を弔うために再建したため ・十六羅漢のうち釈迦の息子第十一尊者: 羅怙羅 らごら (フラーラ)が釈迦如来の方を向いている(拝観時にどこにあるか見るのをメモし忘れたので図に記載なし) 【須弥壇前】 ・三門を再建した 藤堂高虎 とうどうたかとら 像、南禅寺の第270世住職の本光国師(金地院崇伝)像、金地院崇伝と親交の深かった徳川家康像が祀られている点が他と異なる 【仏像の状態】 ・各像の色彩は割ときれいに残っている状態 公開時期・拝観時間・拝観料 【回廊のみ】 南禅寺三門 公開日 通年 ※年末(12月28日~31日)は拝観休止 拝観時間 【12/1~2/28】8:40~16:30(16:10受付終了) 【3/1~11/30】8:00~17:00(16:40受付終了) 拝観料 一般:600円 高校生:500円 小中学生:400円 【回廊と内部】 南禅寺三門 公開日時期 秋の早朝特別拝観 (事前予約) ⇒例年10月末~12月初 ※紅葉の色づきによって毎年異なる 拝観時間 【10月】7:00~7:50 【11・12月】7:30~8:20 拝観料 ひとり:3000円 ※その他エリアの拝観も含む 備考 秋の早朝特別拝観の詳細は別の記事(こちら)で紹介しています 三門の拝観受付は三門の階段を覆う建物内 撮影の可否 南禅寺三門 楼上内部 不可 回廊 可 朝の特別拝観時に撮影 交通アクセス 南禅寺三門 バス ・京都市営バス(市バス)「東天王町」下車下車、徒歩約10分 ・京都市営バス(市バス)「南禅寺・永観堂道」下車、徒歩約10分 電車 ・地下鉄東西線「 蹴上 けあげ 」駅下車、地上出口(1番出口)から徒歩約9分 ※ホームからだと約13分 ⇒駅からの行き方は別の記事(こちら)で紹介しています 住所 京都府京都市左京区南禅寺福地町

2.東福寺の三門【国宝】

  • 三門の構造:五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺、幅25.5m・高さ22m
  • 両側の山廊:切妻造、本瓦葺
歴史・由緒・特徴 東福寺三門 初期 ・鎌倉時代の1255年(建長7年)に完成 ・鎌倉時代の1319年(応元年)、南北朝時代の1334年(建武元年)、1336年(建武3年)年の3度の火災で焼失 現在 室町時代前期の1405年(応永2年)に室町幕府第4代将軍足利義持によって再建 文化財指定 国宝:1952年(昭和27年)3月29日に指定(三門としては初) ⇒1897年(明治30年)12月28日に重要文化財に指定 メモ 1969年~1977年(昭和44~52年)に全面解体修理を実施

建築様式は東大寺の再建の際に取り入れられた「 大仏様 だいぶつよう ( 天竺様 てんじくよう )」と、禅宗とともに伝わった「 禅宗様 ぜんしゅうよう 」の組み合わせ。

東福寺の三門には屋根を支える補助の角柱は、 天生大地震 てんしょうじしん による痛み修復するために豊臣秀吉が付けられた事から「太閤柱」と呼ばれています。

扁額 東福寺 文言 玅雲閣 みょうううんかく (妙雲閣) ※玅は妙の異体字 揮毫者 足利義持・筆(室町幕府4代将軍) 大きさ 畳3枚分

揮毫者 きごうしゃ :漢字を筆でしたためる人

障壁画 東福寺三門:再建・室町時代(1405年) メイン絵師 吉山明兆 きっさんみんちょう (1352-1431) モチーフ 飛天(天人や天女)、 伽陵頻伽 かりょうびんが 、 共命鳥 ぐみょうちょう 、 飛龍 ひりゅう (子どもの龍)、楽器など 三門内部の拝観する際に飛龍が描かれているとテンションあがります! 仏像配置 2.東福寺三門 【須弥壇】 ・ 東福寺三門須弥壇上の配置はベーシックスタイル ・十六羅漢のうち釈迦の息子第十一尊者: 羅怙羅 らごら (フラーラ)が釈迦如来の方を向いている(拝観時にどこにあるか見るのをメモし忘れたので図に記載なし) 【須弥壇前】 ・特になし 【仏像の状態】 ・各像の色彩は劣化が激しい印象 公開時期・拝観時間・拝観料 【回廊と内部】 東福寺三門 公開日 ・春季特別公開(毎年3月14日~16日) ⇒2025年3月14日(金)~3月16日(日) ・秋季特別公開 ⇒例年11月中旬~12月初旬 拝観時間 春季 9:00~16:00(15:30受付終了) 秋季 9:30~16:30(16:00受付終了) 拝観料 一般:1,000円 小中学生:300円 ※拝観受付は三門すぐ横のテント(公開期間だけ設営) 備考 貴重品以外の荷物は拝観受付に預けるのでスマホや財布を入れる小さいカバンも持って行くのがオススメ 東福寺の三門拝観時にはリュックやバッグは受付に預ける必要があります。貴重品は持って上がる必要があるのでミニバックも持参するのがおすすめです。 撮影の可否 東福寺三門 楼上内部 不可 回廊 不可 交通アクセス 東福寺 バス ・京都市バス「東福寺」下車、徒歩約約10分 電車 ・JR・京阪電車「東福寺」駅下車、徒歩約10分 ・京阪電車「鳥羽街道」駅下車、徒歩約8分 住所 東山区本町15-778

3.金戒光明寺(くろ谷)の山門

  • 三門の構造:3間1戸、重層、入母屋造、本瓦葺、高さ23m。
  • 両側の山廊:-
歴史・由緒・特徴 金戒光明寺(くろ谷)山門 初期 1400年頃の創建と考えられ応仁の乱(1467-1477年)で焼失 現在 1860年(万延元年)に再建 文化財指定 京都府指定有形文化財:1985年(昭和60年)5月15日に指定 メモ 2013年(平成25年)に修復作業完了 扁額 金戒光明寺(くろ谷)山門 文言 浄土真宗最初門 揮毫者 後小松天皇 ごこまつてんのう (第100代天皇・在位1382-1412) 大きさ 不明(情報なし)

揮毫者 きごうしゃ :漢字を筆でしたためる人

金戒光明寺(黒谷)は法然が最初に浄土宗の布教を行った念仏発祥の地であり、それを表す扁額になっています。 浄土宗: 法然 ほうねん が開いた宗派 浄土真宗: 親鸞 しんらん (法然の弟子)が開いた宗派

障壁画 金戒光明寺山門:再建・江戸時代(1860年) メイン絵師 ・ 中殿暁園 なかどのぎょうえん (?-?) ・金龍胤乃(?-?) モチーフ 天井画「 蟠龍図 ばんりゅうず 」 金戒光明寺の山門に関しては情報が少なく、特別拝観に行った際に説明員の方にいろいろ質問しても「詳細は分からない」と言われることが多いです。 仏像配置 3.金戒光明寺三門 【須弥壇】 ・金戒光明寺三門須弥壇上の配置は中央が釈迦三尊像(宝冠釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)な点が大きな特徴 ・十六羅漢のうち釈迦の息子第十一尊者: 羅怙羅 らごら (フラーラ)は正面を向いている 【須弥壇前】 ・金戒光明寺の 伽藍 がらん 整備に金一万両を寄進した、肥前の大旦那・横尾宗兵衛夫妻の木像が祀られている点が他と異なる 【仏像の状態】 ・各像の色彩はきれい 公開時期・拝観時間・拝観料 【回廊と内部】 金戒光明寺(くろ谷)山門 公開日 ・春期京都非公開文化財特別公開 ⇒例年4月末~5月中旬頃 ・秋の特別日中拝観 ⇒例年11月中旬~12月初 拝観時間 ・春 9:00~16:00(受付終了) ・秋 10:00~16:30(16:00受付終了) 拝観料 一般:1,000円 中高生:500円 撮影の可否 金戒光明寺(くろ谷)山門 楼上内部 不可 回廊 不可 交通アクセス 金戒光明寺(くろ谷)山門 バス ・京都市営バス「岡崎道」下車、徒歩約10 分 ・京都市営バス「東天王町」下車、徒歩約15 分 電車 ・京阪鴨東線「神宮丸太町」駅下車、徒歩約20分 住所 京都市左京区黒谷町121

4.知恩院の三門【国宝】

  • 三門の構造:五間三戸・二階二重門・入母屋造、本瓦葺、高さ24m、横幅50m、屋根瓦約7万枚
  • 両側の山廊:各桁行三間、梁間二間、一重、切妻造、本瓦葺
歴史・由緒・特徴 知恩院の三門 初期 創建当初は三門などの伽藍なし 現在 江戸幕府の第2代将軍・徳川秀忠が1619年(元和5年)に建立を発意 1621年(元和7年)に完成 ※焼失することなく現存 文化財指定 国宝:2002年5月23日に国宝に指定される ⇒重文指定は1902年7月31日 メモ – 扁額 知恩院三門 文言 華頂山 揮毫者 霊元 れいげん 上皇(第112代天皇) 大きさ 畳2枚以上

揮毫者 きごうしゃ :漢字を筆でしたためる人

障壁画 知恩院三門:江戸時代(1621年) メイン絵師 狩野 探幽 たんゆう (1602-1674) モチーフ 龍、飛天(天人や天女)、迦陵頻伽かりょうびんが、楽器(琵琶、琴、ささら、太鼓、笛、銅鑼)など 仏像配置 4.知恩院三門 【須弥壇】 ・知恩院三門の須弥壇の配置は、 月蓋長者 がっかいちょうじゃ の位置に 須達長者 すだつちょうじゃ がいる点が他との大きな違い ⇒須達長者は、天竺(インド)の富豪で、釈迦が最も長く滞在して教えを説いた寺院「祇園精舎」を建てた人物 ・十六羅漢は重要文化財 【須弥壇前】 ・将軍家から三門造営の命をうけた造営奉行・五味金右衛門夫婦の自作の木像が祀られている点が他と異なる ⇒この夫婦は三門完成後予算超過を理由に自刃したと伝えられ夫婦を弔うために三門内部に安置されている 【仏像の状態】 ・ 各像の色彩はきれい 公開時期・拝観時間・拝観料 【回廊と内部】 知恩院三門 公開日 ・ミッドナイト念仏in御忌 ⇒例年4月18日19時~19日7時 ※内部で念仏を唱えるイベント(途中参加・退出自由) ・秋期京都非公開文化財特別公開 ⇒例年10月末~11月初 拝観時間 ・ミッドナイト念仏in御忌 19時~翌日7時 ・秋期京都非公開文化財特別公開 9:00-16:00(受付終了) 拝観料 ・ミッドナイト念仏in御忌 調査中(おそらく無料) ・秋期京都非公開文化財特別公開 大人 1000円 中高生 500円 ※保護者同伴の小学生以下の子ども1名無料 備考 春と秋に行われるライトアップイベントの時に三門の回廊に上がれることもあります。 撮影の可否 知恩院三門 楼上内部 不可 回廊 可 交通アクセス 知恩院 バス ・市バス「知恩院前」下車、徒歩約5分 電車 ・地下鉄東西線「東山」駅下車、徒歩約8分 ・阪急電車「京都河原町」駅下車、徒歩約15分 ・京阪電車「祇園四条」駅下車、徒歩約14分 住所 上京都市東山区林下町400

5.妙心寺の三門【重要文化財】

  • 三門の構造:五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺、高さ16m、幅12m
  • 両側の山廊:各桁行二間、梁間二間、一重、切妻造、本瓦葺
歴史・由緒・特徴 妙心寺三門 初期 応仁の乱では境内伽藍を焼失 応仁の乱後、 亀年禅愉 きねんぜんゆ が住持の時に造営 現在 妙心寺80世・ 鉄山宗鈍 てつさんそうどん が徳川家康の支援を得て1599年(慶長4年)に再建 文化財指定 重要文化財:1912年2月8日指定

建築様式は宋から禅宗とともに伝わった「 禅宗様 ぜんしゅうよう 」。

障壁画 妙心寺三門:再建・安土桃山時代(1599年) メイン絵師 不明 モチーフ 龍、飛天(天人や天女)、鳳凰、飛龍(子どもの龍)、迦陵頻伽かりょうびんが、楽器(琵琶、琴、笛)など

年1回、午前中に行われる法要( 山門懺法 さんもんぜんぽう )のとき以外は、ほぼ閉ざされているため彩色が鮮やかに残っています。

仏像配置 5.妙心寺三門【重文】 【須弥壇】 ・妙心寺三門の須弥壇の配置は、中央に観音菩薩(円通大士)が安置されている点が他との大きな違い ・十六羅漢のうち釈迦の息子第十一尊者: 羅怙羅 らごら (フラーラ)は父の釈迦が安置されている仏殿の方を向いている 【須弥壇前】 特になし 【仏像の状態】 ・各像の色彩はかなりきれい ※妙心寺の三門は6/18の山門懺法で回廊から拝観したため仏像配置に他の特徴がある可能性あり 公開時期・拝観時間・拝観料 【回廊と内部】 妙心寺三門 公開日 山門懺法 さんもんぜんぽう ⇒毎年6月18日(固定) ※回廊から内部を見学 拝観時間 9:00~10:30 ※法要の進行具合で時間は前後する 拝観料 300円 備考 上記以外の公開履歴 【第43回京の冬の旅】 2018年1月6日(土)~3月18日(日) 【平成26年度 第50回記念 京都非公開文化財 特別公開】 2014年10月31日(金)~11月9日(日) 撮影の可否 妙心寺三門 楼上内部 不可 回廊 不可 交通アクセス 妙心寺 バス ・市バス「妙心寺北門前」下車、徒歩約7分 (北門まで約2分、山門まで約5分) ・市バス「妙心寺前」下車、徒歩約5分 (南門まで約4分、山門まで約1分) 電車 ・JR嵯峨野線「花園」駅下車、徒歩約6分 (南門まで約5分、山門まで約1分) 住所 京都府京都市右京区花園妙心寺町1

6.東本願寺の山門(御影堂門)【重要文化財】

  • 山門の構造:三間三戸二階二重門、入母屋造、左右繋塀及び山廊附属、本瓦葺、正面21m、側面13m、高さ27m
  • 両側の山廊:-
歴史・由緒・特徴 東本願寺の山門(御影堂門) 初期 1864年の元治大火でほぼ同じ形式の前身の門が焼失 現在 1911年(明治44)に再建 文化財指定 重文:2019年9月30日指定 扁額 東本願寺山門(御影堂門) 文言 真宗本廟 揮毫者 伏見宮貞愛親王 ふしみのみやさだなるしんのう (明治~大正の皇族) 大きさ 不明

揮毫者 きごうしゃ :漢字を筆でしたためる人

貞愛親王の 孫(のちに養女になった)嘉枝宮(大谷 和子 ともこ )が1848年(嘉永元年)に東本願寺第21世法主・大谷光勝へ嫁いでいるそうなので、この関係で扁額を下賜されたと思われます。

障壁画 東本願寺山門(御影堂門):再建・明治時代(1911年) メイン絵師モチーフ

本来は日本画家の 竹内栖鳳 たけうちせいほう が「 飛天舞楽図 ひてんぶがくず 」を描く予定でしたが実現しなかったとのこと。

「 飛天舞楽図 ひてんぶがくず 」も実物大の原画は現存するそうです。

■竹内 栖鳳 せいほう (1864-1942) 明治中期から大正時代にかけて活躍した日本画家。「東の大観(横山大観)、西の栖鳳」称された。新時代の日本画表現を模索した近代日本画の先駆者で京都画壇を代表する大家。

仏像配置 6.東本願寺山門(御影堂門) 【須弥壇】 ・東本願寺山門(御影堂門)は須弥壇に釈迦如来、弥勒菩薩、阿難尊者で釈迦三尊像が構成されている点が大きな特徴 ⇒弥勒菩薩は、釈迦の入滅後にこの世に現れて衆生を救う存在 ⇒阿難尊者は釈迦の直弟子である十大弟子のひとり(十六羅漢とは別) ⇒釈迦如来、弥勒菩薩、阿難尊者の釈迦三尊像は浄土真宗の根本聖典『仏説無量寿経』が説かれた場面を表す 【須弥壇前】 特になし 【仏像の状態】 ・かなりきれい(3体とも金色の仏象) 公開時期・拝観時間・拝観料

※2025年4月1日 (火) ~ 6日 (日)に一般公開があります! 拝観料:10時~16時30分 (最終受付16時) 拝観時間:大人1,000円 高校生以下500円

【回廊と内部】 東本願寺山門(御影堂門) 公開日 ・団体参拝 ⇒通年(5名以上で1か月前に事前予約) ※僧侶の案内でめぐる団体参拝の一部に山門(御影堂門)が含まれる 拝観時間 調査中 拝観料 調査中 備考 上記以外の公開履歴 【京の冬の旅】 2022年1月8日~3月18日 撮影の可否 東本願寺山門(御影堂門) 楼上内部 不可 回廊 可 交通アクセス 東本願寺 バス ・市バス「烏丸七条」下車、徒歩約1分 電車 ・各線「京都」駅下車、徒歩約7分 ・地下鉄烏丸線「五条」駅下車、徒歩約5分 住所 京都市下京区烏丸通七条上る

7.大徳寺の三門(金毛閣)【重要文化財】

  • 三門の構造:五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺
  • 両側の山廊:各桁行二間、梁間二間、一重、切妻造、本瓦葺
歴史・由緒・特徴 大徳寺三門(金毛閣) 初期 応仁の乱で焼失 現在 応仁の乱後の1529年(享禄2年)、連歌師・宗長によって下層が寄進 1589年(天正17年)、千利休が上層を完成 文化財指定 重要文化財:1909年(明治42年)4月5日指定 メモ 1971年(昭和46年)解体修復 扁額 大徳寺三門(金毛閣) 文言 金毛閣 揮毫者 松花堂昭乗 しょうかどう しょうじょう (江戸時代初期の真言宗の僧侶・文化人) 大きさ 不明

揮毫者 きごうしゃ :漢字を筆でしたためる人

障壁画 大徳寺三門:上部の再建・安土桃山時代(1589年) メイン絵師 長谷川 等伯 とうはく (1539-1610) モチーフ 龍、飛天(天人や天女)、 迦陵頻伽 かりょうびんが 、 共命鳥 ぐみょうちょう 、仁王など 仏像配置 7.大徳寺三門(金毛閣) 【須弥壇】 ・大徳寺三門須弥壇上の配置は釈迦三尊像(釈迦如来坐像、 迦葉尊者 かしょうそんじゃ 、 阿難尊者 あなんそんじゃ ) ⇒迦葉尊者は釈迦の十大弟子のひとりで1番弟子。 ⇒阿難尊者は釈迦の十大弟子のひとりで釈迦の従妹とされる人物。出家以来25年間釈迦の側に仕えた。 ※大徳寺三門は拝観時に仏像配置を細かくメモし忘れたので十六羅漢の配置が異なる可能性あり 【須弥壇前】 ・須弥壇の前に千利休の像が安置されている点が他との違い ⇒現存する千利休象は2代目 【仏像の状態】 ・各像の色彩は劣化が激しい印象 交通アクセス 大徳寺 バス 市バス「大徳寺前」下車、徒歩約1分(総門まで) ※三門は総門入ってすぐ(勅使門の後ろ側の立ち入り禁止エリアにあるので通常は間近では見られない) 住所 京都府京都市北区紫野大徳寺町53