イワガラミ(スノーセンセーション)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等の紹介
イワガラミ(スノーセンセーション)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等の紹介

イワガラミ(スノーセンセーション)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等の紹介

イワガラミ(スノーセンセーション)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等の紹介 岩絡み(学名: Hydrangea hydrangeoides)は、同義語でスキゾフラグマ・ハイドランジオイデス(Schizophragma hydrangeoides)としても扱われており、別名で「ユキカズラ」「ジャパニーズ・ハイドランジア・バイン(Japanese hydrangea

岩絡み(学名: Hydrangea hydrangeoides)は、同義語でスキゾフラグマ・ハイドランジオイデス(Schizophragma hydrangeoides)としても扱われており、別名で「ユキカズラ」「ジャパニーズ・ハイドランジア・バイン(Japanese hydrangea vine)」とも呼ばれるアジサイ科アジサイ属(ハイドランジア属)に分類される種ですが、イワガラミ属の種として扱われる場合もあります。

岩絡み(イワガラミ)の語源(由来)

  • Hydrangeaの語源:古代ギリシア語で「水」を意味する「ὕδωρ(húdōr)」と、古代ギリシア語で「容器」を意味する「ἀγγεῖον(angeîon)」の2語で構成されており、本種の実が水を入れるカップの様な形状をしていることに由来します。
  • hydrangeoidesの語源:属名で「アジサイ」を意味する「Hydrangea」と、接尾辞で「似ている」を意味する「-oides」の2語で構成されています。本種の命名時はイワガラミ属(Schizophragma)に分類されていて、花の形などがアジサイ属の植物に似ていたことに由来し、アジサイ属でもこの種名が使用されています。
  • 岩絡み(イワガラミ)の語源:生育型がつる型で、ツルが岩に絡みながら登る姿に由来します。

岩絡み(イワガラミ)の特徴(魅力)

  • 形態:全長は約500~2000cm、生育型はツル型で、茎から発生する付着根(気根)を他物に付着させて登攀します。葉序は対生、葉は広卵形・卵形・心形で、縁部に鋭い鋸歯があります。花序は複合花序で集散花序が散房状に配列し、花は装飾花と両性花の2種類で構成されます。
  • 近縁種との比較:本種は近縁種のツルアジサイとよく似ていますが、花序を構成する装飾花に萼片が1枚しかついておらず、樹皮もツルアジサイのように頻繁に剥がれないため区別できます。またアジサイ属では珍しいツル型な所も際立った特徴です。
  • 花の魅力:開花期は5月~7月、花房はガクアジサイ型で直径10~25cmに達することがあり巨大な花房となります。中央の両性花の周囲を、装飾花が囲い咲く花姿は、額縁に入る絵画を見ているような、またはレースを見ているような花姿となり、上品な雰囲気を醸し出す点が魅力です。
  • カラーリーフ:葉の色は一般的に緑色ですが、一部の品種は白色や黄色もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
  • ツル植物(壁面緑化):本種は生育型がツル型で、ツルから発生する気根(付着根)を他物に付着させて、自らを固定しながら上へと成長します。そのため、石壁などの構造物や樹木に這わせたり、また資材(ヘゴ支柱・ココスティック・パネル)を準備して、これらに誘引して栽培されます。ただし、気根(付着根)が物体に浸透もしくは付着して張り付くため、岩壁や木造などの構造物を劣化させる可能性があります。そのため、壁面などに直接誘引せずに、ワイヤーやパネルなどを利用して保護されることもあります。
  • ロックガーデン:本種は、自生地が森林の中の崖地などにもあり、岩場の表面を被覆したり、崖をツルで登ったりしています。そのため、日陰のロックガーデンの中で活用する事も可能です。
  • 景観植物:本種は、全長500~2000cmに達する事があり、高い被覆力があります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、景観のひとつとして楽しむことができます。ただし、自然な雰囲気が強いため荒廃感を感じさせることがあります。
  • シェードガーデン:本種は耐陰性があるため、午前中だけ日光に当たる場所から、日光が当たらず間接光しか入らないような明るい日陰までで栽培が可能です。ただし、日当たりの悪い環境で栽培すると花数が減ったり、紅葉の色の鮮やかさがなくなることがあります。

岩絡み(イワガラミ)の生活形と形態

生活形・茎の形態
  • 生活形:落葉性ツル植物
  • ライフサイクル:春は休眠芽が展開し、新梢が伸長して葉も展開し、晩春頃から開花が始まります。夏は生育旺盛に枝葉を展開し、開花が続きます。秋は枝の伸長が止まり、葉の紅葉が見られます。冬は枝を残して葉が全て落ち休眠期に入ります。
  • 全長:約500~2000cm
  • 生育型:ツル型で、茎から生じる付着根(気根)を他物に付着させて植物体を支えながら登攀します。
  • 茎の色:緑色・赤色・赤紫色・淡褐色・灰褐色
  • 樹皮:古くなると縦に裂けます。
葉の形態花の形態
  • 花序:集散花序が散房状に配列される複合花序です。
    • 花序の概形:平型でガクアジサイ型です。
    • 花序の幅:約10~25cm
    • 装飾花:萼片の数は1枚、萼片の形は卵形・広卵形、萼片の色は白色・クリーム色で、品種によっては桃色も見られます。
    • 両性花:萼片・花弁・雄蕊・雌蕊で構成されており、装飾花と比べて萼片が著しく小さく、花弁よりも小さいため、殆ど目立たず、花弁が最も目立ちます。
      • 両性花の萼:基本的に花弁より小さく目立ちません。
      • 両性花の花弁:花弁の数は一般的に5枚、花弁の色は白色です。
      • 雄蕊:数は10本で、色は白色からクリーム色です。
      • 雌蕊:子房下位、花柱は1本で、柱頭は4~5個あります。
      果実・種子の形態

      岩絡み(イワガラミ)の園芸品種

      黄金葉

      学名:Hydrangea hydrangeoides ‘Ougonba’開花時期:5月~7月花の色:白色葉の色:黄緑色・黄色樹高:約500~1500cmカラーリーフ:葉の色は黄緑色から黄色をしています。黄色は子供っぽく元気な印象を与えたり、また太陽のように明るい印象を与えるため、子供が好むような明るいお庭や、色をテーマにしたカラフルなお庭などによく調和します。

      白覆輪班

      学名:Hydrangea hydrangeoides cv.開花時期:5月~7月花の色:白色葉の色:緑色・白色樹高:500~1500cmカラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、縁部分に白色の覆輪が入ります。白色の覆輪は絵画を飾る額縁のような印象を与えるため、上品な印象を与えるカラーリーフになり、エレガントなお庭によく調和します。

      スノーセンセーション

      学名:Hydrangea hydrangeoides ‘Snow sensation’開花時期:5月~7月花の色葉の色:緑色樹高:500~1000cm多花性:従来のイワガラミと比べて花数が多く、開花期には株を覆うように咲く豪華な花姿が楽しめます。

      ムーンライト

      学名:Hydrangea hydrangeoides ‘Moonlight’開花時期:5月~7月花の色:白色葉の色:緑色・白色樹高:500~1200cmカラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、表面に白色が乗り、独特な色彩が楽しめるカラーリーフとなります。

      ロゼウム

      学名:Hydrangea hydrangeoides ‘roseum’開花時期:5月~7月花の色:白色・桃色葉の色:緑色樹高:500~1200cm色彩:白色の花は、成熟するにつれて桃色に変化し、可愛らしい雰囲気を醸し出します。

      アジサイ属(ハイドランジア属)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

      岩絡み(イワガラミ)の育て方

      花壇の土づくりバイオーム
      • 主なバイオーム:温帯広葉樹林・温帯林
      • 原産地:日本・朝鮮半島
      • 自生地:森林・林縁・崖地
      • 気候:主に温暖湿潤気候・亜寒帯湿潤気候に属します。夏の気温は高温または山地では比較的涼しく、冬の気温は亜寒帯湿潤気候では氷点下を下回ることもあります。降水量は中程度で、特に梅雨時期に多くなります。
      • 日照:半日陰から明るい日陰
      • 土壌:主に黒ボク土(Andosols)などの土壌が見られます。土壌の表層に厚い腐植層があり、団粒構造が発達し、通気性・排水性・保水性・保肥力が高い、非常に肥沃な土壌が形成されています。
      日照条件

      岩絡み(イワガラミ)は、日向半日陰明るい日陰の範囲で育てることが出来ます。ただし、日向で栽培すると乾燥しやすくなるため、夏場高温になる地域では水分管理に注意が必要となります。また日照不足では花付きが悪くなるため、日光が当たらない日陰も避けた方が無難でしょう。そのため、 理想的な環境は午前中に日光が当たり午後から日陰になる半日陰 になります。

      日照条件の分類(参考)

      • 日向:直射日光が一日を通して6時間以上当たる場所です。一般的に全方位に障害物がない、またはお庭の向きが南向きの場所になります。
      • 半日陰:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。一般的には、午前中のみ日が当たり、午後から日陰になる場所となります。そのため、お庭の向きは東向き、または木漏れ日がはいるような場所です。
      • 明るい日陰:直射日光が二時間程度までしか当たらないか、殆ど当たらずに間接光だけで明るい場所です。一般的にお庭の向きが北向き、または建物の影など日差しを遮る障害物が多い環境です。
      • 暗い日陰:森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
      土壌の土質
      • 土質:通気性・排水性・保水性のバランスが良い壌土埴壌土で栽培できます。土壌が砂質で極端に水捌けが良いと乾燥が早まり、栄養補給も上手くいかなかったり、逆に粘土質な硬い土壌では根張りが悪くなり生育不良を引き起こしやすくなります。
      • 肥沃さ:有機物をしっかりと含む肥沃な土壌を好みます。腐葉土やピートモスなどの有機物を入れることで、土壌の団粒化が促されて物理性(通気性・排水性・保水性)が向上したり、陽イオン交換容量が高くなり保肥力が向上したり、植物が必要とする栄養分を含有するため成長を補助したりする効果が期待出来ます。
      • pH:pHは5.0~7.0の弱酸性から中性の土壌で栽培可能です。
      • 元肥:本種は栄養がしっかり含まれる土壌を好みます。そのため、植え付け前に緩効性肥料の元肥を全面施肥で混和しておくか、発酵済みの有機肥料を植え穴の底に施し、肥料に根が直接触れないよう間に土を1層被せて苗を植え付けます。
      • 植え付け:苗は標準植えします。標準植えは、根鉢の肩の部分と地面を水平に合わせて、植物の根っこが完全に土に覆われるように植え付けます。

      土壌診断と改善の行い方(参考)

      • 排水性の診断:深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘り、穴の中を水で完全に満たす。一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になります。※それ以下またはそれ以上である場合は排水が悪い、または排水がよすぎる可能性があります。
      • 排水性の改善:花壇を高くしたり、ロックガーデンを作り、植物を植える場所を周囲より高くする。また縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる。
      • 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を出来るだけ深くまでさします。支柱の入った部分が30cm前後あれば一般的な植物であれば、根を張るのに十分な作土層がありますが、それ以下であれば改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
      • 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って30cm程度の深さまで掘り起こして解します。また石がある場合は土ふるいを使用して取り除きましょう。
      • 土壌(土性)の性質の診断:土壌の通気性・保水性・保肥力を知るために、土壌を砂土砂壌土壌土埴壌土埴土に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。
        • 砂土:排水性と通気性が高く乾燥しやすいため、水分過剰による根腐れを引き起こしにくい。診断は、適度に湿らせた土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触がある。手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れる。
        • 砂壌土:排水性と通気性が高く乾燥しやすい傾向がある、砂土と比べると、保水性と保肥力が少しあるため、乾燥気味の土壌を好む植物などに向いています。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねると、緩く固める事が出来るが崩れやすい。
        • 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高いため土壌管理がしやすい。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来る。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しい。
        • 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい傾向がある。診断は、適度に湿らせた土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じる。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが出来て、輪っかに曲げても切れにくい。
        • 通気性・排水性の改善:通気性・排水性の高い土壌改良材(パーライト・日向土・川砂・バーク堆肥 など)を混ぜ込む。
        • 保水性の改善:保水性の高い土壌改良材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を混ぜ込む。
        • PHを酸性に改善:ピートモスを使用する場合はPHを1下げるために、1㎡あたり、ピートモスを約1.2kgを入れて混和します。
        • PHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してPH1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて混和します。
        鉢土づくり日照条件

        岩絡み(イワガラミ)は、日向半日陰明るい日陰の範囲で育てることが出来ます。ただし、日向で栽培すると乾燥しやすくなるため、夏場高温になる地域では水分管理に注意が必要となります。また日照不足では花付きが悪くなるため、日光が当たらない日陰も避けた方が無難でしょう。そのため、 理想的な環境は午前中に日光が当たり午後から日陰になる半日陰 になります。

        培養土

        培養土を自作する場合

        • 培養土の特性:自生地が湿潤な林縁などにあり、基本的に腐植が多く、膨軟性があり肥沃な土壌です。そのため、培養土を作成する場合も、堆肥がしっかりと入っていながら、無機質の土壌改良材も入れて、通気性・ 排水性・保水性が長く保たれるものをつくります。またpH5.0~ 7.0の弱酸性~中性の土壌を好むため、pHの値にも注意しながら培養土を作成しましょう。
        • 土壌改良材(無機質):通気性・排水性・保水性を改善する目的で、赤玉土や日向土などの土壌改良材を6割~7割を目安に配合します。土壌改良材の土粒は小粒・中粒を利用します。大きすぎる土粒を使うと、培養土の中に大きな空隙が出来て根の活着が悪くなり、保水性も悪くなり植物の生育が悪くなる原因となるため避けてください。
        • 土壌改良材(有機質):腐葉土などの堆肥を全体の3割~4割を目安に培養土の中に配合すると、土壌の物理性・化学性・生物性を改善して、根の活着を高めて根張りをよくしたり、栄養素を含有しており、微生物の働きを促進して土質を改善したり、植物の栄養補給に寄与する働きがあります。
        • pH:pHは5.0~7.0の弱酸性から中性の土壌で栽培可能です。
        • 元肥:本種は栄養がしっかり含まれる土壌を好みます。そのため、植え付け前に緩効性肥料の元肥を全面施肥で混和しておきましょう。

        培養土の配合例

        • 基本配合:赤玉土(小粒)6割+腐葉土4割+元肥適量
        • 培養土が長持ちする配合:赤玉土(小粒・中粒)3割+日向土4割+バーク堆肥3割+元肥適量
        • 肥沃な配合:赤玉土6割+腐葉土2割+完熟牛糞堆肥2割+元肥適量
        水やりの仕方栽培環境
        • 地植え:基本的に降雨に任せて育てることが出来ます。ただし、夏の季節は高温や強光で乾燥しやすいため水切れしやすく、また雨が降らず土壌が乾燥していたり、土壌が砂質で乾燥しやすい状態にあったり、日向などの乾燥しやすい場所で育てたりしている場合は水やりが必要となります。
        • 鉢植え:地植えと比べて、土の容量が限られるため乾燥がかなり早いです。そのため、定期的な水やりが必要となります。
        水やりの方法
        • 春の水やり:株は生育旺盛で、多くの水を必要とします。そのため、土壌の表面が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
        • 夏の水やり:この時期は、特に乾燥しやすいため、水やりの頻度が多くなる傾向があります。朝の涼しい時間帯に土壌の表面が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えることが基本ですが、夏場は乾燥が早く、水切れして株が弱りやすいため、土壌や株の状態を見ながら、必要に応じて夕方にも水を与えましょう。ただし、真昼の高温時に水やりを行うと、土の中で水がお湯になり根を傷めることがあるため避けてください。
        • 秋の水やり:株の成長は緩やかになりますが生育期間中です。そのため、土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
        • 冬の水やり:冬は休眠期のため、水分の必要量が減ります。ただし、土壌が完全に乾燥すると、植物も乾燥し枯れることもあるため、土壌の表層が乾燥したら、必要に応じて水を与えた方が良いでしょう。

        土壌の乾燥の確認方法

        • 土壌表面の乾燥:土壌の表面の乾燥とは、土壌の最も上の部分の表面が乾燥している事です。土壌表面の乾燥の確認方法には目視・触感があります。
          • 目視で確認:土は濡れているなら色が濃くなったり黒っぽくなったりしていて、乾燥すると色が白っぽくなります。
          • 触感で確認:土の表面を指で触ってみます。土は濡れていると湿り気があり、乾燥しているとサラサラとしています。
          • 目視で確認:透明な植木鉢を使用して植物を育てます。透明で土の色の変化が分かるため、土表面から5cm以下の土の色が白っぽくなってきたら水やりを行います。
          • 重量で確認:鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、土が乾燥した時の軽さを覚えておいて土の乾きを判断します。
          • 道具で確認:割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串の色と湿り気を見て乾燥具合を確認します。
          • 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
          肥料の与え方堆肥の与え方
          • 堆肥を入れる時期:植え付け時、または冬から早春に堆肥を入れます。
          • 堆肥の入れ方:堆肥の入れ方は地植えと鉢植えでかわります。
            • 地植え:植付けや植付け時などに土壌改良を行い堆肥を入れて混和する。または株の周囲に堆肥を盛ったり、株の周囲に穴を掘り堆肥を入れます。
            • 鉢植え:植え替え時などに堆肥がしっかり入った新しい培養土を使う。または古い土を再利用する場合は、日光消毒などをした上で、新しい培養土または腐葉土を2割から3割を混ぜて再利用する。
            肥料の与え方
            • 元肥:元肥は植付け前に土壌の中にあらかじめ入れて施す肥料です。
              • 肥料の成分:一般的には窒素・リン酸・カリがバランスよく入る肥料を選びますが、花つきに好影響を与えたい場合はリン酸が多く入る肥料を選びます。
              • 肥料の製品:有機肥料(植付け前)・緩効性肥料・配合肥料がおすすめです。
              • 施し方:全面施肥・溝施肥(有機肥料)
                • 全面施肥:植物を植付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和する方法です。有機肥料を使用する場合は発酵時のガスや高温で根を傷める事もあるため、植付け2週間程度前に肥料を入れて混和する。
                • 溝施肥:植物の植付けを行う場所に深さ20cm程度の穴を掘り、溝(穴)の中に有機肥料を入れる。有機肥料に根が直接触れないよう間に土を1層被せて、苗の高さを調節しながら植付けを行います。
                • 肥料を与える時期:晩冬頃(1月~2月頃)
                • 肥料の成分:一般的には窒素・リン酸・カリがバランスよく入る肥料を選びますが、花つきに好影響を与えたい場合はリン酸が多く入る肥料を選びます。
                • 肥料の製品:固形肥料(有機肥料・有機配合肥料・緩効性肥料など)がおすすめです。
                • 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
                • 肥料を与える時期:花後(6月~7月頃)
                • 肥料の成分:一般的には窒素・リン酸・カリがバランスよく入る肥料を選びますが、花つきに好影響を与えたい場合はリン酸が多く入る肥料を選びます。
                • 肥料の製品:基本的に肥効が素早く出る液肥・固形肥料(有機肥料・有機配合肥料・緩効性肥料など)がおすすめです。
                • 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約10~14日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の株元を中心に根が張っている範囲にまんべんなく、全ての根に液肥が行き渡るように施しましょう。
                • 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
                剪定のやり方剪定方法
                • 剪定の時期:冬の休眠期と開花後の6月~7月頃です。
                  • 冬の休眠期:植物へのストレスが抑えられるため枯れこんだり生育不良を引き起こしにくい。また春からの力強い成長の恩恵も受け、剪定からの回復も早いです。ただし、この時期に、剪定すると花数が減ったり、花が咲かなかったりするため注意が必要です。混みあった場所の茎を根元から間引き剪定したり、枯れたツルを剪定する程度にします。
                  • 開花後:この期間は旺盛に成長するため、ツルが決められた範囲から逸出したり、外観を崩してしまうことが多いです。そのため、必要に応じて形を整えるように軽い剪定をするとよいでしょう。
                  • 剪定方法:不要なツルを探します。不要なツルは、予め決めていた範囲をはみ出して成長しているツルや、枝同士の間隔が狭く密集していて混みあっている状態のツル、枝どうしが絡み合っているツルなどです。これらを、株全体のバランスを見ながら、ツルの途中または根元から剪定するとよいでしょう。
                  夏越しする方法夏越し対策一覧
                  • 水やり:夏は高温で土壌が乾燥しやすいため、土壌の表面が乾燥したのを確認したら、朝の涼しい時間帯、また必要に応じて夕方にも水やりを行います。
                  • 日差しを避ける:この対策法は高温・強光・乾燥対策になります。鉢植えで育てている場合は、直射日光が当たらない軒下などに移動しましょう。地植えする場合は、夏に栽培することも考えて適切な場所に植えて下さい。
                  • 日除けをつくる:この対策法は高温・強光・乾燥対策になります。植物と太陽の間に遮光ネットを張り強光を遮ります。
                  • マルチング:この対策法は乾燥・病気対策になります。地面の表面をバークチップや藁などのマルチング資材で覆います。急激な地温の上昇を防ぎ、高温による蒸発、泥はねからの病気の感染なども防いでくれます。
                  冬越しする方法

                  Hardiness:5~9

                  挿し木や株分けで増やす挿し木の方法
                  • 概要:茎を採取して、この茎の長さや葉の数を調節し、切り口を土に挿して繁殖させる無性生殖の1種です。
                  • 挿し木時期:発根率の高い晩春から初夏頃が適します。また前年の枝を利用し晩冬から早春に熟枝挿しを行うこともできます。
                  • 培養土の準備:培養土は切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
                  • 挿し穂の採取:晩春から初夏に行う場合は、当年枝の挿し穂を使用します。挿し穂は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。 晩冬から早春の挿し穂は前年枝の健康な枝を使用します。
                  • 挿し穂の整形:挿し穂は長さを10~15cm程度にわけて、当年枝を使用する場合は、挿し穂の上部の2枚の葉以外の葉を取り除き、残した葉も半分にカットします。次に茎の下部分、節の少し下を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
                  • 水揚げ:整形した挿し穂の切り口をボウルなどに入れた水に約1時間浸し、十分に吸水させます。
                  • 培養土に挿し穂を挿す:挿し穂を挿す場所を決めます。培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を開けておきます。挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程度を入れます。
                  • 管理:明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
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