けんこうほうしブログ
けんこうほうしブログ ≪たこまんま≫は北海道の主に太平洋側で水揚げされる≪やなぎだこの卵 / 卵巣≫(《薄い半透明の膜に包まれた⦅大きめの中華まんじゅう⦆といった感じのぷるんぷるんしたさま》のもの)を指す言葉です。≪ヤナギダコ≫は小ぶりの ですが、≪卵 /
≪たこまんま≫は北海道の主に太平洋側で水揚げされる≪やなぎだこの卵 / 卵巣≫(《薄い半透明の膜に包まれた⦅大きめの中華まんじゅう⦆といった感じのぷるんぷるんしたさま》のもの)を指す言葉です。≪ヤナギダコ≫は小ぶりの < 蛸 >ですが、≪卵 / 卵巣≫の大きさにおいては他のより大粒という特徴を持っています。で、それを茹でますと、膜が破れて楕円形の白い粒がばらけたように見えます。それが《 < 米粒 >(炊き立ての〝まんま / ご飯〟)のように見えることから、 ≪ たこまんま / 蛸飯 ≫ 》と呼ばれるようになったようです(名前の由来)。
さて、≪たこまんま≫を目にするのは私も初めてです。なので、大きく口を開けて一口で軍艦巻きを頬張るのはかなり不安がありました。が、口に頬張った瞬間、《とろりとした濃厚な味わいとプチっと弾ける食感》に思わず舌鼓を打ってしまいました。そう、それはまるで《 < うに >と < かに味噌 >を一緒に口にしているような感じ》で大変美味です。
瀬戸内海を含む西日本で食べられる < 蛸 >の ほとんどは < マダコ >です。なので < ヤナギダコ >も ≪たこまんま≫も知らなかったです。が、こちら(明石市 / 〝明石だこ〟で有名)にも、 < マダコの卵 / 卵巣 >を塩漬けにした ≪ 海藤花 / かいとうげ ≫( 《薄い膜が破れたとき、連なる卵のさま(粒の形)が〝藤の花〟に似ていることに由来する名前》)という珍味があるのを思い出し、それに近いかも~と感じています。
それにしても、≪たこまんま≫は《 < ヤナギダコ >の 産卵期(冬と 6 ~ 7 月の 2 回)》しか出回らない大変貴重な食材です。なのでそれが食べられただけでもしあわせですが、冬の時期に出回るものは味が濃厚でより一層美味いとのことでした。
それはそうと、 < たこ / 蛸 >の名は《足(脚)の多い姿から『多股 / たこ』》と呼ばれるようになったとも、《手にたくさんの吸盤があり、物がバラバラに集まるさまから『手凝 / てこ』》と呼ばれるようになり、それがになったとも云われています(名前の由来)。また、 < 蛸 >という漢字 はもともと < 蜘蛛 / クモ >を意味し、 < 海蛸子 >(『海に棲むクモ』の意味)と書いていたものが省略されて < 蛸 >になったとされています。
≪たこまんま≫はとても美味です。タウリンも豊富で栄養価も高いです。が、魚卵系ですので、コレステロールが気になります。くれぐれも食べすぎには注意しましょう~。 《膜に包まれた≪たこまんま≫》 《≪たこまんま≫の軍艦巻き》
2026年3月22日 (日)
食い扶持 くいぶち≪食い扶持 / くいぶち≫は < 食う >と < 扶持 / ふち(ぶち) >の 2 語からなる熟語で、《食料を買うための費用(食費)》という意味です。ここでいう < 食う >は『生活をする』『暮らしを立てる』という意味ですので、こちらはすぐわかると思います。が、 < 扶持 / ふち(ぶち) >の意味が分かる人はそう多くないと思います。
< 扶持 / ふち(ぶち) >は戦国~江戸時代における「俸禄 / ほうろく」(今でいう給与)の支給制度に由来する言葉で、主君は家臣や奉公人に < お米 >で俸禄(給与)を支給していました。で、この < お米 >を < 扶持米 / ふちまい >( < 扶持 >は《援助する》《力を貸す》という意味)と呼んでいたことから、略して < 扶持 / ふち >というようになったようです。
で、その < 扶持 / ふち >、 1 年分がまとめて支給されていたようです。が、江戸時代の下級武士の < 扶持 >は、 < 一人扶持 / いちにんぶち >という最小単位《 < お米 >の標準消費量を 1 日 5 合として計算、 1 年分だと⦅ 1 石 8 斗⦆になります》が支給されていたそうです。ということは、 1 日 5 合の < お米 >で 3 食(家族分)を賄わなければならい上、他の食材や生活必需品を買うために < お米 >を売って現金を手にしていたようです。なので、決して余裕のある生活をしていたわけではないようです。それでも余裕のある生活をしているように見せるため、『武士は食わねど高楊枝』⦅意味 貧しく空腹でもお腹いっぱいであるかのように楊枝を高々とくわえる⦆という風に見栄をはっていたということのようです。
そもそも < 食う >は < 食べる >ことを意味する言葉ですが、現代では < 食う / 食い >という表現は粗野に聞こえることもあって、≪食い扶持≫もつかわなくなったようです。そこで、≪食い扶持≫は「食費」「生活費」「給与給料」という言葉に置き換えてつかわれるようになったという次第です。とはいえ、時代劇やドラマなどには≪食い扶持≫という言葉が出てくることもありますので、知識として知っていると、その作品への理解を深めることに繋がると思います。
それはそうと、先ごろ「お米券」なるのもが届きました。この「お米券」、政府は < 扶持 >のつもりで支給しているものと思います。そこには《 < お米 >をあげれば、ありがたがるだろう》という思惑(当たらずも、外れてはいない気がします)が見え隠れします。が、それ以前に、自分の≪食い扶持≫のために議員になっているような人の数(≪食い扶持≫)を減らすことの方が優先されるべきだと思いま~す。
2026年3月15日 (日)
ミモザそれにしても、春先の < 花 >に『黄色』が多いのは、早春に活動を始め < 昆虫 >たちにいち早く、 < 花 >の存在を知って(見つけて)もらうための生存戦略とされています。そう、 < 花 >は < 昆虫 >たちに花粉を運んで(受粉を手伝って)もらうことで種を残すことに成功しています。で、このとき < 昆虫 >は < 昆虫 >で、その習性に従い(生き残るため)、早春に咲く < 花 >の蜜(より香りがよく、蜜が多いもの)を探し求めています。なので、どちらも持ちつ持たれつの関係にあるわけです。ちなみに、受粉方法には「昆虫」による『虫媒花』の他にも、「風」による『風媒花』、「鳥」による『鳥媒花』、「水」による『水媒花』というのがあります。
とまあ~春先の < 花 >に『黄色』が多いのは、早春から活動する < 昆虫 >たち(アブやハエなどの仲間は『黄色』に敏感とされている)にはやく見つけてもらうために進化したものと考えられています。
ということで、 < 花 >が美しい姿で咲くのは人に見てもらうためではないということです。そう、そこには自然の摂理( < 花 >と < 昆虫 >のコラボレーション)があって、その中で春先の < 花 >は『黄色』という〝勝負色〟で < 昆虫 >を引き寄せようとしているという次第です。そう思うと、『黄色い』〝勝負服〟をまとって、凛として咲く < 花 >の健気な姿に感動すら覚えます。
そうそう、この時期は≪ミモザ≫の『黄色い < 花 >』も見ごろです。≪ミモザ≫はマメ科アカシア属の常緑樹で、葉が銀灰色をしていることから≪銀葉アカシア≫とも呼ばれます。枝いっぱいに『黄色い』ふわふわした < 花 >を咲かせる≪ミモザ≫はなかなか見応えがあります。が、地植えの≪ミモザ≫は滅多に無いと思いますので、見ることができたらラッキーです。
それはそうと、≪ミモザ≫という「オレンジジュース」を「シャンパーニュ / スパークリングワイン」で割ったカクテルがあります。鮮やかな『黄色』が≪ミモザの < 花 >≫を思わせるところから、その名が付けられた模様です。「オレンジジュース」の甘酸っぱさを「シャンパーニュ」がキリッと引き締めている感じの飲み物です。で、この「オレンジジュース」を「グレープフルーツジュース」にかえたものが〝ホワイト・ミモザ〟で~す。
2026年3月 8日 (日)
Scarpetta スカルペッタさて、美食の国に共通するのは < ソース >の美味しさです。フレンチの≪フォンドボー≫や≪ブイヨン≫、≪コンソメ≫に様々な旨味を加えて作られる < ソース >は〝食べる芸術品〟と云われるほど存在感があります。⦅≪ fond de veau/ フォンドボー≫は「仔牛の骨やすね肉 / 香味野菜 / 香辛料などを長時間煮込んで作られる出汁のことで、〝だし / 出汁〟の意味の仏語 と〝仔牛〟を意味する に由来し、ステーキやハンバーグなどのソースやシチューといった煮込み料理のコク出し」に使われます。また≪ブイヨン≫は「主に牛肉や鶏肉をベースに作られる出汁で、スープのベース」として使われることが多く、≪コンソメ≫(「≪ブイヨン≫ベースのさらに味を整えたスープ」)を含め、料理に欠かすことのできないものです⦆
まあ~英国にも≪グレイビーソース≫という定番ソースはありますが(味は・・)。そんな中、モダンブリティッシュと云われる≪(フレンチベースのソースに)スパイスやハーブを効かせたソース≫の登場で、英国料理も各段に美味しくなったと云われています。このことからも < ソース >の 重要性が分かります。
それはさておき、その < ソース >がお皿に残ったとき、どうすればよいかという問題(永遠のテーマ)があります。メインの食材に < (美味しい)ソース >を上手に絡ませ、食べ終わるころには無くなっているというのが理想です。が、なかなかそうはいかないです。で、その場合、スプーンが付いていれば、そのスプーンでキレイに食べる(スプーンが無ければ残す)というのが英国流です。もっとも最近は、アッパーミドルクラス(階級)の間で、残った < ソース >をパンで拭(ぬぐ)って食べる人たちもいるようですので、そのようにして食べるのもアリかと思います。ただこの場合も、手にパンを持って < ソース >を拭うというのはダメでして~パンは必ずちぎり、それをフォークにさして < ソース >をさらうようにして食べるようにします。で、このときもフォークは左手で持ちます(フォークはあくまで左手で持つというのが英国のマナーです)。そのようにして < ソース >を食べれば、そこそこのお店でも浮かずに済みそうです。とはいえ、《郷に入っては郷に従え》ということになります。
そこいくと、イタリアは《食事の終わりにパンをちぎり、残った < ソース >をすくって食べます》。それが「スカルペッタ/Scarpetta」(〝小さな靴〟の意味)です。ちぎったパンが〝小さな靴〟に見えるところからその名が付いたようです。そしてそこには美味しい料理を最後まで食べ切ることは、シェフへの感謝の気持ちを伝えるという意味が含まれています。さすが美食の国イタリアです。ということで、 < ソース >を食べるときのマナーは《イタリア de ありたい》で~す。
2026年3月 1日 (日)
アーモンドの花初春に咲き始める < 梅 >(真冬に咲く種もありますが、開花は 2 月中旬~ 3 月上旬)に続いて、 3 月中旬~ 4 月中旬になると < 桃 > < 桜 >が見ごろを迎えます。
見分け方としては、『開花時期』が 1 つの判断材料になります。《≪アーモンド≫の開花は「白い花びら」のものが 3 月上旬ころ(「ピンク色の花びら」のものは 4 月上旬ころ)》ですので、 3 月下旬ころに咲き始める≪桜 / ソメイヨシノ≫に比べ、≪アーモンド≫の方がはやいという次第です。ただ、すでにどちらも開花していると、この方法による見分け方は通用しないです。
そこでもう 1 つ、『花柄 / かへい』で見分けるという方法があります。《『花柄 / かへい』は「枝上における花の配列状態を支える茎」のことで、≪アーモンド≫はこの『花柄』が短く、枝に沿うように花を咲かせます。一方、≪桜≫の『花柄』は≪さくらんぼ≫のようにふんわりとしていて長い》という特徴(違い)があります。
ちなみに、≪スモモ ≫ 《〝桃もスモモも桃のうち〟 > という、あのスモモです》も≪アーモンド≫や≪桜≫と同じ「バラ科」に属する植物です。《東洋ナッツ食品株式会社本社工場(神戸市東灘区深江浜町 30 番地)》の運河沿いに植えられた≪アーモンド≫の木は今も見れると思います。が、本社工場内の庭園が開放される 2026 年 3/21 (土)~ 25 (水)の期間中は、≪スモモ≫(≪アーモンド≫よりやや低く、花びらの先端が丸い)も見られるようです。その≪スモモ≫は漢字で〝李〟(樹木の枝にたくさんの果実が実るさまから「木」の上に「子」)と書くようになったそうです。
2026年2月24日 (火)
納豆生活さて、≪納豆≫の健康パワーはよく知られています。なかでも、《血液をサラサラにする働きがある < ナットウキナーゼ >はとくに有名》です。なにせ《血栓の詰まりなど血管系トラブルの予防(緩和)ができる》という物凄いパワーを秘めているのですから・・。で、そのパワーを最大限引き出すのなら、食べる時間も選ぶのがベターです。というのは、 < ナットウキナーゼ >の 効果が発揮されるのは≪納豆≫を食べてから約 4 時間が経過したころと云われていて、それはちょうど血管系トラブル(脳梗塞や心筋梗塞など)が起こりやすいとされる深夜~明け方にかけての時間帯と重なることから、パワーを期待するのであれば〝夜〟に食べるのがおススメです。
他にも≪納豆≫には《細胞の老化速度を遅らせる働きやダイエット効果が期待されるアンチエイジング物質の < ポリアミン >》《肌の新陳代謝を高め(肌をキレイにしてくれ)る < ビタミン B2>》《中性脂肪や内臓脂肪を減らす働きのある (大豆に含まれる貯蔵タンパク質の 1 つ)》など、本当にたくさんの有益な栄養素が含まれていて、しかもそれらは睡眠中に働いてくれるとのことです。
そんな中、≪納豆≫に含まれる < タンパク質 >や < 食物繊維 >を活用した《腸活(腸を活発にし、便秘になりにくい体づくり)》を目指す場合は、〝朝〟≪納豆≫を食べるのがおススメです。
ということで、《血管系トラブルの防止》《美容効果》が目的なら〝夜〟、《腸活》なら〝朝〟ということになります。で、あれば朝夜 1 パックずつ食べればと思いきや、 1 日 2 パックは摂りすぎとのことです。なので 1 パックずつ、毎日摂り続けることが大切という次第です。
それはそうと、お薬の中には《血液をサラサラにする働きを持つもの》があります。 1 つは『抗血小板薬』《血小板という血液の成分がくっついて「血栓 / 血の塊」(脳梗塞や心筋梗塞)になるのを防ぐお薬》で、もう 1 つは『抗凝固薬』《血液凝固因子というタンパク質が反応することで「血栓 / 血の塊」ができるのを防ぐ、不整脈や心不全を起こしやすい人に用いるお薬》です。で、このうち『抗凝固薬』の「ワーファリン(英語読み) / ワルファリン(独語読み)」飲んでいる人が≪納豆≫を食べるのは要注意です。それは「ワーファリン」が《 < ビタミン K>の働きをブロックして、血液凝固因子の生成を抑える働きを持つお薬》であるため、≪納豆≫( < ビタミン K>が多く含まれている)が 「ワーファリン」の効果を弱めてしまうというのがその理由のようです。言うまでもなく、そして≪納豆≫が悪いということではないです。「ワーファリン」というお薬との相性が悪いということです。
≪納豆≫は健康な人の場合、朝もしくは夜に 1 パック食べるのがおススメです。が、「ワーファリン」を飲んでいる人は食べないに越したことはないです。このことに〝ガッテン / なっと(う)く〟していただけました~。
2026年2月17日 (火)
ペンギン歩きそれはそうと、≪ペンギン≫という名前は≪ Pinguis/ ピングウィス≫(ラテン語で「太っている」の意味)が≪ penguigo/ ペングウィーゴ≫(スペイン語で「太っちょ」の意味)となり、それが訛(なま)って≪ penguin/ ペンギン≫になったとされています(語源由来)。 あと、ウェールズ語の≪ pen ≫(「頭」の意味)と≪ gwyn ≫(「白」を意味する)~≪ PenGwyn/ ペンギン≫(白い頭)になったとも云われています。
が、この「太っている / 太っちょ」体型の動物はどうやら < オオウミガラス >(現在は絶滅)のことで、それを≪ペンギン≫(当時はまだ発見されていない)と呼んだのが、そのまま(現在の)≪ペンギン≫を指すようになったという次第のようです。
2026年2月11日 (水)
デブ でぶ< デマ >という言葉は《約 2,500 年前の古代ギリシアで起こった『ペロポネソス戦争』(ギリシアの覇権を巡り「アテナイ / 現在のアテネ」と「スパルタ」の 2 都市が争った戦い)》の中で誕生したとされています。
そのころの「アテナイ」は〝ペリクレス〟が統治していて繁栄していました。が、『ペロポネソス戦争』の最中、〝ペリクレス〟は疫病で帰らぬ人となってしまいます。で、その直後、台頭するのが〝クレオン〟(大変粗野で好戦的な人物)です。そんな折「スパルタ」側から停戦和平案が出されます。が、〝クレオン〟はそれを蹴ってしまいます。そして好戦的な主張で民衆を煽動、継戦の道を選びます。継戦は当初うまくいくものの、結局大失敗に終わり〝クレオン〟も戦死します。で、その後〝アルキビアデス〟(こちらも大した人物ではなかった)が引き継ぐと、「アテナイ」は同盟国に次々と離反され失墜、最後は降伏する(ギリシアにおける覇権を失う)ことになります。〝ペリクレス〟の死後、わずか 25 年のことです。
で、この『ペロポネソス戦争』における〝クレオン〟の《政治的な目的で民衆を煽動する》ことを < デマゴゴス /Dēmagōgos(ギリシア語)>⦅民衆を扇動する人物による民衆操縦のための宣伝扇動の意味⦆と呼んだのが、 < デマゴーグ /Demagog (独語)>となり、 < デマ >と略されて使われるようになったという次第です。そしてその〝クレオン〟と同時代の詩人や劇作家が〝クレオン〟を と評していることから、〝クレオン〟と < デマ >は 同義語として用いられるようになったとのことです。
それはそうと、 < デブ / でぶ >という言葉があります。こちらは《「太っている人」を意味する (英語)のスラング (「二重頤」)》に由来するようです。つまり、 (「二重あご」の意味)が < デブチン / でぶちん >と 聞こえたことから「デブ / でぶ」になったということのようです。他にも < でぶでぶ >《肥えて肉のしまりのないさま / 広辞苑》(しまりがなく肥満な人を⦅ < でぶでぶ >と太った⦆という風に表現したの)が < でぶ / デブ >の語源とも云われています。
それにしても、 < デブ >が明治時代以降に使われ始めた言葉であるのに対し、 < デマ / デマゴーグ >は約 2,500 年前から使われ続けていることに驚かされます。それを知ると、人間は 2,500 年来、何も変わっていないということにも気付かされます。そう考えると、語源を同じくする < デモクラシー / 民主主義 >の世( 21 世紀)にあっても、《社会経済不安のある民衆の感情を煽(あお)ったり、また無知に乗じて権力を握ろうとする》人たちが < デマ >を発するとき、その先に待っているのは暗黒の世界かも知れないです。
2026年2月 5日 (木)
つらら氷点下(温度が 0 ℃より下)になれば、水は氷になりますし、上空の湿った空気は雨にはならず雪になります。それからすると、冬の間、氷点下に見舞われるエリアの人たちの生活(凍結している道路の通行や屋根の雪降ろしなど)の大変さを感じます。が、そのエリアの冬景色を目にしてしまうと、その神秘的(幻想的)なさまに目を奪われ、そこに暮らす人たちの大変さを忘れてしまいがちです。
たとえば、陽の光を浴びて表面がやや溶けだした < つらら >のきらきら輝くさまは本当に美しいと思います。 < つらら >は平安時代ころまでは《 < したたり落ちる雪解け水が凍って垂れ下がったもの >という意味で、 < たるひ / 垂る氷 >(大和言葉)》と呼ばれていました。それが鎌倉~室町時代に《 < 氷が途切れず長く連なる >( < つらつら、連なっている >)~ < 連連 / つらつら >(これが語源)~ < つらら >》になったと云われています。で、 < 垂れ下がった氷 >が「柱」のように見えることから、 < つらら >に < 氷柱 >の漢字が当てられたようです。
『枕草子』にも《日ごろ降りつる雪の今日はやみて、風などいたう吹きつれば、 < たるひ >いみじうしだり》⦅意味 何日も降り積もった雪が今日はやんで、風などがひどく吹いたので、 < 垂氷 / たるひ >(氷柱)がたくさん垂れている⦆とあります。
その < つらら >、一年でもっとも寒いころにいくつかの気象条件が揃ったときにだけ見られる冬の風物です。そう、《大きく垂れ下がった < つらら >は、氷点下になる夜の寒さ(氷結)と雪が解けるくらいの昼間の暖かさ(氷解)を繰り返すことではじめてできます。なので、寒いというだけでできるものではないです。
それはさておき、 < つらら >(《垂れ下がった氷》)は地域によって様々な呼び名があるようです。秋田の < たろんぺ / タロンぺ >(たぶん < たるひ >に由来するものと思います)や青森、山形の < スガ / スガマ / スガンボー >。新潟から富山、岐阜北部の < カネコーリ >。そして鹿児島から茨城にかけての海岸エリアで広く使われる < びーどろ / ビードロ >(硝子のような輝きが由来)など、バリエーション豊かです。
それはそうと、 < つらら >のあまりの美しさに魅せられ、近くで見たり手に触れてみたくなる気持ちは誰しもあると思います。が、 < つらら >はとても鋭利です。なので決して真下に行って見たり触れたりはしないようにしてください。
2026年1月29日 (木)
学問の神様< 北野天満宮 >は全国に約 1 万 2,000 社ある < 天満宮 > < 天神社 >《菅原道真公を御祭神としておまつりする神社》の総本山で、 < 大宰府天満宮 >(福岡県太宰府市)、 < 防府天満宮 >(山口県防府市)とともに、道真公との縁がとくに深いことから < 日本三大天神 >と称されています。
また、大陸の書物を日本語に翻訳する一方で、日本の素晴らしい文学を翻訳して大陸の国々へ紹介するなど文化の交流をはかったりしています。さらに「日本書記」をはじめとする五つの『国史』《年代に沿って編集されている》を『類聚国史』《「神祇」「帝王」「音楽」「政理」など 18 のテーマに分類したもの》に再編集するなど、『国史』研究者が必見するという文献価値においても、また大陸の国々に対し日本の立場を示す上で大きな役割を果たしたことを考えると、その功績も大きいです。他にも書物を書き写し音読する方法が主流であったのを、要点を抽出して集中的に学ぶ(現代に通じる)学習法を採用したりして、「龍門」(優秀な人材を教育するための、今でいう「塾」)の中から秀でた門下生を排出しています。
その後(室町時代)、は鎌倉の禅僧たちによって「連歌の神様」「茶道の神様」とあがめられるようになります。そのことが後の豊臣秀吉や諸大名の < 天神さま >信仰に繋がり、全国へ広まっていくことになります 。そして江戸時代には、は「藩校」や「寺子屋」で「学問の神様」「子供の守り神」として、また「浄瑠璃」や「歌舞伎」を生業とする人たちの間では「芸能の神様」、「手習いをする人」たちの間では「書道の神様」として信仰されるようになります。
《真摯に「学問」と向き合われ、「学問」を以って「社会」に尽くされた》という、そのお姿が 1,100 年のときを超えて「学問の神様」(「入試合格」「学業成就」「文化芸能」「災難厄除祈願」)としての信仰を集めているということです。
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