19日目:曲の雰囲気・世界観からメロディを作る
理結とハルさんの作曲入門講座19日目:曲の雰囲気・世界観をイメージ通りに作るのは難しいもの。だけど、メロディが持つ音の響きを理解することで、メロディから世界観・雰囲気を作れるようになる。そのポイントを解説します。
1度:ド 基本となる音。 安定感があり、響きに癖がないため、どんなメロディにも相性がよい。 2度:レ 「広がり」「未完成」と「気だるさ」「冗長」を感じさせる音。 この音は、曲の節目の繋ぎに使われることが非常に多い。 3度:ミ 「安定」「透明感」と「情熱」「失望」を感じさせる音。 同じメジャースケールのコードで、どの音とも相性がよく、とても安定している音。 それゆえ、この音を伸ばすようにすると切ないさや情熱といったものを演出する 4度:ファ 「不安定」「未完成」「切なさ」といった要素と「穏やかさ」「平凡さ」という要素を持つ音。 この音は他の音やコードとの組み合わせで、性格が大きく変わる。 暗いメロディには前者、明るいメロディには後者の雰囲気を持つ。 5度:ソ 「広がり」「安定」「希望」「空」といった要素を持つ音。 非常に伸びを感じることが出来る音で、メロディを明るくする。 6度:ラ 「躍動」「平凡」「深刻」といった要素を持つ音。 とても安定した音。暗い雰囲気の曲は、この音を軸として作ると雰囲気が出やすい。 7度:シ 「不安」「寂しさ」「透明」「切なさ」といった要素を持つ音。 地に足がついていないふわふわした雰囲気を出しやすい。 1度の音にスムーズに繋がる。
作りたい曲の雰囲気に一番近い音を軸とする
まずは自分の作りたい曲の雰囲気をじっくりと考えて、軸となる音を1~2つ選ぼう。 ここでいう音は、「ルート音」のことではないので要注意。 あくまで、メロディを考える上での雰囲気を構築する上での話。
例:Mr.Children「くるみ」例としてMr.Childrenの名曲「くるみ」を挙げておきたいと思う。 この曲は、しっとりめのバラードで、悲しみ・喪失感、そしてその対となる希望を歌った傑作である。 この曲の軸となる音は「3度(ミ)、4度(ファ)」の音である。
◆まとめ
今回の講座『曲の雰囲気・世界観からメロディを作る』- それぞれ響きの違う音が組み合わさったのがメロディラインだ。だからその組み合わせにより曲調・雰囲気は大きな影響を受ける
- 特定の音の組み合わせを中心にして、曲・メロディを作れば、雰囲気・世界観を演出しやすい
- まずは自分の作りたい曲の雰囲気・世界観をじっくり具体的に考える必要がある
お読みいただいた方へ
作曲入門講座コンテンツ
初めての作曲・心得編 楽譜の読み方編- 5線譜とピアノロール
- 5線譜の読み方 -音符の長さ-
- 5線譜の読み方 -小節と拍子-
- 5線譜の読み方 -音符の高さ-
- 作曲理論の初歩!音の角度(音度)
- 和音・コードとは
- キー(調)と音階について
- 曲の構成(メロディと伴奏)
- 曲の展開(Aメロ・サビなど)
- メロディを作るのは理論?才能?
- 理論で作るメロディ-コード内音編-
- 理論で作るメロディ-コード外音編-
- キャッチ―なメロディの作り方
- 曲の雰囲気・世界観からメロディを作る
- メロディのテンポが決める曲の世界観
- コード進行を考えてみよう
- よく使うコードの構成と響き
- セブンスコードなどのコード構成と響き
- スケール外のコードをコード進行に使ってみよう
- メロディにコード進行をつけてみよう
- メロディに流れを意識したコード進行を
- ジャズの基本!ツーファイブワンのコード進行
- 実は覚えやすい?augコードとdimコードの和音構成と使い方
- フリー音楽素材 06.15.New!
曲の雰囲気・世界観からメロディを作る | 曲作りの初心者の理結とハルさんの作曲入門講座 作曲を始めたいと意気込む初心者「理結」と「ハル」による対話形式の作曲入門講座です。