軍人はなぜ、ベレー帽を被る?その歴史
出典:イギリス陸軍 帽子は軍人の服装の構成において必需品になっており、特に制服を着る時は必ず着用している。いくつかあるタイプの帽子の中でも印象的なのが「ベレー帽」だ。特に特殊部隊が平時や正装している時に「ベレー帽」を着用するのをよく見かける
帽子は軍人の服装の構成において必需品になっており、特に制服を着る時は必ず着用している。いくつかあるタイプの帽子の中でも印象的なのが「ベレー帽」だ。特に特殊部隊が平時や正装している時に「ベレー帽」を着用するのをよく見かけると思う。「グリーンベレー」と部隊名にも使われるぐらいだ。軍人のベレー帽の着用は100以上の国の軍隊で行われており、自衛隊でも採用されている。なぜ、軍人はベレー帽を被るのであろう。その理由と歴史について紹介する。
ベレー帽の歴史
ミリタリーベレーの歴史
この投稿をInstagramで見るベレー帽が軍用帽子、いわゆる「ミリタリーベレー」として初めて正式採用されたのは1880年代のフランスの山岳歩兵「シャサールアルピン(アルペン猟兵)」(写真上)といわれている。この時はまだヘルメットなどは存在せず、頭部の保護用として戦場でも着用された。ベレー帽の利点は安価で、大量生産ができ、丸めてポケットに入れたり、シャツの肩章の下挟むことができるなど持ち運びも楽ということもありベレー帽は第一次世界大戦で広がりを見せ、1918年には英軍戦車隊の帽子として採用される。この時になると歩兵は鉄製のヘルメットを被っていたが、戦車内では邪魔だ。ベレー帽であれば邪魔にならず、上からヘッドギアも着用できた。油汚れが目立たないようにと黒が採用され、それは今の王立戦車隊でも続いている。1930年代後半にはドイツ空軍のパイロットがベレー帽を採用する。戦闘用ヘルメットが一般的になる第二次大戦でベレー帽が戦場で被られることは少なるが、ヘルメットと比べ、頭や首に負担の少ない形状から特殊作戦に参加する兵士に使用され、ベトナム戦争ではネイビーシールズの隊員が迷彩柄のベレー帽を被り特殊任務にあたっていた。今では制服、正装時の着用が主だが、警備任務では戦闘服と合わせて着用する部隊もある。
この投稿をInstagramで見る部隊による色分け
この投稿をInstagramで見る第75レンジャー連隊:タンカラー空挺部隊:マルーン(あづき色)治安部隊とその配下:ブラウン特殊部隊:グリーンそれ以外:ブラック