【香川県琴平町】川の中にのこる「こんぴら鉄道競争」の痕跡である琴急橋脚跡
【香川県琴平町】川の中にのこる「こんぴら鉄道競争」の痕跡である琴急橋脚跡

【香川県琴平町】川の中にのこる「こんぴら鉄道競争」の痕跡である琴急橋脚跡

戦前の一時期に金刀比羅宮に向かう鉄道4社が乗り入れていた琴平町には複数の鉄道遺構がのこっています。金倉川の中に、かつて琴平急行電鉄が通っていた橋の橋脚跡をみることができます。

高松琴平電気鉄道(ことでん)で琴平へやってくると、背の高い松並木と高燈篭がお出迎えしてくれます。このストーリーがとても良いですね。 琴電琴平駅の横にある高燈篭の高さ27mは木造燈篭としては日本一を誇ります。完成は江戸時代の万延元年(1860)で、昔は丸亀の港に真っ暗な夜に上陸したとしてもこの高燈篭が煌々と光を放つ様が見えて、その光を拠り所に金刀比羅宮(ことひらぐう、こんぴらさんの愛称で親しまれている)へやってきたといわれています。 ※金刀比羅宮に関して、以下リンクのオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」のサイトの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

省線→現JR ※現存 琴平電鉄→高松琴平電鉄(ことでん) ※現存 琴平参宮電鉄(琴参)→戦後廃止 琴平急行電鉄(琴急)→戦中廃止

満濃池から流れる「金倉川」の名称に関するあれこれ

川の名前…金倉川(かなくらがわ) 寺の名前…76番札所金倉寺(こんぞうじ) 字名…金蔵寺町(こんぞうじちょう) 駅名…金蔵寺駅(こんぞうじえき)

日本語の難しいところですね。同じ字でも読みが違ったり、異なる字でも読みが一緒だったり。 このように複雑になったのは、川や寺の名前は周辺の古い地名「金倉郷(かなくらごう)」に由来するようで、金倉郷の●●という感じです。 字名(あざな)については金倉郷が由来なのは同じなのでしょうが、

金倉川の中にのこる琴平急行電鉄の「橋脚跡」

道路にしろ線路にしろ、川に橋を架ける時は通常は川の流れに対して直角に架橋します。斜めにしてしまうと、橋桁の延長が増大するので、資材がその分多く必要になるためです。大水時の水の抵抗が不均等になるデメリットもあります。 けれど、こちらの橋脚跡を見る限り金倉川に対して斜めに架橋されていたようです。ちなみに琴急の駅は写真では中央の白いビルの右側、現在の琴平郵便局付近にあったようです。 ここで考えるのが、斜めの橋を架けてまであの位置まで鉄道を敷設した点です。4社の琴平駅立地から考察したいと思います。

東京急行(東急) 京浜急行(京急) 小田原急行(小田急) 京阪神急行(阪急) など、急行を冠する鉄道事業者は大手私鉄ばかりですね。

【路線距離/坂出-琴平】 琴急:15.7km 琴参:20.6km ※丸亀経由のため 省線:22.3km ※多度津経由のため

【所要時間/坂出-琴平/昭和16年】 琴急:36分 琴参:1時間3分 省線:37~43分

【運転頻度】 琴急:30分間隔 琴参:20分間隔 省線:18往復 ※おおむね1時間に1本