臥薪嘗胆
臥薪嘗胆

臥薪嘗胆

故事成語と名言名句。「臥薪嘗胆」の意味・原文・書き下し文・注釈を掲載。

句践 ( こうせん ) の 会稽 ( かいけい ) に 困 ( くる ) しむや、 喟 ( き ) 然 ( ぜん ) として 嘆 ( たん ) じて 曰 ( いわ ) く、 吾 ( われ ) は 此 ( ここ ) に 終 ( おわ ) らんか、と。 種 ( しょう ) 曰 ( いわ ) く、 湯 ( とう ) は 夏台 ( かだい ) に 繋 ( つな ) がれ、 文王 ( ぶんおう ) は 羑里 ( ゆうり ) に 囚 ( とら ) われ、 晋 ( しん ) の 重耳 ( ちょうじ ) は 翟 ( てき ) に 犇 ( はし ) り、 斉 ( せい ) の 小白 ( しょうはく ) は 莒 ( きょ ) に 犇 ( はし ) る。 其 ( その ) の 卒 ( おわり ) は 王覇 ( おうは ) たりき。 是 ( これ ) に 由 ( よ ) りて 之 ( これ ) を 観 ( み ) れば、 何 ( なん ) ぞ 遽 ( にわ ) かに 福 ( さいわい ) と 為 ( な ) らざらんや、と。

  • 会稽 … 会稽山。越王勾践は呉王夫差にここで敗れた。
  • 喟然 … 嘆息をつくさま。
  • 湯 … 殷の湯王。
  • 夏台 … 桀王が殷の湯王を捕らえて入れた牢屋の名。
  • 文王 … 周の文王。武王の父。
  • 重耳 … 晋の君主、文公。
  • 小白 … 斉の君主、桓公。
  • 王覇 … 天下を統一する君主。
呉既赦越、越王句踐反國。乃苦身焦思、置膽於坐、坐臥即仰膽。飮食亦嘗膽也。曰、女忘會稽之恥邪。

呉 ( ご ) 既 ( すで ) に 越 ( えつ ) を 赦 ( ゆる ) し、 越王 ( えつおう ) 句践 ( こうせん ) 、 国 ( くに ) に 反 ( かえ ) る。 乃 ( すなわ ) ち 身 ( み ) を 苦 ( くる ) しめ 思 ( おも ) いを 焦 ( こ ) がし、 胆 ( きも ) を 坐 ( ざ ) に 置 ( お ) き、 坐臥 ( ざが ) するに 即 ( すなわ ) ち 胆 ( きも ) を 仰 ( あお ) ぐ。 飲食 ( いんしょく ) にも 亦 ( ま ) た 胆 ( きも ) を 嘗 ( な ) む。 曰 ( いわ ) く、 女 ( なんじ ) 、 会稽 ( かいけい ) の 恥 ( はじ ) を 忘 ( わす ) れたるか、と。

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