狂言の笑いの象徴「太郎冠者」は「愛嬌」に溢れている!【古典芸能 “好芸家” のススメ】
狂言の笑いの象徴「太郎冠者」は「愛嬌」に溢れている!【古典芸能 “好芸家” のススメ】

狂言の笑いの象徴「太郎冠者」は「愛嬌」に溢れている!【古典芸能 “好芸家” のススメ】

ようこそ、“好芸家”の世界へ。 「古典芸能は格式が高くてむずかしそう……」そんな思いを持った方が多いのではないだろうか。それは古典芸能そのものが持つ独特の魅力が、みなさんに伝わりきっていないからである。この連載は、明日誰…

「笑い」の象徴、太郎冠者

月岡耕漁画『能樂圖繪』より『末広がり』の場面。主人と太郎冠者のやりとりが繰り広げられる。写真提供:国立国会図書館

「おバカ」ぶりが物語を盛り上げる

茂山家現当主・十四世茂山千五郎(中央)、茂山宗彦(右)、茂山逸平(左)による『萩大名』の場面。頼りない主人と太郎冠者のやりとりが繰り広げられる。写真提供:茂山狂言会、撮影:川西善樹

太郎冠者は「おバカ」ばかりではない

月岡玉瀞『棒しばり』の一場面。留守番中にいつも酒を盗み飲みする太郎冠者と次郎冠者に対して、主人は出かける際に一人の腕を棒に縛りつけ、もう一人も後ろ手に縛ってしまう。それでも酒が飲みたい二人は、縛られた状態でも酒を持ち出し知恵を出し合って酒を飲む。歌舞伎でも演じられる狂言の名作の一つ。©The Art Institute of Chicago

「おかしさ」をひたすらに追求していく

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