ユキヒョウ
ユキヒョウ

ユキヒョウ

「山の幽霊」ユキヒョウは、極寒の環境や険しい岩場で生息するための特殊な体を持っています。その毛は長く密集し、小さい耳や広い鼻腔は寒さに耐える構造で、大きな足と長いしっぽは岩場での生活を支えています。近年の保全活動の進展により絶滅危惧度が見直されたユキヒョウですが、具体的な個体数は未だに不明で、その保全は重要な課題となっています。

2013年には、ユキヒョウが生息する12か国全てがキルギスに集まり、「国際ユキヒョウ保全フォーラム(Global Snow Leopard Conservation Forum)」が開催され、ユキヒョウを各国が協力して守ることを目的にユキヒョウと生態系の保護プログラム(GSLEP:Global Snow Leopard & Ecosystem Protection Program)が採択されました。

Snow Leopard Conservancy

Snow Leopard – Saving Snow Leopards for 25 years Ensuring Snow Leopard survival and conserving mountain landscapes by expanding environmental awarenessand sharing innovative practices through community steward.

Snow Leopard Trust

Save the snow leopard! The Snow Leopard Trust aims to better understand the endangered snow leopard, and to protect the cat in partnership with the communities that share its habitat.

ユキヒョウの生態

分類

最も近縁なのはヒョウではなくトラで、200万年以上前に共通祖先から分岐したと考えられています。

生息地

ユキヒョウは、主に中央アジアの高山地および亜高山地に生息します。

Photo credit: Eric Kilby 食性

機会的捕食者であるユキヒョウは、35~75㎏の有蹄類を好んで食べます。

ユキヒョウの分布域は、最も重要な獲物であるシベリアアイベックスバーラルアルガリという有蹄類の分布域とほとんど一致して重複しています。

この他、マーコールヒマラヤジャコウジカ、そしてウシやヒツジ、ヤギといった家畜も食べます。

自分の3倍もある獲物を襲うこともありますが、一方で特に春や夏にはマーモットやウサギなどの小型哺乳類や鳥類も食べます。

また、理由は不明ですが、 ユキヒョウは大量の植物質を食べる ことも知られています。

バーラル@Photo credit: Mvsheeram バーラル バーラルの基本情報 英名:Blue Sheep学名:Pseudois nayaur分類:鯨偶蹄目 ウシ科 バーラル属生息地:ブータン、中国、インド、ミャンマー、ネパール、パキスタン保全. 形態

ヒョウ https://youtu.be/Q76K40_oWFU ヒョウの基本情報 英名:Leopard学名:Panthera pardus分類:ネコ科 ヒョウ属生息地:アフガニスタン、アンゴラ、アルメニア、アゼルバイ.

行動

単独性のユキヒョウは、1日に10km以上も移動し、同じ範囲に留まる期間は長くありません。

親しい相手へのあいさつと考えられる鼻息のような鳴き声(prusten)は、ユキヒョウ以外には、ジャガートラウンピョウにしか見られません。

ジャガー https://youtu.be/syzI781Oi-w ジャガーの基本情報 英名:Jaguar学名:Panthera onca分類:ネコ科 ヒョウ属生息地:アルゼンチン、ベリーズ、ボリビア、ブラジル、コロ.

トラ https://youtu.be/CfhWw6DWOaI トラの基本情報 英名:Tiger学名:Panthera tigris分類:食肉目 ヒョウ科 ヒョウ属生息地:バングラデシュ、ブータン、中国、インド、イ.

ウンピョウ https://youtu.be/uGBlYx2BT0w ウンピョウの基本情報 英名:Clouded Leopard学名:Neofelis nebulosa分類:ネコ科 ウンピョウ属生息地:バングラデシュ、ブータン、カン.

繁殖 Photo credit: Noel Reynolds

人間とユキヒョウ

絶滅リスク・保全 Photo credit: Andrew Yee 動物園

北海道の旭山動物園、秋田県の大森山動物園、東京都の多摩動物公園、石川県のいしかわ動物園、静岡県の浜松市動物園、兵庫県の王子動物園、熊本県の熊本市動植物園などがユキヒョウを飼育・展示しています。