英語の教科書から、ヘボン式ローマ字表を無くすために1
英語の教科書から、ヘボン式ローマ字表を無くすために1

英語の教科書から、ヘボン式ローマ字表を無くすために1

よくローマ字の表が、英語の教科書にこのような感じで載っているのを見ます。 ヘボン式(し、ち、つ、ふ→shi,

結局のところ、「ヘボン式も訓令式も国語の時間に指導すべき」という問題を理解していただくには、ローマ字の目的などの話をするよりも、 英語のフォニックス(音とつづりの対応)と英語の音の一覧などの発音体系をしっかり理解していただくことにつきる でしょう。英語のフォニックスと発音体系を知っている方ならば、英語の綴りとヘボン式ローマ字が全く別物であり、ヘボン式ローマ字をやったところで英語の綴りが正しく読めるようになるわけでは全くないことを知っているので、わざわざ貴重な時間を割いて英語の時間に英語と無関係なものを教えようとは思わないものです。

しかし、 英語の時間では、ローマ字で自分の名前を書けなくていい と私は思います。

英語の授業で、日本語の文字を書けなくても問題ない と思います。

★スペイン語の例例えば、私の名前は「アキ」だとスペイン語ネイティブに言ったら、

Aqui

Haqui

★中国語の例

★英語の例

Ucky

とつづればいいのです。実際に検証済みです。英語ではu (short u)が日本語のアに一番近い発音です。英語のaは/æ/、アメリカ英語だと(地域差が結構ありますが)実際の発音はエア([eə, æə])のような二重母音で、日本語のアの2倍くらいの長さがあります。また、英語のは「っ」の音はありません。Uckyのcは、決して「っ」ではなく、その前のUの読み方を指定するためにあります。このcを入れなかったら、Uがアルファベット読み(long u)で読まれてしまいました。

Sayskay

英語の授業で習いたいことは、↑こういうこと ではないでしょうか? 英語の発音体系で、英語のフォニックスのルールを使って、自分の英語式の名前を考える ということです。

例) Felita → フェリータ Martina → マルチナ

例) Felita → 菲丽 Martina → 马丁娜

参照) Ђоковић → Djokovic, ジョコビッチ, 德约科维奇 Nadal → ナダル, 纳达尔 Federer → フェデラー, 费德勒

同様に、 英語では、日本語を知らない英語ネイティブに発音しやすい自分のニックネームを使うのは、本来はむしろあたりまえのこと なのです。

だから、「こういうことを授業でやりましょう」というと、 先生方からは「そんなことできません!教えられません!」と嫌がられる でしょう(経験済み)。先生としては当然です。自分ができないこと、習ったことがないことを、教えられるわけはないですから。(私も自分が教えられないことは、いろんな言い訳をして避けたいですから。😅)

そこで対策として、 ネイティブのALTの先生、外国語指導助手の先生がいらっしゃれば、その先生に、自分の名前の最初のひらがな2文字くらいを発音して、英語でどう綴りますか? と聞いてみるという方法だったら、なんとか浸透するのではないかと思います。ALTの先生方には、あたりまえのようにできることなので、わりと協力的だというイメージです。

SachiSati

しかし、フォニックスや英語の発音体系に詳しい方なら、どのみち 英語ネイティブは日本語の発音ができず、ローマ字のルールも知らないので、ローマ字を正しく読めない のだから、 ヘボン式でも訓令式でもどちらでもいい 、と考えるでしょう。英語の授業としてはそこは大した問題ではありません。英語のフォニックスを理解しているか、そこが大きな問題ですから。

I need to go to the station and take the bus.

イネエドトゴ トトヘスタティオン アンド タケトヘブス

でもきっと英語の時間に習いたいことは、こういうことではないでしょう。 英語の時間には、やはり英語の正しい発音と、各音に対応するつづり(フォニックス)を習いたい ものです。

そこでまずは、以下のことならすぐにできるのではないでしょうか?

★ 英語の教科書からヘボン式ローマ字表を削除する★英語の時間にローマ字は教えない

関連記事

よくローマ字の表が、英語の教科書にこのような感じで載っているのを見ます。 ヘボン式(し、ち、つ、ふ→shi,

2025年3月21日 2026年3月24日 2025年9月15日 2025年8月29日 2025年6月24日 2025年6月21日 2025年5月31日 2025年5月22日 コメントを残す コメントをキャンセル 国語審議会が「訓令式ローマ字を排してヘボン式に」という案に関する、柴田先生のご意見 2025年3月13日 英語の教科書からローマ字表を無くすために2:ローマ字を学ぶメリット2点! 2025年3月21日

Copyright © レモンスクール All Rights Reserved.