虹が7色とされている由来と虹の色の順番
虹の色の並び順はどの虹でも必ず同じです。虹色は色のスペクトルの順が決まっています。上(外側)から赤橙黄緑青藍紫となっていて、どの虹を見てもこの順番です。
自然の色に対する書家の観念は比較的近代に発達したもので、これは古来の書家が、その製作を専ら書室内で行ってい爲であるが、戸外の風景を白日下に写生するようになって始めて自然の色彩に新しい発見と、藝術上の一つの革命が行われたのである。その研究に最も大きい功績を奇興したのは、十九世紀の印象派の勃興によってである。これは物理学者によって発見された太陽光線の分解を、藝術上の理論に応用したもので、自然界の凡ゆる物象は固有の色彩を有するものではなく、太陽の光線によって支配され、それが色彩として我々の眼に映ずるという学説を信奉し、野外の自然に直面して写生を行うようになったのである。 太陽光の分解ということは諸君が既に学校でご承知の通り、スペクトラムを通過した太陽光線は七色に分解される。即ち、紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の七色である。黒はその各色を吸収したもの、白は各色を還元したものである。そのうち、赤、黄、青の三色を原色といい、紫、緑、橙を間色という。間色は三原色のうちの二色を各々等分に混ぜたもので、三原色の一色だけ含んでいないわけである。 一つの間色とその含んでいない原色とを、相互に補色(又は余色)という。即ち、橙は赤と黄より成り、それに含まれぬ青は橙と互いに補色である。緑と赤、紫と黄、何れも補色である。黒い所へ赤いものを置き、暫く見つめてみて後にそれを除くとそこに緑が見え、青に対しては橙、黄に対しては紫、これが補色関係である。この補色関係は互いに同色を含まないので、色彩の調和として最もよき例とされている。 (アトリヱ美術大講座. 水彩画科 第1巻 (基礎学)/アトリヱ社/昭和11)
大正時代の虹色の記述大正時代に発行されている色彩常識という本に、ニュートンがスペクトルを発見し色光を7色としたと書かれています。しかし、ルードやベゾルトといった色彩学者には藍色(インディゴ)は違うだろうと非難もされていたようです。 (色彩常識/池田元太郎 著/大正15)
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