カエンタケ - ボタンタケ科 -
カエンタケ。ボタンタケ科。カエンタケは高さが10~13cmほどに成長する、その名の通り、全体が炎のように赤いキノコです。形は鹿の角、またはふっくらとした人の手の指のように枝分かれしており、先端に近づくほど、やや色が濃くなっています。カエンタケの肉は硬く、肉の内部は表面の色とは異なり、白色をしています。
特に注意すべきこのキノコは西日本を中心に発生量が増加傾向にあるとされ、東北地方でも発生が確認されています。 海外では朝鮮半島でのみ確認されていましたが、2019年に日本から数千キロも離れたオーストラリア北部にあるケアンズ(Cairns)の郊外でカエンタケが発見されました。(ジェームズクック大学の菌学者であるMatt Barrett氏がカエンタケと確認) これはこれまで考えられていたカエンタケの分布域を大きく広げる事になる発見で日本国内でも分布域の拡大が予想されます。
尚、カエンタケはかつてはニクザキン科のキノコとして扱われていましたが、ニクザキン科のキノコの特徴を正確に表しておらず、ニクザキン科のキノコとは言えないという結論に達した為、現在ではボタンタケ科のキノコとして扱われています。 また、分類が変わった事によって学名も「Podostroma cornu-damae」から「Trichoderma cornu-damae」へと変更されました。
猛毒きのこ。 カエンタケは最強の猛毒キノコとも言われている非常に毒性の強いキノコです。 ある情報によると3cmほどのカエンタケを天ぷらにして食べた所、数日間40℃の高熱を出し、髪が抜けて、小脳が萎縮してしまった為、運動障害が出たそうです。 致死量は数グラムと言われており、上記の症状の他、言語障害や手足のしびれ、呼吸困難や皮膚のただれや腎不全なども起こるされています。