行書( 行書 )について
行書( 行書 )について

行書( 行書 )について

行書は点画の連続や省略が見られる曲線的な見た目の書体で、速筆向きでありながら読みやすく、書き方次第で様々な表現をすることができます。書く時は筆脈を意識し、軽く始筆するようにしましょう。

この5つの特徴を掴んで書けば、行書を書くことはさほど難しくありません。行書も草書と同様に正書でなかったために厳格なルールが存在せず、自由な表現をすることができます。行書は特に表現の幅が広く、直線的に書けば楷書に近いものになり、点画を連続させてさらに曲線を増やせば草書に近いものになります。 書き方次第で様々な表現をすることができるという点が行書の特徴であり、最大の利点です 。草書のようにあまりにも崩しすぎると、受け手によっては解読が困難になることもあるため、 手紙などの実用書で用いる際には、中学校国語科書写の教科書に記載されている程度の点画の省略が少しだけある字形がおすすめ です。

中学校国語科書写-参考

行書は使われていた時代によって二折法のものと三折法のものがあります。楷書が成立する前(三国時代以前)は二折法、成立した後は三折法のものが登場したと考えられています。さらに、多折法(たせつほう)※というものもあります。

※多折法とは? 書く時のポイント

ポイントは 筆脈を意識することです 。筆脈とは、字を書く時に 実線では結ばれていないけれど気持ちの上で繋がっていることです 。言い換えれば、 目には見えない点画のつながりのことです 。楷書にも筆脈はありますが、行書では筆脈が線となって現れます。筆脈の線は実線よりも細く薄くなるように力を抜いて勢いよく書きましょう。

臨書におすすめの古典
  • 「蘭亭叙」 ( らんていじょ ) 王羲之 ( おうぎし )
  • 「祭姪文稿」 ( さいてつぶんこう ) 顔真卿 ( がんしんけい )
  • 「風信帖」 ( ふうしんじょう ) 空海
「蘭亭序」王羲之(303-361) 「祭姪文稿」顔真卿 乾元元年(758年) 「風信帖」空海(774-835)

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