太平洋戦争は本当に避けることができなかったのか
太平洋戦争は本当に避けることができなかったのか

太平洋戦争は本当に避けることができなかったのか

日本の近現代史を世界からの視点を交えつつ「自慢」でも「自虐」でもない歴史として見つめ直します。第7回は経済的には相互依存をしていた日米が開戦に至るまでの道程を解説します。

――1890年台湾出兵から100年の歴史を今、5つの戦争から学び直す! ・日清戦争 First Sino-Japanese War(1894~1895) ・日露戦争 Russo-Japanese War(1904~1905) ・第一次世界大戦 World War I(1914~1918) ・日中戦争 Second Sino-Japanese War(1937~1945) ・太平洋戦争 Pacific War(1941~1945)

【主な目次】第1章 日清・日露戦争の衝撃 ――国際社会で存在感を示した二つの戦争 ○デビュー早々、国際社会で「世界の壁」にぶち当たった日本 ○日清戦争── 欧米側の一員となることを選んだ日本 ○忘れられた「日本軍と朝鮮人ゲリラの戦い」 ○日露戦争──イギリスと連携してロシアに対抗 ほか

第2章 第一次世界大戦 ──目指せ! アジアの「一等国」 ○イギリスを相手に勝ち取った「領事裁判権」の廃止 ○第一次世界大戦の勃発と日本の反応 ○欧米列強と共に行った「シベリア出兵」 ほか

第3章 韓国と台湾 ──植民地の実状と彼らから見た「大日本帝国」 ○「大正デモクラシー」と帝国主義・植民地経営の両立 ○台湾の人々は「日本統治時代」をどう捉えたか ほか

第4章 満洲事変からはじまった孤立への道 ──「国際的ルール」を捨てることを選んだ日本 ○関東軍の暴走が生んだ「満洲事変」 ○日本の権益に配慮していたリットン報告書 ほか

第5章 天皇機関説事件と二・二六事件 ──変質する日本人の思想 ○天皇機関説事件と立憲主義の崩壊 ○日本を「侵略国」と決めつける偽文書「田中上奏文」 ほか

第6章 日中戦争と南京事件 ──交渉による解決の道を見失った日本 ○親日の地方政府を中国で次々と樹立した日本 ○日本人を標的にする「テロ」の増加と盧溝橋事件 ○日中戦争の収拾に尽力したドイツ ほか

第7章 真珠湾攻撃 ──勝てない戦争を日本はなぜ始めたのか ○経済的には相互に依存していた日本とアメリカ ○実は最後通牒ではなかった「ハル・ノート」 ほか

第8章「大東亜共栄圏」の実相 ──日本はアジアで何をしたのか ○実は事前の研究不足だった「大東亜」の統治政策 ○円経済圏の構築失敗とインフレの嵐 ほか

第9章 東京裁判と日本国憲法 ──戦争の終わりと戦後の始まり ○実態は政治的セレモニーだった「東京裁判」 ○日本が降伏した日と戦争が停止した日 ほか

第10章 戦後の歩みと沖縄問題 ──日本はどこへ向かうのか ○日本の敗戦前に創設された国連──国際連合 ○日米安保条約の改定と日米地位協定 ○本土とは異なる流れだった「沖縄の近現代史」 ほか