地球温暖化による動物たちへの影響は?
地球温暖化による動物たちへの影響は?

地球温暖化による動物たちへの影響は?

地球温暖化により動物たちはどういった影響を受け、どのような問題に直面しているのか、解説いたします。

この地球温暖化による影響は、ほぼすべての動物にあると言っても過言ではありません。 生態系を脅かされ、住む場所を追われてこれまでと同じように生息できないことで、絶滅、あるいは絶滅の危機に瀕している種もいます。 例えば、地球温暖化による気温の上昇で、北極などの寒冷地に生息している動物が減少したり、気温の上昇で資源の枯渇も進んでいます。また、 動物の個体数の変化により生物多様性への影響もあると言われています。

これまでは数百万年かけて徐々に生物は絶滅し、その速度は1年で10~100種類程度とされています。 しかし現代は絶滅速度が急激に加速し、 1年間に40,000種類 との推計も出ています。 これは地球温暖化だけで起こっているわけではありませんが、地球温暖化がその原因の一つとして挙げられるのは確かです。 人間活動による野生動物の生息地の破壊は、絶滅を加速させる最大の原因です。 特に熱帯雨林での進行が如実であり、この地域の森林伐採と土地開発が多くの生物の絶滅を進めてしまいました。

さらに世界中の 森林伐採と土地開発、二酸化炭素などの排出による地球温暖化とそれによる温度の上昇と海面の上昇 は動物たちの生きる場所を奪っています。 特に現在大きな影響を受けている生物として、ホッキョクグマ、ウミガメ、サンゴなどが挙がります。

ホッキョクグマ

ホッキョクグマは北極の氷海上で主食であるアザラシを狩ります。しかし、 地球温暖化で氷が溶け海氷面積が減った ことで十分な獲物が獲れず、衰弱してし、個体数が減っています。 また、今世紀半ばまでにホッキョクグマの生息に適した場所が、夏場において42%失われると予測されています。

ウミガメ

日本にはアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメ、オサガメが生息しています。 こうしたウミガメは、産卵のときに地球温暖化の影響を受けます。 ウミガメのオス・メスは、卵が産み落とされた砂浜の温度で決まり、砂の温度が高ければメス、低ければオスとなります。つまり、 温暖化によって砂浜の温度が上がればメスが大幅に増加し、バランスが崩れてしまう ため繁殖ができなくなる可能性が高くなるのです。 また、海面上昇により砂浜が消失し、産卵ができなくなることも絶滅につながります。

サンゴ

日本の沖縄近海でも見られるサンゴ礁は、地球温暖化による 海面上昇や海水温の上昇 に大きな影響を受けます。

これらに加え、赤土の流入や海水の富栄養価などが複合的に作用して、 環境ストレスによってサンゴの白化現象 が進み、これが長期化することでサンゴは死滅してしまいます。

  • 地球温暖化の影響により絶滅速度が急激に加速し、1年間に40,000種類にのぼる
  • 人間活動による野生動物の生息地の破壊が絶滅を加速させる原因
  • 地球温暖化により雌雄のバランスが崩れたり、海面上昇や海水温の上昇につながる
地球温暖化は海面や海水温の上昇に直結するため、海で生きる動物にとって深刻な事態を招きます。以下の本では、流氷の異変とそこで生きるアザラシの赤ちゃんの様子を写真で伝えています。 created by Rinker post upper

地球温暖化から動物たちを守る取り組み

野生動物の保護

日本での具体的な取り組みとして、例えば、釧路湿原野生生物保護センターではシマフクロウ、タンチョウ等を対象とした保護活動を行っています。 リハビリテーション では、怪我などで傷ついたシマフクロウを治療、野生復帰させるために フライングケージ という施設を設置したり、リモートカメラ等で生態観察やモニタリングで生息・繁殖状況を観察し解明するための調査や普及啓発活動として自然観察会や勉強会を開催しています。

他にも、西表野生生物保護センターでは、主にイリオモテヤマネコを対象に、リハビリテーションや モニタリング 、 普及活動 を行っています。イリオモテヤマネコは約100頭しか生息していません。保護を図る上で不可欠な情報収集のために、大学等と協力して、自動撮影や臨床病理検査、交通事故防止のための説明会や街頭広報なども行っています。

温室効果ガスの削減

温室効果ガスの削減も世界を挙げて行われています。特に日本は温室効果ガス、その中でも 二酸化炭素の排出量が世界で第5位 と非常に多く、その削減が議論され、取り組みが行われています。

例えば温室効果ガスである 二酸化炭素を排出する発電施設の脱炭素化 を行い、太陽光や水力などによる再生可能エネルギー、原子力、CSSの割合を増加させる取り組みが政府主導で行われています。

  • 野生動物、特に絶滅危惧種などを中心とした保護が世界各地で行われている
  • 国全体で温室効果ガス削減への取り組み進められ2050年までに1990年比で80%以上削減の目標
  • 太陽光や水力などによる再生可能エネルギー、原子力、CSSの割合を増加させる取り組みや電気、水素を用いた次世代自動車の普及なども既に進められている

環境保護団体のグリーンピースでは、温室効果ガス削減への取り組みをおこなっています。脱炭素化や自然エネルギー100%を目指し、自然保護活動を続けています。 >>グリーンピースについて詳しく見る

地球温暖化で多大な被害を受ける動物たちを救うために、私たちにできること

個人での取り組みも大切ですが、自然保護団体へ寄付することでより大きな環境保全効果へつなげられます。どのような団体が自然保護活動をしているか気になる人は、以下の記事をご一読ください。 >>大切な自然を守りたい!寄付できる自然保護活動団体を5つ紹介

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