減衰振動を微分方程式で解く方法をわかりやすく紹介
振動現象の1つである減衰振動について,運動方程式(微分方程式)とその解法について紹介します。
速度は位置の時間微分で与えられる,すなわち \(\displaystyle v = \frac\) であるので運動方程式に代入すると \[m\frac=-kx-b\frac\] となります。ここで少し整理をしましょう。\(\displaystyle \gamma=\frac\),固有角振動数 \(\displaystyle \omega_0= \sqrt>\) とおいて移項すると \[\frac+2 \gamma \frac + \omega_0^2 x=0\] となり,これは定数係数2階微分方程式になるので,特性方程式 \[\lambda^2+2\gamma \lambda+\omega_0^2=0\] の解が
- 実数解を3つ持つ
- 重解を持つ
- 複素数の解を持つ
① 抵抗力が大きいとき② 抵抗力がばねの振動とちょうど釣り合うとき③ 抵抗力が小さい時
① 実数解を2つ持つとき(\(\gamma^2-\omega_0^2>0\)) ② 重解を持つとき(\(\gamma^2-\omega_0^2=0\))特性方程式は重解 \(\lambda =-\gamma\) を持つので,微分方程式の一般解は \[x(t)=(c_1+c_2t)e^\] となります。
③ 複素数の解を持つとき(\(\gamma^2-\omega_0^2このように,次第に振幅が小さくなりながら振動を繰り返す運動を「減衰振動」といいます。