ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聞きにゆく
ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聞きにゆく

ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聞きにゆく

短歌原文 ふるさとの訛(なまり)なつかし 停車場の人ごみの中に そを聞きにゆく 石川啄木 現代語訳 ふるさとの訛りがなつかしいなあ。電車の停車場の人ごみの中に、そのなつかしい訛りを聞きに行く。 啄木さんインタビュー 明治43年(1910年)石川啄木 24歳。 前回は啄木さんからインタビューを打ち切られ、気まずい空気にならないことを意識して、第2回インタビューにのぞみました。 ↓第1回インタビューはこちら oidon5.hatenablog.com こんばんは こんばんは 先日はお時間を頂き、ありがとうございました。啄木さんのインタビューはとても好評でした!!! ありがとうございます。今日はなに…

自分が大人になり思うことは「人間は大人になっても大きく変わらない」ということである。小さな時の自分と今の自分はあまり変わっていない。昔は大人になれば大きく自分は変わっているのだろうと考えていたが、どうもそういうものではないようだ。これが私の実感である。このように皆さんも自分の歴史をたまに振り返り、今の自分と比較してみることはないでしょうか。そして、自分の歴史を振り返ると、浮かんでくるものは「故郷の風景」である。春夏秋冬。登下校。夕焼け。両親との日々。友達と駆けた日々。これらの風景が目を閉じればたくさんの風景が広がるはずである。

さて、この歌の構成にも最後に触れてみたい。以前「短歌をつくろう」ブログで伝えたように、短歌は一首一文がよいとされる。今回の短歌は二文構成である。①「ふるさとの訛なつかし」②「停車場の人ごみの中にそを聞きにゆく」つまり「ふるさとの訛なつかし」ここで切れている。そのため二句切れである。また「人ごみのなかに」は8文字なので字余り。そして、なんといっても短歌は改行せず一行ですっと最後まで詠めることがよいとされる中、この歌は三行で表現している。望郷の思いと過去に縛られずアップデートしようとする思いが交差する歌である。