湯島御霊社|文京区湯島の神社
湯島御霊社|文京区湯島にある湯島御霊社の案内、由緒と所蔵の文化財などを東京都神社名鑑等からの引用を交えて紹介。京都の御霊神社から御分霊を賜わり、東叡山大明院様が宝永7年創建
旧く怨霊の活動を鎮めるため御霊鎮祭が行なわれるようになり、特に著名なものは貞観五年(八六三)の神泉苑での御霊会とされている。これを契機に華やかな祭礼が営まれるようになった。 奈良時代から平安時代(七一〇〜一一九二)にかけては都を中心に盛んになり近世にはいると旅の宗教家によって各地方に御霊信仰が説かれて広がりをみせるようになった。六所御霊または八所御霊の名称があるが、御霊は習合する傾向をもち中小御霊は、より強力な御霊に統合されるという教義から出た名称である。 当御霊社は縁起によると旧く御霊八所神社と呼ばれたが大正十二年に御霊神社と改めた。通俗には「畑の稲荷」と呼ばれ祭神は崇道天皇、井上皇后、他部親王、火雷神、橘逸勢、吉備大臣、文屋宮田麻呂、藤太夫人の八座で合殿に輿財恵門稲荷並に大己貴神を祀っている。 宝永七年(一七一〇)輪王寺宮の御隠殿を当所に営ませる時に上野より移されたものである。 現在の社殿は太平洋戦争により灰燼に帰したるものを戦後、仮殿として復興して、さらに令殿本社殿の建立となったものであり、例年大祭を毎年九月十八日に執り行う。(文京区・文京区観光協会掲示より)
湯島御霊社の周辺図 参考資料- 東京都神社名鑑
- 「本郷區史」