ドヴォルザーク「交響曲第9番(新世界より)」解説と名盤
ドヴォルザーク「交響曲第9番(新世界より)」解説と名盤

ドヴォルザーク「交響曲第9番(新世界より)」解説と名盤

ドヴォルザークが1893年に作曲した「交響曲第9番(新世界より)」は、彼のアメリカ時代を代表する作品です。 4楽章で構成されており、彼の最後の交響曲でもあります。 その親しみやすさから、ドヴォルザーク

第2楽章では、日本人にも耳馴染みのあるイングリッシュホルンによる主部の主題が登場します。 この主題はドヴォルザークの死後に愛唱歌(「家路」「遠き山に日は落ちて」など)として歌詞付きで編曲されています。 「遠き山に日は落ちて」 の歌詞とメロディは、日本人なら一度は必ず耳にしたことがあるのではないでしょうか。 このメロディは、静かな短い序奏の後にすぐに現れます。 耳慣れてしまっているメロディのため、なぜか懐かしい感情を覚えてしまいます。

オペラ構想中での作曲

ロングフェローは1800年代前半から後半にかけて活躍したアメリカの詩人で、この他に「ポール・リビアの騎行」(Paul Revere's Ride)、「人生讃歌」(A Psalm of Life)、「エヴァンジェリン」(Evangeline)などが代表作として知られています。 またダンテの「神曲」をアメリカで初めて翻訳した人物でもあります。

第3楽章 Scherzo. Molto vivace

第3楽章も「ハイアワサの歌」をイメージしており、ここでは先住民が踊る場面を表現したとドヴォルザーク自身が語っています。 主部と2つのトリオ、コーダからなっており、1つ目のトリオは民謡風で2つ目のトリオは西洋風に作曲されています。 コーダでは第1楽章の2つの主題が登場します。

第4楽章 Allegro con fuoco

映画「ジョーズ」そっくりのフレーズで盛り上がりをみせた後に、ホルンとトランペットが有名な第1主題を奏でます。 続いて第1主題とは雰囲気をガラリと変えて、クラリネットが第2主題を優美に演奏します。 各楽器が加わり音楽は一層華やかになりますが、やがて一度音楽は穏やかになり、展開部へと続きます。

「交響曲第9番(新世界より)」のオススメ名盤

ノリのいい大迫力の音楽というよりは、もっと奥深い何度聞いても飽きない名演が楽しめます。 ドヴォルザークと同じチェコ人であるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏が、ドヴォルザークの人柄までも表現しているように聴こえるのは気のせいではないのかもしれません。 ライブ録音ですが、雑音やノイズはそれほど気にならないと思います。

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