日本のメディアが絶対に報じない、中国・三峡ダムの真実
たびたび「決壊する」と言われた三峡ダムが何かと話題だ。しかしなぜ建設されたのか、なぜ重慶市が建設地に選ばれたのかについて、日本で論じられることはほとんどない。通俗的な見方は置いておいて、「貧困対策」としての三峡ダムの役割を検討する。
国家はインフラ建設を優先的に行い、財政移転支出などの措置を増加させることで、中西部地区〔内陸部〕と少数民族地区の成長を加速させるよう支えていきます。また、国家は西部大開発戦略を実施しようとしております。…(中略)…東部地区〔沿海部〕は改革と発展を加速させると同時に、互恵互利、優勢互補、共同発展の原則に基づき、産業移転、技術譲渡、経済援助、合同開発といった形で、中西部地区の経済発展を支持し促進させなければなりません
「戸籍格差」を抱えた農村と都市
当時重慶市の共産党書記だった汪洋氏「Photo by gettyimages」ダム地区の発展を加速させることこそが、都市と農村の一体化における重点であり、民衆を富ませ重慶の産業を振興させる上での要点であり、ダム地区における産業発展と移民の就業問題の解決に注力することを都市と農村の一体的発展における最重要任務としなければならない。
2012年までにダム地区では、優位性と特色のある産業体系を基本的に形成できるよう努力し、就業能力を有する都市移民の就業を基本的に実現させ、農村移民の余剰労働力の就業形態を基本的に転化させ、100万の移民が少しずつ豊かになり、1000万のダム地区群衆が安心して暮らせるような情況を確保しなければならない