吉野敏明先生が提唱!アトピー性皮膚炎と向き合う「四毒抜き」による体質改善
吉野敏明先生が提唱!アトピー性皮膚炎と向き合う「四毒抜き」による体質改善

吉野敏明先生が提唱!アトピー性皮膚炎と向き合う「四毒抜き」による体質改善

アトピー性皮膚炎でお悩みの方は、数多くいらっしゃるのではないでしょうか。 「もしかして、アトピーとは一生付き合

主に、小麦粉が挙げられます。小麦に含まれるグルテンの摂取量とアトピー性皮膚炎の症状には、明確な相関関係が見られます。小麦を主食としない食文化を持つ地域で、近年小麦の摂取が増えたことがアトピー性皮膚炎の発症率上昇に影響している可能性も指摘されています。次に、甘いものです。現代社会において、糖分を多く含む食品が溢れています。このような糖分の過剰摂取は、体内で炎症を促進する要因となり得ます。また、植物性の油も注意が必要です。特に、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸、パーム油、菜種油などは、体内で炎症反応を引き起こしやすいと考えられています。多くの加工食品にこれらが含まれているため、無意識のうちに摂取しているケースも少なくありません。一方で、乳製品については、これら3つに比べてアトピー性皮膚炎との関係性は薄いと考えられます。

四毒の要素影響の可能性対策の方向性小麦(グルテン)腸内環境や免疫バランスへの影響米、十割そばへの置き換え甘い物体内での炎症促進・糖化の要因砂糖を控え、自然な甘みへ植物性油炎症物質の原料(リノール酸等)揚げ物や加工油脂を避ける乳製品アラキドン酸等による影響豆乳や小魚等で代用する 家族の歴史から紐解くアトピー 教科書が語らないアトピーの注目すべき視点 先日鍼灸治療に来院された女性患者さんの話

アトピー性皮膚炎の寛解(かんかい)を目指す四毒抜き

アトピーの語源と病気の歴史 治療薬の登場と小麦の品種改良

これらの薬の登場によって、アトピーの症状を一時的にコントロールすることは可能になりました。しかし、根本的な原因は不明なままでした。このアトピー性皮膚炎が歴史に現れ始める時期と、小麦の品種改良の歴史が重なる点には、非常に注目すべきです。古代から続く小麦の品種改良は、収穫量の増加や栽培のしやすさだけでなく、近代に入ってからは特にグルテンの量を増やすことに重点が置かれました。グルテンが増えることで、パンは柔らかく、麺類はもちもちとした食感になり、加工もしやすくなったのです。この食感や加工のしやすさを追求した小麦の普及が、アトピー性皮膚炎の増加と関連している可能性は非常に高いと考えています。

アトピー性皮膚炎の地域性と「脱小麦」

アトピー性皮膚炎の発症率には、実は地域性や民族性が見られます。世界で最も発症率が高いのは日本だと言われており、これは驚くべき事実かもしれません。また、小麦の原産地から離れた地域、例えば北欧諸国やアフリカ系アメリカ人の間で発症率が高い傾向にあることも指摘されています。これは、本来小麦を主食としない食文化を持つ地域で、近年小麦の摂取が増えたことが、アトピー性皮膚炎の発症に大きな影響を与えている可能性を示唆しています。彼らの体に、急激に増えた小麦に対する適応力が追いついていないのかもしれません。

このような背景から、アトピー性皮膚炎の根本治療を考える上で、「脱小麦」というアプローチが非常に重要になってきます。西洋医学的な治療では、皮膚を清潔に保ち、ステロイド軟膏や免疫抑制剤、かゆみ止めの薬などが用いられることが一般的です。ステロイド軟膏は即効性があり炎症を鎮める効果があるのは事実です。しかし、長期使用すると皮膚が乾燥してガサガサになったり、血管が脆くなるなどの副作用も伴うことがあります。本来の健康を取り戻すためには、原因となり得る食品を食生活から見直すことが不可欠です。

根本治療へ!四毒除去と脱ステロイド

私が提唱するアトピー性皮膚炎の根本治療は、前述の通り、「四毒」の除去、特に小麦(グルテン)の完全除去が最も重要だと考えています。これは、例えるならコップに水がいっぱいになっている状態、つまりアトピー性皮膚炎が発症している状態では、ごく少量の小麦であっても症状が悪化してしまうためです。水が溢れそうなコップに、さらに一滴でも水を加えれば溢れてしまうのと同じことだと考えてください。この「四毒」とは、小麦、甘いもの、植物性の油、そして牛乳・乳製品(ただし、乳製品の影響は他の3つより低いとされています)のことです。

長年の臨床経験から、これらの食品がアトピー性皮膚炎の症状を悪化させる大きな要因となっていることが分かっています。特に小麦に関しては、完全に断つことが症状改善の鍵を握ります。しかし、長期間ステロイドを使用していた場合は、ここから「脱ステロイド」という非常に辛い時期が待っていることも事実です。この期間は6ヶ月以上かかることもあり、一時的に症状が悪化するように感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これは体が本来の姿に戻ろうとする過程であり、諦めずに続けることが大切です。

脱小麦と脱ステロイドのプロセス

小麦を完全に除去すると、早ければ最低3ヶ月で皮膚の状態に改善が見られ始めます。多くの場合、まずかゆみが治まり始め、ガサガサしていた皮膚が回復に向かっていくことを実感できるでしょう。しかし、前述の通り、長期間ステロイドを使用していた場合は、ここから「脱ステロイド」という非常に辛い時期が待っています。この脱ステロイド期には、一時的に症状が悪化することがあります。皮膚が綿を吹いたように白くなり、かさぶたのようにはがれ落ち、その下から新しい皮膚が現れるという経過を辿ることが多いです。

この時期に「悪化した」と慌ててステロイドを再開してしまうと、一時的には症状が良くなるように見えても、根本的な治癒からは遠ざかってしまいます。この辛い時期を乗り越えるために、いくつかの工夫があります。例えば、密着性の高い絆創膏(傷用パワーパッドなど)の使用は有効です。かゆい部分に貼ることで、掻きむしることを防ぎ、酸素を遮断することでかゆみを和らげることができます。特に赤ちゃんのアトピーにも有効だとされています。また、非ステロイド性のかゆみ止め軟膏も活用できます。リドカインなどの麻酔成分が含まれた軟膏を使用し、その上から絆創膏を貼ることで、かゆみを軽減することが期待できます。しかし、これらはあくまで一時的な対症療法であり、最終的には「四毒」の完全除去が必須です。

脱ステロイド期の症状と対処法

脱ステロイド期は、アトピー性皮膚炎の根本治療を目指す上で、非常に重要な、そして時に辛い期間となります。この時期には、一時的に症状が悪化することがしばしば見られます。例えば、皮膚が綿を吹いたように白く粉をふいたり、かさぶたのようにはがれ落ちたりすることがあります。しかし、これは決して症状が悪化しているわけではありません。むしろ、長年のステロイド使用によって抑えられていた皮膚の正常な代謝機能が回復し、新しい皮膚が下から現れている過程なのです。この時期に「悪化した」と慌ててステロイドを再開してしまうと、一時的には症状が良くなったように感じても、根本的な治癒からは遠ざかってしまいます。

この辛い時期を少しでも乗り越えやすくするために、いくつかの工夫があります。その中の一つに、密着性の高い絆創膏(傷用パワーパッドなど)の使用が挙げられます。かゆい部分に貼ることで、無意識に掻きむしってしまうのを防ぐことができますし、絆創膏が酸素を遮断することで、かゆみが和らぐ効果も期待できます。特に、赤ちゃんのアトピーにも有効だとされています。また、非ステロイド性のかゆみ止め軟膏も選択肢の一つです。リドカインなどの麻酔成分が含まれた軟膏を使用し、その上から絆創膏を貼ることで、かゆみを軽減する助けになります。ただし、これらの対処法はあくまで対症療法であり、脱ステロイド期を乗り越えるための補助的なものとして捉えてください。

完治には「ゼロ」を目指す覚悟

アトピー性皮膚炎の根本的な完治を目指すのであれば、「ちょっとだけなら大丈夫だろう」という甘い考えは通用しません。たとえ月に一度であっても、小麦を摂取すれば症状が改善しないケースがほとんどです。これは、アトピー性皮膚炎が発症している状態の身体は、コップに水がいっぱいになっている状態に例えられます。ほんの少量であっても、原因となる物質を摂取すれば、すぐにコップから水が溢れてしまうように、症状が悪化してしまうのです。長年の臨床経験から、私は患者さんに「完全にゼロにする」ことを厳しくお伝えしています。

未来の世代への健康のために

そして、この「脱小麦」や「四毒抜き」の知識が広く社会に浸透していくことで、将来の子供たち、ひいては次世代の日本人が、アトピー性皮膚炎に苦しむことなく、健康で幸せな生活を送れるようになることを私は心から願っています。現在の日本では、アトピー性皮膚炎に悩む子供が非常に多く、これは食生活の変化が大きな要因だと考えています。あなたがアトピー性皮膚炎を克服し、健康的で美しい肌を取り戻すことは、未来の世代へのメッセージにもなります。皆で協力し、励まし合いながら、この難病を克服し、より良い社会を築いていきましょう。

アトピー性皮膚炎と四毒抜き:実践のポイント
  • 西洋医学はアトピーに対し対症療法が主であり、根本治療が困難な場合が多い
  • 東洋医学は個体差に着目し、食生活や生活習慣を含む根本原因にアプローチする
  • 東洋医学は膨大な臨床経験に基づき、個々の症状から法則性を見出し治療法を構築する
  • 現代のアトピー性皮膚炎増加の背景には食生活の変化、特に「食原病」の可能性が高い
  • アトピー性皮膚炎と特に関連が深いのは小麦粉、甘いもの、植物性の油の「三毒」である
  • 患者の体質「証(実証・低体温・表証)」もアトピーの症状に影響を与える
  • アトピーの根本原因を解明するため、家族の食生活の歴史を辿ることが重要となる
  • 教科書ではアトピーの根本原因や完治例が明確に記載されていないことが多い
  • アトピーの語源「アトピア」は異常な状態を意味し、病気の歴史は比較的浅い
  • 近代の小麦の品種改良によりグルテン量が増加したことがアトピー増加と関連する
  • 日本や小麦を主食としない地域でアトピー発症率が高いのは「脱小麦」の重要性を示す
  • アトピーの根本治療には「四毒」、特に小麦(グルテン)の完全除去が最も重要である
  • 脱ステロイド期には一時的な症状悪化が見られるが、これは回復過程の一部である
  • 脱ステロイド期の辛い症状には絆創膏や非ステロイド性軟膏が対処法として有効である
  • アトピー性皮膚炎の完治には、原因物質を「完全にゼロにする」強い覚悟が必要不可欠である

※重要: 本記事で紹介する食事法や考え方は、体質改善を目的としたものであり、特定の医療効果を保証するものではありません。現在治療中の方、特に脱ステロイドを検討されている方は、急激な中断によるリスクを避けるため、必ず専門医や信頼できる医療機関の指導のもとで慎重に行ってください。

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